キッチンの換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は交換するもの？

キッチン｜2022.02.22

キッチンの換気扇は料理をした際の油やホコリ、部屋の空気中の汚れなどによって、日常生活の中で使用するうちに汚れていきます。換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は、それらの汚れが内部の他の部品に付くのを防ぐためのものです。

本記事ではキッチンの換気扇についている換気扇フィルターについて、役割や注意点、お掃除のポイント、交換する際のポイントなどをご紹介します。ぜひ最後まで読んで、ご自宅の換気扇を清潔に保つための参考にしてみてください。

換気扇フィルター（レンジフードフィルター）の役割換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は基本的に交換しない換気扇フィルター（レンジフードフィルター）をお掃除する際のポイント経年劣化による交換三菱電機の換気扇フィルター（レンジフードフィルター）まとめ：換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は正しく使いましょう

換気扇フィルター（レンジフードフィルター）の役割

内部にさまざまな汚れがこびりついてしまった換気扇は、

サビ付きなどによってお掃除がしづらい
汚れによる悪臭がする
本体の劣化が早まってしまう

などの問題が発生してしまいます。

そこで換気扇内部についてしまう汚れを防ぐために機能しているのが、部品のひとつである換気扇フィルター（レンジフードフィルター）。換気扇フィルターが換気扇の吸込口に付いていることで、汚れがフィルターの部分でせき止められ、吸込口や換気扇の内部に汚れが付着しづらくなる効果があります。

では換気扇フィルター自体に汚れがたまってきたら、どうすればよいのでしょうか。

換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は基本的に交換しない

例えばコーヒーをドリップする際のフィルターにはネルフィルターとペーパーフィルターがあるように、世の中のフィルターには繰り返し洗って使うことが前提のタイプと、汚れたり使い終わったりしたら新しいものと交換するタイプがあります。

換気扇の部品としてついている換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は、前者です。そのため汚れがたまってきた場合は取り外して洗い、再び取り付けて使用します。

フィルターレスタイプの換気扇について

メーカーによってはフィルターレスタイプの換気扇も存在しています。その多くはフィルターの代わりとなって汚れを集める部品があるか、内部のお掃除を頻繁に行うことが前提となっています。フィルターレスとはいえ定期的なお掃除は必要です。

換気扇フィルター（レンジフードフィルター）をお掃除する際のポイント

換気扇フィルター（レンジフードフィルター）をお掃除する際は、

中性洗剤を使用する
取り扱いに注意する
定期的に行う

という3つのポイントを押さえて実施しましょう。
それぞれについて解説していきます。

中性洗剤を使用する

油は水に触れることで乳化します。そのためフィルターを水だけで洗おうとすると、乳化した油が広がってベタベタとし、肝心の汚れがなかなか落ちません。中性洗剤を使用すれば、油汚れを効率的に落とせるはずです。

また洗剤には、アルカリ性のものや研磨剤入りのものも存在していますが、説明書などに使用可能と明記していない限りは使用しないようにしてください。換気扇の表面が変質してしまったり、塗装がはがれてしまったりする可能性があります。

取り扱いに注意する

お掃除のために換気扇フィルター（レンジフードフィルター）を取り外す際は、換気扇の誤作動によるケガを避けるため、電源を切ってから手袋などで手を保護して作業を進めてください。ブレーカーを落としておくとより安全です。

また頭よりも上の位置で換気扇フィルターの取り外しや取り付けを行うので、極力無理な体勢にならないよう安定する足場を用意しておきましょう。換気扇フィルターを取り外す際は換気扇と換気扇フィルターの双方に傷が付かないように気を付けてください。

フィルターの網目は変形しやすく、強い圧力などがかからないようにするのも重要です。万が一破れたり変形してしまうと、運転した際に汚れを遮る効果が減少してしまいます。

ゴシゴシと力いっぱいこするのではなく、優しくお掃除するようにしましょう。先ほどご紹介した中性洗剤を薄めたぬるま湯に浸けながら洗うと、汚れが落ちやすいためオススメです。

定期的に行う

換気扇フィルターのお掃除は、定期的に行ってください。料理の頻度などによっても汚れ方は変わりますが、目安としては1ヶ月に1度以上行うのがよいでしょう。換気扇の外側などの拭き掃除と合わせて普段のお掃除として行えば、うっかり忘れて長期間放置してしまうこともなくなるはずです。

経年劣化による交換

繰り返し洗って長期的に使用するのが前提の換気扇フィルター（レンジフードフィルター）ですが、経年劣化は起こります。

お掃除をしてもこびりついた汚れが落ちなくなり吸入量に影響している、フィルターの網目が劣化して穴が開いている、サビや塗装剥げが起きているなどといった場合は、新しいものへ交換を検討するのが良いでしょう。

換気扇自体の劣化を極力防ぎ、空気を吸い込むパワーを保つためには、異状を発見したらすぐに新しいものへ交換するのがおすすめです。

各メーカーでは自社のWebサイトなどで交換用の金属フィルターの品番を紹介していることも多いので、ご自宅の換気扇の換気扇フィルターを交換する際にはどこで購入できるのか調べてみてください。

三菱電機の換気扇フィルター（レンジフードフィルター）

三菱電機の換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は、三菱電機ストア店または電器店にて購入可能です。店頭にて「三菱換気扇のフィルター」ということと、ご自宅の換気扇フィルターの形名を伝えてください。

フラット型やセンターフード型などさまざまな種類があるため、あらかじめ調べてメモをしておくと便利です。また交換する際の具体的な方法については、各商品の取扱説明書を確認してください。

※出典：換気扇のお手入れ｜三菱電機（2022-1-12）

まとめ：換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は正しく使いましょう

キッチンの換気扇フィルター（レンジフードフィルター）は原則洗って繰り返し使用し、経年劣化が見られる場合のみ交換しましょう。

お掃除の際は中性洗剤を使って洗い、取り扱いの注意が必要です。また換気扇フィルターは定期的にお掃除して、一定以上の汚れが蓄積し続けることがないようにしましょう。

注意点を守らなければ経年劣化を早めてしまう可能性もあるため、本記事を参考にしながらポイントを理解して正しくお掃除し、ご自宅の換気扇を快適に使ってください。