【場所別解説】家の中の掃除頻度ってどのくらい?ライフスタイルに合わせて解説
お掃除頻度は、家族構成や家の中の場所によって異なります。一般的に、単身世帯よりファミリー世帯の方が頻繁なお掃除が必要です。また、家の中では利用頻度が高い場所ほど、小まめにお掃除するのがオススメです。忙しくて時間が取れないなら、週に1回程度のお掃除を目指し、キレイな状態の維持を心掛けましょう。
本記事では、家の中のお掃除の頻度をライフスタイルと場所別に解説します。併せて、お掃除の習慣化のコツもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
家の中の掃除の頻度は? ライフスタイル別にポイントを解説場所ごとに解説!掃除頻度について水回りの掃除頻度電化製品の掃除頻度掃除を定期的にできるようにするポイントまとめ:掃除は無理ない頻度でストレスなく行おう家の中の掃除の頻度は? ライフスタイル別にポイントを解説
心地よく快適な空間を作る上で欠かせない家のお掃除。家族の人数や働き方など個々の状況により、お掃除の必要性やお掃除に割ける時間は大きく異なります。ライフスタイル別に、目安となるお掃除の頻度や重点ポイントを解説します。
一人暮らし:日頃は軽く、週に1回は家全体の掃除を
一人暮らしは居住者の人数が少ない分、家の中もファミリー世帯より汚れることがありません。とはいえ、放っておくといつの間にかホコリや髪の毛などの汚れが溜まるため、仕事や授業のある平日は2~3日に1回、フローリングワイパーを使うなどして簡単にお掃除しましょう。
家全体のお掃除は、週に1回程度を目安に実施しましょう。週末を利用し、部屋の整理整頓やキッチンの油汚れのお掃除、水回りのお掃除などを重点的に行い、キレイな状態を維持しましょう。
共働き世帯:目安は週1~2回、休日にまとめて行う
共働き世帯もお互いにフルタイムで働いている場合、お掃除の頻度は週1~2回程度を目安に実施しましょう。可能であれば、平日でも5~10分程度はお掃除をして少しキレイにしておくと、休日にまとめて行う家全体のお掃除の手間を減らすことができます。例えば、リビングはフローリングワイパーでゴミを取る、便器や便座はトイレクリーナーでサッと拭く、お風呂は出る前にシャワーで全体に水を掛けて汚れを落とすなどです。
共働き世帯の場合、家事負担の偏りはストレスの原因となりかねないため、役割分担を決めておくこともオススメします。分担をするときは家事に優先順位をつけ、完璧を目指さないことが継続のコツです。
子育て世帯:お子さんがいるリビングは週1~2回、重点的に
小さなお子さんのいる世帯は、他の世帯に比べてお掃除の頻度が増え、手間もかかりやすいです。特に乳幼児から4~5歳までは、落ちている物を飲み込む誤飲などの事故につながりやすいため注意が必要です。床に物を出しっぱなしにしないように日々小まめに片付けつつ、週に1~2回を目安に重点的なお掃除をしましょう。
また、子育て世帯は、お掃除に割ける時間が限られてしまうことが多いかと思います。もし、お掃除を負担に感じるようであれば、無理をせずに家事代行などの外部サービスを活用してみてください。
場所ごとに解説!掃除頻度について
次に、家の中のお掃除の頻度を場所ごとに解説します。汚れやすい場所はできるだけ小まめに、それ以外の場所はまとめて行うなど、メリハリをつけると日頃のお掃除を楽にできます。
リビング:週2~3回の掃除でホコリや髪の毛対策
家族が集まりくつろぐリビングは、ホコリや髪の毛などの汚れも集まりやすい場所です。玄関や窓からは花粉やチリも入り込み、家具は触れば手アカも付くため、できれば毎日、難しいときは週に2~3回程度お掃除しましょう。普段のお掃除では、掃除機を掛けた後、ウェットタイプのフローリングワイパーを使い、残ったホコリや皮脂汚れを取り除きます。
