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引越しをするときに部屋の掃除はどこまでする?場所ごとの掃除方法や新居のお手入れポイントを解説

引越しをするときに部屋の掃除はどこまでする?場所ごとの掃除方法や新居のお手入れポイントを解説
掃除・洗濯|2025.03.31

引越しをした後には一般的に大家さんがハウスクリーニングを依頼することが多いため、退去時のお掃除は不要と思っている方も多いでしょう。しかし、実際にハウスクリーニングが入るケースが多いものの、自分でお掃除をしてから退去する方がトラブルを避けられ、かつ敷金が戻ってくる可能性も高まるので、お掃除しておくことをオススメします。

 

本記事では、引越しをするときのお掃除方法について詳しく解説します。場所ごとにどこまでお掃除すればよいのかにも触れているため、これから引越しをする方はぜひ最後までご覧ください。

まずは知っておきたい「敷金」のコト

引越しのお掃除方法を知る前に知っておきたいのが、敷金のことです。入居時に支払う敷金には、家賃を滞納してしまった際の保証金に充てられる役割の他、入居者である借主が部屋を汚したり、損傷させたりしてしまった際に充てる補修費用の役割があります。

 

基本的に、借主の不注意や過失による損傷が少なければ修繕費用が安く済むため、敷金は一部が返還されることがあります。ただし、実際のところ原状回復の目的に基づいて修繕を行った後、敷金が戻ってくることはあまりありません。これは、敷金に関する民法上の規定があるものの、判断の基準があいまいで個人によって異なってしまうことが1つの原因とされています。また、敷金以上の費用がかかると、超えた分を借主が負担することもあるので注意が必要です。

トラブルを回避するためには契約書を確認しよう

敷金の超過分請求など、トラブルを回避するためには契約書の確認が重要です。

 

本来、原状回復とは借り始めた当時の状態に戻すことではなく、日常生活の使用を超えるような損耗を修繕することを目的としています。例えば、畳の日焼けや設備の経年劣化などは日常生活で発生する汚れや傷の範疇です。これは国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にも明記されています(※)。

 

一方、借主の不注意や過失による汚れや破損などの原状回復にかかる費用は入居者が負担しなければなりません。また、契約書に「原状回復の費用や退去時のハウスクリーニングの費用は借主負担」と記載されていた場合は、契約書が優先される可能性があります。気になる方は一度ご自身の契約書を確認して、敷金や退去時の費用に関する記載を確認してみてください。

 

※参考:国土交通省.「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」

賃貸物件を退去するときに掃除は必要?

結論から述べると、お掃除は必須ではありません。ただし、前述のとおり修繕が必要かは個人の判断にゆだねられている部分もあるため、お掃除してから退去することで、敷金が少し多めに返金される可能性もあります。また、返金の有無に関わらず、新生活を気持ちよくスタートするためにも、これまでの感謝の気持ちを込めて、退去時にはできる限りお掃除しておくことをオススメします。

賃貸物件を退去するとき、部屋のお掃除はどこまでするのが良い?

賃貸物件の退去

賃貸物件を退去する際、日常的なお掃除はもちろん、以下の場所もお掃除しておきましょう。

  • キッチン
  • トイレ・洗面所
  • 壁紙
  • 窓ガラス
  • フローリング
  • 浴室

目立つ汚れや目につきやすい場所はもちろん、冷蔵庫の裏や洗濯機の下の防水パンなど、家具や家電があって普段はお掃除をしにくい場所も、これを機にキレイにしておきましょう。退去時にお掃除しておきたい箇所や、どのような汚れがあるのかを紹介します。

1. キッチン

キッチンは料理のときの油汚れ、シンクの水アカが気になる場所です。特にシステムキッチン以外は、ガスコンロの隙間に油汚れが蓄積されていることが多くあります。

 

原状回復をめぐるトラブルとガイドラインによると、過去には排水トラップの部品が、借主負担で交換になったケースもあるため、日頃からお手入れしている目につきやすい部分だけではなく、隙間や排水口周りもできる範囲でお掃除すると良いでしょう。

