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5分でできる!窓ガラスがキレイになる掃除方法を解説

5分でできる!窓ガラスがキレイになる掃除方法を解説
掃除・洗濯|2024.01.22

窓ガラスを常にキレイな状態にするには、小まめなお掃除が必要不可欠です。とはいえ、窓の拭き掃除は大がかりな上に頑固な汚れが多く大変なイメージがあるので、年末や時間がある際などにまとめてお掃除する、という方も少なくないでしょう。
 
本記事では、忙しくてなかなか窓ガラスをお掃除できないとお悩みの方に、窓ガラスを簡単にキレイにする方法やオススメの道具をご紹介します。窓ガラスが汚れる原因や窓ガラス以外の汚れをお掃除する方法も説明しているので、ぜひ参考にしてください。

窓ガラスの汚れは内側と外側で大きく異なる!

窓ガラスの汚れの原因は、内側と外側で異なります。ここでは汚れの原因を内側・外側ごとに解説します。

窓ガラスの内側:手アカやヤニが主な原因

室内側の内側の汚れは、手アカやヤニ、ホコリなどが主な原因となります。汚れや脂肪分が付いた手で窓ガラスに触れると、触れた部分に空気中のゴミやホコリが付着しやすくなります。見た目はキレイでも、手には汗や脂肪分、アカなど、目に見えにくい分泌物等も付着していることが多いため、素手で窓ガラスを開け閉めすると、窓ガラスが汚れる原因となります。
 
また、室内で喫煙される方がいる場合、タバコの煙に含まれるヤニ(タール)も汚れの原因の一つとなります。タールは粘性が強く、窓ガラスなどに付着・堆積すると黄ばみが目立つようになります。タバコの煙は部屋中に拡散されるため、タバコを持った手で窓ガラスに触れなくてもヤニ汚れが付着してしまいます。
 
キッチンの近くにある窓ガラスには、料理の過程で飛散した油汚れが付きやすい上、レンジフードの下でタバコを吸われる場合、ヤニ汚れも付着していることが多いです。汚れを放置すると、両方の汚れが混ざり合い、頑固な汚れになることがあるので要注意です。

窓ガラスの外側:雨水や排気ガス・土埃が主な原因

窓ガラスの外側の汚れは、雨水や車の排気ガス、土埃、花粉や黄砂などが主な原因です。雨水には大気中の汚れが含まれているため、水滴が乾くとガラスの表面に汚れだけが残ってしまうことがあります。また、自宅が道路に面している場合、路上を走る車が排出するガスが窓ガラスに付く場合もあります。排気ガスには粒子状物質等も含まれているため、汚れの原因となります。
 
他にも、風で舞い上がった土埃や、遠くから飛んできた花粉・黄砂が窓ガラスに付着するケースもあります。これらの汚れは付着直後だと比較的落としやすいものの、長期間経過したり、雨水などで濡れたりすると落としにくくなってしまうことがあるため、早めの対策が必要です。

【5分で完了】窓ガラスをキレイに拭く方法とオススメ道具5選

窓ガラスの内側・外側を問わず、窓ガラスをキレイにするなら、便利な道具を使って、効率良く拭き掃除するのがオススメです。ここでは面倒な窓ガラスのお掃除を手早く完了できる方法と、オススメの道具を5つピックアップしてご紹介します。

水切りに便利な「スクイージー」

スクイージー
スクイージーとは、窓ガラスなどの水切りに用いられるT字型の道具のことです。ブレードと呼ばれる横棒にはゴムが装着されており、ガラスに密着させた状態で滑らせれば、表面の水滴をキレイに取り除けます。
 
使い方としては、まず窓ガラスを水で濡らしたスポンジでさっと拭き上げます。汚れがひどい場合は、窓ガラス専用の洗浄剤を吹きかけてからお掃除しましょう。窓ガラス全体を拭いたら、スクイージーを使って表面に残った水と洗浄剤をしっかり切ります。スクイージーは窓に密着させながら垂直に下すように使用するのがポイントです。
 
水平方向に移動するときは、使用した箇所と2~3cm程度重なるようにずらしていくと、全体の水気がキレイに切れます。ガラス表面の水分には汚れが含まれているため、スクイージーでまとめて除去すれば跡も残りにくいです。
 
なお、お掃除でスクイージーを使用すると窓周辺に水が落ちやすいので、あらかじめタオルなどを敷いておくとよいでしょう。スクイージーの中には、持ち手部分がタンクの役割を兼ねており、拭き取った水を回収できるタイプもあるので、このタイプを使用するのもオススメです。

頑固な汚れも落としやすい「メラミンスポンジ」

メラミンスポンジ
メラミンスポンジとは、メラミン樹脂から作られたスポンジのことです。多孔性で、きめ細かい網目状の構造をしており、硬度が高いため、メラミンスポンジでお掃除すると頑固な汚れも削り落としやすくなります。
 