念入りにお掃除をする際は、天井・照明・家具など高い部分のホコリをハンディモップで落とし、その後掃除機掛けや拭き掃除を行いましょう。拭き掃除は、壁は上から下、床は奥から手前を意識するのがポイントです。
寝室:就寝に使うだけなら週に1回程度
寝室はホコリや抜け毛などの汚れが溜まりやすい場所です。とはいえ、就寝用のみで使っているのであれば、週に1回程度、ベッドの下や家具の隙間を含めて掃除機掛けをすると良いでしょう。
書斎兼寝室のように、就寝以外に仕事や趣味などにも使っている場合は、その分汚れが溜まりやすいため週に2~3回はお掃除しましょう。
玄関:掃き掃除は週1回、拭き掃除は月1~2回
靴の底に付いた泥や砂が運ばれやすく、雨の日はたたきに水が溜まり湿度も上がりやすい玄関。汚れを放置すると泥が固まったり、カビやニオイの原因になったりするため、掃き掃除と拭き掃除に分けて定期的にキレイにしましょう。
たたきと靴箱の掃き掃除は週に1回程度、ドアを開け換気をしながら、ほうきとちりとりで砂や泥、ゴミを集めます。月1~2回の拭き掃除では、先に掃き掃除を済ませ、その後水に濡らして固く絞った雑巾でたたきと靴箱の汚れを拭き取ります。水で流せるタイプのたたきは、洗剤を付けたブラシで洗い、最後にホースの水で流すと簡単です。
ベランダ:月に1~2回程度、近隣に配慮して掃除
ベランダは広さや環境、利用頻度により汚れ方が異なるものの、月に2~3回程度は掃き掃除と拭き掃除をして清潔に保ちましょう。洗濯物を干しているなら、糸くずや髪の毛などの汚れも溜まりやすいです。
まずは、ほうきとちりとりを使い、砂埃や落ち葉など大きなゴミを集めます。次に、水に濡らしてよく絞った雑巾で手すりや床など、汚れの気になる部分を拭き掃除しましょう。
なお、ベランダの床をお掃除するときは、下の階に汚水が水漏れすることがあるため、できるだけ水を使わないようにします。
水回りの掃除頻度
湿度が高く、食べ物や皮脂のような汚れが溜まりやすい水回りは、少し放置するだけでも黒カビができてしまいます。水アカのように、水回り特有の頑固な汚れも付着しやすいため、できるだけ小まめにお掃除するのがポイントです。
キッチン:毎日簡単に整え、念入りな掃除は週に1回
食べ物や油、水アカ、ホコリなど、複合した頑固な汚れが生じやすく、衛生面にも配慮が必要なキッチンは、できれば毎日お掃除したい場所です。調理で使用するたびに、コンロやシンクは軽く拭いて汚れを溜めないようにしましょう。1日の終わりに全体の水滴を拭き取ると、水アカの防止にもなります。
週1回の念入りお掃除では、排水口のゴミを取り消毒する、シンクをスポンジで洗う、コンロや換気扇の油汚れを拭き掃除するなど一通りキレイにします。基本的には薄めた中性洗剤を使用し、落ちにくい場合は状況に応じて重曹やクエン酸、クレンザーなどを活用するとよいでしょう。詳しいお掃除方法は、コンロや換気扇の取扱説明書をご覧ください。
お風呂:毎日小まめに洗い、週1回は全体の掃除
石鹸カス、皮脂、髪の毛など黒カビや赤カビの原因になる汚れが多いお風呂場も、毎日お掃除するのが理想です。余裕があるなら、浴槽などは使った後にスポンジで軽くこすり洗いする、難しい場合は使用後にシャワーで全体を流し、タオルなどで拭き取って汚れを残さないようにしましょう。スクイージーである程度水切りをしたあと換気扇を回せば、湿度も下がり、水アカ・黒カビ対策にもなります。
週に1回は風呂用洗剤とスポンジを使い、浴室全体をこすり洗いしましょう。併せて、排水口のぬめりや細かいゴミも取り、キレイにします。黒カビにはカビ取り剤を使い、規定の時間放置してから流しましょう。窓や換気扇を付けて、しっかりと換気をしながらお掃除することが大切です。
トイレ:汚れが気になったらキレイにして、週に1回はしっかり掃除
汚れやニオイがつきやすいトイレは、すぐにトイレブラシやウェットシートで軽くお掃除しましょう。手の届く範囲に簡単にお掃除できる道具をそろえておくと、キレイな状態を維持しやすくなります。