2. トイレ・洗面所

トイレ・洗面所については、便器や洗面台の表面はもちろん、便器の裏や壁、鏡の周りにも汚れがつきます。便器は普段からお掃除をしていないと、汚れが落ちにくいことがあるので注意が必要です。カビ汚れや腐敗などが原因でクロスや床の張替えを行うと、借主負担になったり貸主と折半して費用を負担したりするケースもあるため、日頃からできる限り汚れを落としてキレイにしておくことが大切です。

3. 壁紙

壁紙は、飲み物などが何らかの形で付着した際に放置すると、シミになってしまいます。基本的には早めにお掃除することが望ましいですが、時間が経ってしまっていても水溶性の汚れであればお掃除で落とせる可能性はあります。キッチン周りの壁紙はもちろん、飲食する部屋にも汚れがないか確認しましょう。

 

また、タバコを吸っている場合、ヤニ汚れで壁紙は黄ばみます。黄ばみの範囲にもよりますが、基本的に自力ですべて落とすのはかなり難しいです。賃貸において自分で壁紙を張り替えることは禁止されているため、修繕費用を支払うのが無難かもしれません。

 

なお、物の運搬時など、事故によって壁に穴が空いてしまった場合は、火災保険で修繕費用を請求できる可能性があります。気になる方は、契約している火災保険の内容を確認し、火災保険会社に問い合わせてみてください。

4. 窓

窓は、内側よりも外側が汚れやすくなっています。窓の外側にはホコリや土、花粉や排気ガスの成分などが付着しています。窓は汚れやすいため、定期的にお掃除しておくのが理想です。網戸や窓枠、物件によっては雨戸(シャッター)などの汚れや傷がないかも確認してください。窓にカビ防止シールや結露防止シールなどを張っている場合は、剥がしておきましょう。

5. フローリング

フローリングは張り替え費用が高額になるため、キレイにお掃除しておきたい箇所の一つです。フローリングは、経年劣化による色落ちであれば貸主負担になるものの、不注意で雨が吹き込んだり飲み物をこぼしたりした際の色落ち・汚れは借主負担になりやすいです。フローリングに付いたカビ汚れもトイレと同様、借主が掃除を怠ったことによる汚れと判断されやすいので、基本的には日々のお掃除が大切ですが、もし回復が見込める汚れの場合には、引っ越し前にキレイにしておきましょう。

6. 浴室

浴室は、湿度が高いため黒カビが繁殖しやすく、皮脂汚れや排水口のぬめりが目立ちます。鏡やゴムのパッキンなどもよく見て、カビやぬめりが残っていないかチェックしましょう。浴室用のカビ取りスプレーを使用する際は、換気をしっかり行うことが大切です。

退去時の掃除方法

ここでは、先ほど紹介した箇所の具体的なお掃除方法を簡単に解説します。これからお掃除をする方は、参考にしてください。

  • キッチン
  • トイレ
  • 壁紙
  • 窓ガラス
  • フローリング
  • 浴室

1. キッチン

キッチンの汚れは、主に以下の3つに分けられます。

  • ガスコンロ・IHクッキングヒーター周辺
  • レンジフードファン(換気扇)
  • シンク

場所によって、お掃除方法が異なるため、それぞれの手順を確認しましょう。

ガスコンロ・IHクッキングヒーター周辺

ガスコンロやIHクッキングヒーター周辺の汚れの原因は、油や調味料などさまざまなものが考えられます。そのため、軽い汚れはぬるま湯を含ませて固く絞ったスポンジでお掃除し、落ちない場合は台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませて拭きましょう。

 

IHクッキングヒーターの頑固な汚れには、クリームタイプのクレンザーを少量付けて丸めたラップで軽くこすってみてください。クレンザーは細かい粒子状の研磨材で汚れを削って落とす洗浄剤のため、スポンジよりもラップを使うことで、粒子がしっかりと汚れに接触して落としやすくなります。ただし、汚れを削る分、傷の原因にもなりますので、素材の状態も見ながらやさしく行いましょう。コンロ周辺がステンレスの場合、筋方向(横)ではなく縦方向にこすると傷が付いてしまうおそれがあるので注意してください。

 

最後に固く絞った布巾でしっかり水拭きして、汚れや洗剤が残らないようにしましょう。細かい部分は古い歯ブラシで擦るのも、汚れを落としやすく効果的です。ガスコンロやIHクッキングヒーターを、日頃からお掃除をしておくことで、時間をかけずに汚れを落とせます。