メラミン自体は硬い樹脂ですが、細かく発泡させることで柔軟性を持たせています。そのため、窓ガラスのお掃除にメラミンスポンジを使っても、メラミンスポンジ側が崩れて、窓ガラス側の表面は傷付きにくくなっています。ただし、汚れを削り落とす仕組みのため、表面がコーティングされていたり、フィルムが貼られたりしている窓ガラスに使用すると、それらの機能が低下する恐れがあります。メラミンスポンジを使うときは、窓ガラスにくもり止めや防汚などの特殊加工が施されていないかどうかをしっかり確認しましょう。
 
メラミンスポンジを窓ガラスのお掃除に使うときは、適量の水分をスポンジに含ませた状態で、やさしくこすり洗いしてください。後は、マイクロファイバーで乾拭きするか、スクイージーで水分を取り除きます。メラミンスポンジは小さくカットして使うのが基本です。窓全体のお掃除に使うよりも、汚れが気になる部分を中心にピンポイントで使いましょう。

汚れ取りにも仕上げにも便利な「新聞紙」

雑巾などで窓ガラスを拭くと、繊維が残ってしまうことがありますよね。新聞紙の場合は繊維が残りにくい上、コピー用紙などに比べると繊維が粗いため、汚れを絡め取りやすいです。また、印字に使われているインクには油分が含まれていることが多く、ツヤを出す効果も期待できます。汚れがひどい場合、雑巾などで掃除すると、すぐに雑巾自体が汚れてしまいますが、新聞紙は使い捨てで小まめに別の新聞紙に替えられる点も便利ですね。低コストで窓ガラスの汚れをしっかりと取り除きつつ、キレイに磨き上げられる点が新聞紙を使ったお掃除方法のメリットです。
 
新聞紙を窓ガラス拭きに使うときは、まず新聞紙を半分にカットし、くしゃくしゃに丸めます。窓ガラス一枚を拭き上げるには複数の新聞紙が必要になるので、予め新聞紙の玉をいくつか作っておくとよいでしょう。また、窓ガラスの汚れがひどい場合には、予めホウキなどで表面の硬い汚れを掃っておくと、キズなどを予防できます。
 
次に、ゴム手袋などを着用して、丸めた新聞紙をぬるま湯に浸し、軽く絞ってから、窓ガラスをカタカナのコの字を描くようなイメージで上から下に向かって拭いていきます。その後、濡れた部分が乾かないうちに、濡らしていない新聞紙を使って同じ要領で窓ガラスを乾拭きします。この際、乾拭きする前に窓ガラスが乾いてしまうと、取り切れていない汚れが残ってしまうため、一度に窓ガラスすべてを拭こうとせず、小まめに水拭きと乾拭きを繰り返すことをオススメします。この一連の動作を5分ほど全体に繰り返すと、窓ガラス全体をキレイに磨き上げることが可能です。
 
不要になった新聞紙を使うだけなので、新しく道具を用意する必要もなく、何よりコストを省けるところが利点ですね。近年は新聞紙の発行部数が減少傾向にありますが、ご家庭に不要になった新聞紙がある場合には、ぜひ活用しましょう。

使い捨てに便利な「キッチンペーパー」

ベランダ側の窓ガラスや出窓などは、鳥のフンが付きやすく、嫌な思いをすることも多いですよね……。目立ちますし、外側とは言え、衛生的にも良くないので、早めにお掃除したい場所です。窓ガラスに付着してしまった鳥のフンは、新聞紙やキッチンペーパーなどを使ってお掃除します。すでにフンが乾燥してしまっている場合は、フンに水をかけ、ふやかしてから除去しましょう。フンを拭き取ったら、窓ガラスにエタノールスプレーを吹きかけて、再び新聞紙やキッチンペーパーで拭き掃除をします。
 
なお、鳥のフンには病原菌が含まれている可能性があるので、素手での作業は控え、必ず使い捨てのゴム手袋などを着用しましょう。また、お掃除後はしっかりと手を洗うようにしてください。また、キッチンペーパーや水だけでフンを取り除けたとしても、仕上げにはエタノールを使用し、消毒することが大切です。ただし、窓にコーティングなどがなされている場合には、エタノールが悪影響を及ぼす恐れもありますので、念のため取扱説明書などをよくご確認ください。

角の細かい汚れ落としに便利なやわらかい「ブラシ」

窓の角などの細かい部分の汚れ落としには、やわらかいブラシがあると便利です。やさしく、掃ったりかき出したりするようにブラシを動かして汚れを落としましょう。キズの原因となりますので、くれぐれも硬いブラシを使ったり、力強く擦ったりしないようにしてください。頑固な汚れはあらかじめ窓ガラス専用の洗剤を吹きかけてからやさしく落としてみましょう。