念入りなお掃除は週に1回程度、便器は拭き掃除とこすり洗い、手洗い器や壁・床は拭き掃除をして汚れを落とします。タンクなど他の部分のお掃除は月に1回程度を目安に行いましょう。
洗面所:使用後にサッと拭き、2週間に1回は念入りに掃除
他の水回りと比べ、落ちやすい汚れが多い洗面所は、気になったときに洗面台をスポンジでこすって洗えば問題ありません。ぬめりや水アカが生じやすい場所であるため、洗顔後の水しぶきなどは都度拭き取るようにしましょう。排水口は気になったときにゴミを取り除き、詰まらないようにします。
念入りなお掃除は2週間に1回程度、洗面台と蛇口は洗剤を付けたスポンジでこすって洗い、鏡は汚れを拭き取り、棚などのホコリは取り除くようにしてください。
電化製品の掃除頻度
電化製品のお掃除は、パフォーマンスを保つだけでなく、事故やトラブル防止の上でも重要です。適切な頻度でお掃除し、調子のよい状態を維持しましょう。
冷蔵庫:週に1回は汚れを拭き取り、1カ月に1回は大掃除
食べ物や調味料などの汚れが付着しやすい冷蔵庫は、週に1回程度、ぬるま湯で濡らして固く絞った布で拭き掃除します。頑固な汚れは、台所用中性洗剤を薄めた水で水拭きし、その後洗剤が残らないように水拭きで仕上げてください。
1カ月に1回程度は、冷蔵庫の電源を切って念入りなお掃除をすることをおススメします。まずは、食材を全て取り出し、冷凍食品や生ものはクーラーボックスに、冷蔵食品は段ボールなどに入れておきましょう。次に、外せる部品は外し、食器用洗剤とスポンジでよく洗います。庫内は、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取った後水拭きし、乾いた部品を元に戻せば完了です。
冷蔵庫を念入りにお掃除することで、冷気の循環が良くなり、食品がしっかり冷えるようになります。
冷蔵庫の詳しいお手入れ方法については、こちらの記事もご覧ください。
冷蔵庫の掃除を簡単、効率よく終わらせる方法を紹介!
電子レンジ:汚れは早めに拭き取り、週に1回は全体を拭き掃除する
電子レンジの汚れを放置すると、熱効率が悪くなり温めや調理に時間がかかる原因となります。庫内に汚れが付着したら早めに拭き取り、キレイにするのがオススメです。
なお、庫内が冷めきらないうちにお掃除するのは危険なため止めましょう。週に1回は庫内だけでなく、電子レンジの外側部分も含めて拭き掃除すると、清潔な状態を維持できます。
電子レンジの詳しいお手入れ方法については、こちらの記事もご覧ください。
電子レンジの掃除はこまめに!おすすめの掃除方法やポイントを解説
エアコン:フィルターは1~2週間に1回、内部の掃除は1年に1回
エアコンは自分でできるお掃除の範囲が限られているため、無理に分解などしないように注意しましょう。フィルターは、汚れやすい場所にエアコンがあるときは1週間に1回程度、それ以外は2週間に1回のお掃除が目安です。フィルターを取り外したら、掃除機でホコリをすいとり、水洗いしましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使い、スポンジで優しく拭き取ります。取り外せるパーツやお手入れの方法は、製品により異なるため取扱説明書を確認しましょう。
ハウスクリーニングに依頼するエアコン内部のお掃除は、できれば1年に1回程度実施するのがオススメです。ただし、タバコを吸う方がいるなどエアコン内部が汚れやすい場合や高齢者や小さいお子さんがいて衛生状態が心配などの事情がある場合は、本格的に冷房・暖房をご使用になる前の、春と秋のタイミングで、年2回お掃除を行うことが望ましいです。
エアコンフィルターのお手入れ方法については、こちらの記事もご覧ください。
エアコンのフィルター掃除方法や頻度は?そんな疑問にお答えします。