 

ガスコンロやIHクッキングヒーターのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

レンジフードファン(換気扇)

レンジフードファン(換気扇)も基本的には中性洗剤の使用がオススメです。まず換気扇をお掃除する際は、電源プラグを抜くか分電盤のブレーカーを切った上でフィルターや油受け、ファンなどを分解して取り外しましょう。換気扇の外し方やどのパーツが自分で洗えるかは、換気扇の種類によって異なります。必ず各製品の取扱説明書に従って、作業してください

 

作業を始める前にコンロ周辺やシンクを新聞紙で覆っておくと、換気扇からの汚れが付くのを防げます。ただし、火事の原因となりますので、必ずガスの元栓を閉めた状態で行ってください。

 

パーツを洗う際は、40℃以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かします。頑固な汚れが付いているときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に2~3時間ほどつけ置きしておくとよいでしょう。汚れが落ちたら水で念入りにすすぎ、キッチンペーパーや乾いた布でしっかり水気を拭き取ります。水分が残っていると故障やカビが繁殖する原因となるので、必ずよく乾かしてから戻すようにしましょう。

 

レンジフードファンのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

  • レンジフードの効果的な掃除方法は?具体的な手順と注意点をご紹介
  • シンク

    シンクは、水道水に含まれているミネラル成分が原因でできる「水アカ」が目立ちます。こうした水アカを落とすには、酸性の洗剤やクエン酸、お酢などが効果的です。お酢はニオイが強く、同程度の濃度ならクエン酸の方が強い酸性を示すため、クエン酸がオススメです。

     

    200mlの水に小さじ1杯のクエン酸を入れた、クエン酸水を作り、乾いたシンク全体に吹きかけ、数分放置してからメラミンスポンジ等でこすり、最後に流水でよくクエン酸をよく洗い流してください(メラミンスポンジは研磨作用があるので、コーティングされた場所やステンレス・金属などへの使用は避けましょう)。シンクが濡れている場合には、クエン酸濃度が下がってしまうため、少し多めにクエン酸を使っても大丈夫です。

     

    水アカが落ちにくい場合は、少しクエン酸を多めにしたクエン酸水を作り、乾いたシンクに吹きかけ、ラップをして15分〜30分程度つけ置きしましょう。クエン酸水が乾いてしまうと化学反応が進まないため、長時間放置する際はラップをすることで、汚れに密着し、乾燥を防ぐことができます。ただし、あまり長い時間クエン酸にさらすと、逆に落ちにくい汚れになってしまう場合があるため、30分程度に留めましょう。そのままメラミンスポンジ等でやさしくこすり、流水でよくクエン酸を洗い流します。最後に、新しい水アカ防止のため、キレイな布巾で水分をしっかりと拭きあげればお掃除終了です。

     

    シンクの水アカのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

    2. トイレ

    トイレのお掃除では、便器ブラシと除菌アイテムを用意しましょう。また、便器用お掃除シートがあると便利です。便器用お掃除シートがない場合は、キッチンペーパーなどにアルコールをかけたものでも問題ありません。

     

    トイレをお掃除する順番は便器、壁、床の順がオススメです。基本的には上から下ですが、便器のお掃除の際に壁や床に水分や汚れが飛び散ることがあるため、便器からお掃除すると良いでしょう。便器については、以下の手順でお掃除していきます。

    • 便器タンク→便器→便器の中→便器の外

    便器をお掃除する際は、便座部分だけではなく、シンクやレバーもしっかりと拭きましょう。さらに、便器のフチの裏側もチェックしてください。壁に関しては、汚れが目立つ部分だけで問題ありません。床については、ホコリが目立つ場合は乾拭きし、その後ウェットタイプのトイレ用お掃除シートでしっかりと拭きましょう。

     

    トイレのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

    3. 壁紙

    壁紙は張り替えができないものの、拭き上げてある程度キレイにすることはできます。キッチン周りの壁紙には、油や調味料、ホコリなどが付着しています。お子さまがいる家庭ともなれば、ペンやクレヨンが付いていることもあるかもしれません。

     