窓ガラス以外の周辺の汚れを掃除する方法

窓ガラスを拭くときは、ガラス以外の部分もまとめてお掃除してしまいましょう。ここでは窓ガラス以外の代表的な3箇所の汚れをお掃除する方法を説明します。

網戸

網戸をお掃除する際は、外して水洗いができると良いのですが、大きな網戸の付け外しは労力がいる作業ですし、スペースも必要なため、掃除自体をおっくうに感じてしまう方も多いと思います。ここでは、網戸を外さずにキレイにお掃除する方法をご紹介します。
 
まずは、大まかなホコリなどを取るために、掃除機で全体をお掃除しましょう。掃除機に付属している毛ブラシなどのアタッチメントを利用して、やさしく目につく汚れを掻き出すように全体をサッとお掃除します。この際、網戸を傷めてしまう可能性があるため、くれぐれも掃除機のヘッドを強く押し付けないように注意しましょう。
次に、水を含ませてきちんと絞った雑巾を2枚用意し、両側から挟み込むように水拭きします。掃除機だけでも大まかなホコリは取れますが、網戸には、窓ガラス同様に様々な汚れが付着しているため、掃除機だけでなく、水拭きまで行うことをオススメします。
 
網戸が大きくて挟み込むには手が届かない場合、片面ずつコの字を描くように上から下に向かって雑巾を動かしながら水拭きしましょう。汚れが少ない内側から、外側の順でお掃除するのがオススメです。
 
なお、網戸を水拭きするときも、あまり力を入れすぎないように注意してください。網戸のネットはデリケートなため、強い力を込めてこするとネットが伸びたり破れたりする恐れがあります。

サッシ

窓のサッシは皮脂汚れや土埃などが多いので、雑巾を使って水拭きと乾拭きを行います。まず、水拭きで皮脂や土埃を取り除いてから、乾いた雑巾で水気を拭き取って仕上げましょう。サッシの一部であるサンのお掃除は、溝の部分に詰まったゴミやホコリなどをホウキやハケ、掃除機の毛ブラシなどで取り除きます。目立つ汚れがある場合はサッシと同じく、雑巾で水拭きしましょう。
 
頑固な汚れが目立つときは、ペットボトルなどに入れた水を少しずつ流しながら、やわらかいブラシを使ってこすり洗いすると落としやすいです。サッシの角など細かい部分は、ブラシ部分が細い使い古しの歯ブラシなどを使ってお掃除すると効率的です。
 
水を流すときは、ホウキやハケ、掃除機の毛ブラシなどで汚れを取り除いた後にしましょう。汚れが残った状態で水をかけると、ホコリやゴミが水を吸って粘性を帯び、落としにくくなってしまうので要注意です。

ガラス枠

ガラス枠
窓ガラスに枠が付いている場合は、枠に積もったホコリやゴミをホウキ、ハケなどではらいます。掃除機やハンディクリーナーなどで、直接ゴミを吸い取ってもよいでしょう。窓枠の角など細かい部分は使い古しの歯ブラシを使ってこすり洗いすると、ゴミをかき出せます。
 
ざっとゴミを取り除いたら、濡らした雑巾で窓枠を拭いていきましょう。汚れがこびり付いている部分は、ブラシなどでこすって落とします。仕上げに乾いた雑巾で乾拭きすれば完了です。

窓掃除に関するよくある質問

窓ガラスの掃除をする際によくある疑問・質問を3つピックアップして紹介します。

窓掃除で外側に手が届かない場合は?

2階の窓ガラスの外側など、なかなか手が届かない場所をお掃除するときは、柄の長いお掃除道具を活用しましょう。例えば、柄の部分が伸縮するタイプや柄の長いタイプのワイパーを使えば、室内側からでも外側の窓ガラスをお掃除できます。
 
最近では、窓に貼り付けるタイプのお掃除ロボットも登場しているようです。窓ガラスにロボットを貼り付け、スイッチを押せば自動でお掃除してくれます。リモコン付きのタイプもあり、遠隔操作すれば窓を隅々までお掃除できるタイプもあるようなので、柄の長いお掃除道具を使ってもお掃除が難しいという場合には、活用を検討しましょう。
 
他にも、ジェット噴射により窓の汚れを落とす高圧洗浄機を使ってお掃除する方法もあります。
 
届かない場所に無理やり手を伸ばしたり、脚立や踏み台などを使って作業をしたりすると、怪我をする原因になるため、くれぐれも無理をしないことが大切です。

窓掃除でオススメの洗剤は?