洗濯機:糸くずフィルターは使うたびキレイにして、月に1回は洗濯槽の掃除
洗濯機の糸くずフィルターなどにゴミが溜まっていると、排水効率が低下したり汚れが落ちにくくなったりします。洗濯をするたび、フィルター類のゴミは取り除くようにしましょう。
また、洗濯槽の裏側はカビが発生しやすく、放置すると洗濯物に付いたり悪臭の原因になったりします。月に1回は洗濯槽クリーナーなどの市販品を使い、使用法に則ってお掃除しましょう。
掃除機:月に1回はフィルターやヘッドの掃除
掃除機はタイプにより異なるものの、紙パック式なら吸引力が弱いと感じたときや排気がにおうときに、サイクロン式なら使用するたびに、ゴミを捨てましょう。
また、週に1回は掃除機本体をお手入れし、吸引力を維持しましょう。ブラシに絡まった髪の毛はハサミやピンセットを使って取り除きます。それでも汚れが落ちない場合は水またはぬるま湯でブラシを水洗いすることもできますが、機種によって異なるため、詳しくは取扱説明書をご覧ください。本体の汚れは固く絞った布で水拭きしましょう。
フィルターは水洗いできるタイプは水洗いし、そうでない場合はホコリなどを取り除きます。
掃除を定期的にできるようにするポイント
心地よい環境を維持するためにも、定期的なお掃除は不可欠です。とはいえ、忙しいと後回しになりがちなお掃除は、完璧を目指すよりも、ついでにキレイにしたり便利な家電を使ったりすることが習慣化するポイントです。
ついでに掃除することを心掛ける
1度で完璧にお掃除しようとすれば、その分準備や時間確保などのハードルが上がってしまいます。お掃除を習慣化したいなら、調理した後キッチンのコンロを拭くなど、「ついでお掃除」を日常に取り入れてみましょう。
かかる時間は5分にも満たないため負担も少なく、念入りなお掃除も楽になるなど、多くのメリットがあります。初めは面倒に感じるかもしれませんが、まずは1日1カ所、5分から取り組んでみるとよいでしょう。
掃除が楽になるアイテムをそろえる
トイレクリーナーやフローリング用シートなど、最近では100円均一でもお掃除が楽になる商品を豊富に取り揃えています。これらのアイテムを活用し、できるだけお掃除の手間を減らしましょう。
また、最近の家電の中には自動お掃除機能が搭載されているものも増えています。利用頻度の高い家電は思い切って買い換えてみるもの、お掃除をラクにする方法のうちの一つです。
家事代行サービスを利用する
自分でお掃除をする余裕がないなら、家事代行サービスの活用がオススメです。家事代行サービスとは、専門のスタッフがお掃除やお料理などの家事を依頼者の代わりに行うサービスです。
時間制で依頼でき、利用する曜日も固定できるため、家の中を定期的にお掃除してキレイな状態を保つことが可能です。なお、利用方法は定期プランだけでなく、スポットプランもあります。トイレやお風呂などの水回りのお掃除、窓拭き、掃除機掛けなど、一般的な家事であれば依頼できるため、お掃除ストレスの軽減にも役立つでしょう。
まとめ:掃除は無理ない頻度でストレスなく行おう
家の中のお掃除の頻度は、ライフスタイルや場所により異なります。水回りのように汚れが付きやすい場所はできれば毎日行うのが理想ではあるものの、忙しいときは週に1回、まとめて行うだけでも効果的です。
とはいえ仕事や家事、育児が忙しい方やお掃除が苦手な方は、週1回のお掃除もおっくうに感じるかもしれません。その場合は、無理に頑張らずに家事代行サービスを活用するとよいでしょう。必要な家事をプロに任せれば、家を快適に保てるだけでなく、ストレスが軽減し心の余裕にもつながります。スポット利用も可能なため、まずはお試し感覚で使ってみましょう。
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この記事を書いた人
くらトク編集担当