    まず、壁紙のお掃除では、水が使用できるかを確認する必要があります。水が使えない部分では、水拭きは避けるようにしてください。それぞれの汚れは、以下のもので落とすことが可能です。

    汚れの種類 用意するもの
    手アカ(皮脂汚れ) アルカリ電解水
    アルカリ電解水
    ペン 水性:水で濡らしたクロスやスポンジ
    油性:原液の消毒用エタノール
    クレヨン ジェルタイプ・リキッドタイプのメイク落とし
    カビ 漂白剤
    タバコのヤニ アルカリ電解水

    4. 窓ガラス

    窓ガラスは、外側と内側で多く付着している汚れの種類が異なる場合が多いです。ガラスの内側には、タバコのヤニや油汚れ、ホコリなどがつきやすいです。一方で、ガラスの外側には花粉や泥、車などの排気ガスが付着していることが多いでしょう。

     

    窓ガラスのお掃除方法としては、水拭きが基本です。雑巾は繊維が残りやすいので、新聞紙などを使用し、乾ききらないうちに乾拭きしましょう。やわらかいスポンジで全体をやさしくこすり洗いした後、スクイージー(水切り)で仕上げるのもオススメです。スクイージーを使用する際も、隅の細かい部分は新聞紙等で乾拭きすると良いでしょう。

     

    もし、汚れが落ちにくいようであれば、メラミンスポンジにたっぷりと水を含ませて優しくこすり洗いしましょう。ただし、メラミンスポンジは汚れを削り落とすので、樹脂フィルムなどが貼られていたり、曇り止め加工(コーティング)が施されていると、機能が損なわれてしまうため、使用しないでください。

     

    手アカや油汚れが落ちない場合は、アルカリ電解水を使ったスプレーを使ってみてください。サッシの部分は、歯ブラシやハケを使用するとお掃除しやすいです。

     

    窓ガラスのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

    5. フローリング

    フローリングのお掃除方法は、フローリングの種類によって異なりますが、掃除機で髪の毛やホコリを吸い取った後、水アカや固着した汚れを固く絞った雑巾で水拭きして落とすのが基本です。最後に全体を固く絞った雑巾で水拭きして細かい汚れを除去します。ただし、オイル塗装のフローリング等は、水分やクリーナー成分が染み込みやすいため、水拭きや洗剤の使用は避けましょう。

     

    フローリングのお掃除方法については、以下の記事でも詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

    6. 浴室

    浴室には、さまざまな汚れがあります。例えば、代表的な汚れは以下の通りです。

    • ピンク色のぬめり
    • 黒カビ
    • 石鹸カス
    • 水アカ
    • 皮脂汚れ

    お風呂のお掃除の場合、まずはお風呂掃除用の洗剤を使用して全体をお掃除しましょう。頑固な汚れには、汚れに合わせて専用の洗剤やクエン酸等を使用してください。

     

    例えば、頑固なカビ汚れに関しては、塩素系の洗剤や漂白剤が効果的です。また、水アカなどの無機の汚れについては、クエン酸や酸性の洗剤が効果的です。ただし、これらは絶対に同時に行わないでください。塩素系の洗剤と酸性の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。高濃度の有毒ガスを多量に吸うと中毒が起きる恐れもあり大変危険です。クエン酸やお酢も酸性のため、塩素系の洗剤や漂白剤とは絶対に一緒に使わないようにしましょう。また、片方を使用してすぐにもう片方を使用する場合も、排水口などに成分が残っている可能性があるため、できれば日を改めるのが理想です。

     

    なお、落ちにくい汚れは、洗剤をつけてラップをし、しばらく放置するのが効果的ですが、長時間放置しすぎると素材が変色したり、逆に落としにくい汚れに変性してしまう場合もあります。そのため、一晩など長時間のつけ置きには注意してください。

     

    浴室や落としにくい鏡のウロコ汚れのお掃除方法については、以下の記事で詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

    退去時の掃除でトクをするコツは?