窓ガラスのお掃除では、基本的に中性洗剤を使用しましょう。簡単な汚れであれば、家中に使える中性マルチクリーナーで対応できます。なお、マルチクリーナーには液体タイプとシートタイプがあります。窓ガラスをお掃除する際は洗浄力が高く、かつ上向きに噴射できる液体タイプがオススメです。
 
窓ガラスの汚れがひどい場合は、窓ガラス専用の洗剤を使用しましょう。鳥のフンや、頑固な油汚れなどが付いている場合は、研磨剤入りの洗剤を使うのも有効です。ただし、研磨剤入りの洗剤はガラスを傷付けてしまう可能性やコーティングの機能を低下させてしまう可能性もあります。使用するときは洗剤の用法や窓ガラスの取扱説明書をよく読み、正しい方法でお掃除するよう心掛けましょう。お掃除の後、汚れの付着を防止したい場合は、コーティング成分入りの洗剤を使う方法もあります。
 
このように、ニーズによって洗剤の選び方は異なります。窓ガラスの状態や目的に応じて、適切な洗剤を選びましょう。

窓ガラスの頑固な汚れはどうやって落とせば良い?

窓ガラスに頑固な汚れがこびり付いている場合は、前述したメラミンスポンジを使用するか、重曹水またはクエン酸水を使ってお掃除する方法があります。
 
手アカや皮脂などの汚れには、重曹水を使うのがオススメです。重曹(炭酸水素ナトリウム)は食用にも用いられる自然由来の素材で、お掃除でも役立ちます。重曹水は、水100mlに対して小さじ1の重曹を溶かして作ります。使い方は普通の洗剤と同じで、まずは窓全体に重曹水をスプレーしましょう。その後は固く絞った雑巾で水拭きして、さらに乾いた雑巾で丁寧に拭きます。
 
一方、窓のくもりや水アカを落としたい場合は、クエン酸水が有効です。クエン酸とはレモンやオレンジなどの柑橘類に含まれる酸味成分のことで、酸性の性質を持っています。窓ガラスの水アカ汚れは複合的な原因が考えられ、雨水に含まれる砂や埃などの他、以前のお掃除で水拭きした際の水道水に含まれる炭酸カルシウムなどの成分が原因の可能性もあります。炭酸カルシウムなどの無機物が原因の汚れの場合、特定の酸を反応させると汚れを落としやすくすることができるため、クエン酸水を活用することで落ちにくい水アカ汚れを落とすことができる可能性があります。
 
クエン酸水は水100mlに対して小さじ1/2のクエン酸を混ぜて作ります。濃さは汚れの度合いに応じて調整しましょう。クエン酸水を窓全体にスプレーしたら、固く絞った雑巾で、コの字を描くように上から下へ水拭きしていきます。水垢が落ちにくいところは集中的に拭きましょう。水垢がキレイに取れたら、雑巾をしっかりとすすいでクエン酸水を落とし、よく絞ってから窓についたクエン酸水を拭き取ります。最後に、再度水垢が残らないよう、乾いた雑巾でしっかりと水気を取ればお掃除完了です。
 
このように、窓ガラスに付着した汚れの性質に合った方法でお掃除すれば、頑固な汚れも比較的短時間で落とすことができます。汚れは長く放置すればするほど落としにくくなるので、できれば頑固な汚れにならないうちに、小まめにお掃除するのが理想です。

まとめ:窓ガラスの掃除は便利な道具を上手に活用し、コツを押さえて行おう

窓ガラスは、手アカやヤニ、雨水、排気ガスなど、さまざまな要因によって汚れていきます。窓ガラスは汚れやすくお掃除が面倒というイメージがありますが、スクイージーやメラミンスポンジなどの便利グッズを使えば、比較的短時間で手軽にお掃除ができます。網戸やサッシ、ガラス枠なども、雑巾やブラシ、掃除機の毛ブラシなどを上手に活用し、小まめにお掃除しましょう。
 
手が届かない場所は柄の長いワイパーやお掃除ロボット、高圧洗浄機などを使う方法があります。特に2階の外側の窓などは、無理にお掃除しようとすると怪我につながる恐れがあるので、十分注意してください。
 
なお、窓ガラスの汚れは長く放っておくと頑固な汚れとなり、簡単に落とすのが難しくなります。なるべく小まめにお掃除して、キレイな状態を保つようにしましょう。
 
忙しくてなかなか定期的に窓ガラスのお掃除ができないという場合は、家事代行などの便利なサービスの利用もオススメです。三菱電機の家事代行では、家電メーカーならではの視点をサービスに活かして、お掃除のお困りごとなどに対処します。定期的なお掃除は難しいけれど、キレイな窓を維持したいという方は、ぜひお気軽にご利用・ご相談ください。

くらトク編集担当

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