    退去時の掃除

    退去時のお掃除によって、敷金を多く返金してもらえる場合があります。お掃除のコツは、目立つ汚れを中心に、傷にならないように落とせる汚れはできるだけ落としきることです。中には頑固な汚れを落とせる洗剤もありますが、変色をしたり傷が付いたりするものもあります。そうなると、せっかくのお掃除が無駄になってしまうため、無理のない範囲でお掃除しましょう。

    不要なものの処分方法

    少し手間はかかりますが、不要なものでも以下の方法でおトクに処分できる 可能性があります。

    • オークションサイトでの売却
    • フリーマーケットでの売却
    • リサイクルショップでの売却
    • 知人に譲る

    価値のあるものであれば、オークションサイトで高く売れる可能性があります。また、リサイクルショップの場合は、金額がつかないとしても無料で引き取ってくれるところがあります。特に家電や大型の家具などは、廃棄するのにもお金がかかるため、まだ使えるものであれば売却・譲渡についても検討すると良いでしょう。地元の方に譲るサイトなどもあり、上手に活用すれば引越し費用や新生活に必要なアイテムの買い足しに充てられます。

    入居する部屋、新築の部屋も掃除したほうがよい?

    新居の部屋の掃除

    新築の部屋も含め、入居直前にはお掃除しておくのが望ましいです。基本的に入居前にはハウスクリーニングが行われていますが、入居までの期間が空くと、ホコリが溜まっていることもあります。また荷物がない状態であれば、お掃除がしやすいです。

     

    また、お掃除をするときのポイントとして、以下の項目を押さえておきましょう。

    • 壁・床を拭きあげる
    • 水回りのお掃除・汚れ防止対策
    • 害虫対策

    家具がない状態は、壁・床を掃除する絶好のチャンスです。気になる汚れがあればこの機に除去しておきましょう。また、水回りの汚れ防止対策や害虫対策を行っておくこともオススメです。例えば、浴室であれば防カビ対策をしておくと、カビが生えにくくなります。キッチンでも、汚れが溜まりやすい溝を埋めるグッズなども販売されているため、試してみると良いかもしれません。害虫対策も、周囲の環境や階数によっては害虫が発生しやすいことがあるため、苦手な方は早めに対策しておきましょう。

    入居前の部屋の様子を写真に納めておく

    入居する部屋をお掃除する前に、入居前の部屋の様子を写真に納めておくことも大切です。過去に入居者がいた場合は、部屋に傷がついている可能性があります。そうなると、たとえ前の入居者がつけた傷だとしても、退去時に修繕費用を請求されてしまう可能性があります。入居前の部屋の様子を写真に納めておけば、身に覚えのない退去費用を請求されることを防ぐことに繋がります。どこにどのような傷があるのか、撮影日時が分かるように念のため記録を残しておくと良いでしょう。

    引越し時の退去費用を抑えるためには事前のお掃除が大切

    本記事では、引越しに当たってお掃除は必要なのか、どの程度お掃除をするべきなのかを解説しました。賃貸物件では、退去時に敷金がクリーニング費用や修繕費用に充てられます。入居時に敷金を支払っていて、大きな損傷がなければ、一部が返金される可能性がありますが、どの程度の修繕が行われ、どの程度の返金がなされるかは、部屋の状態や管理会社の判断、契約書の内容によって大きく異なるため、一概には言えません。敷金や退去時の自己負担が気になる場合は、まずお持ちの契約書の内容を確認するようにしましょう。そして、退去時は無理のない範囲でお掃除をして、なるべくキレイにしておくのが望ましいです。

     

    また、汚れは長期間放置するほど落としにくくなる場合が多いため、基本的には日頃のお掃除が重要です。自分でお掃除をすることが難しい方や時間がない方は、家事代行サービスのご利用などもご検討ください。また、数年に一度はハウスクリーニングを利用して、できるだけ取り返しのつかない汚れ(色素沈着など)を防ぐことが大切です。

     

    三菱電機では、地域限定でハウスクリーニング家事代行サービスも提供しています。三菱電機のハウスクリーニングでは、エアコンクリーニングはもちろん、キッチン、浴室、洗面所などのお掃除にも対応しています。ハウスクリーニング・家事代行とも、Webでいつでもご依頼いただけますので、対応エリアにお住まいの方はお気軽にご利用ください。

     

    家電やサービスなどもうまく活用しつつ、キレイを維持して引っ越し前後とも気持ちの良い毎日を過ごしましょう。

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