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お風呂の掃除頻度についての解説

お風呂の掃除頻度についての解説
お風呂|2025.06.18

お風呂(浴室)を使うと、皮脂やシャンプー、石鹸カスなどのさまざまな汚れがどんどん溜まっていきます。お風呂掃除はどのくらいの頻度で行うのが理想的なのでしょうか。
 
本記事では、お風呂掃除の適切な頻度や、お風呂汚れの原因、お風呂をキレイに保つためのコツや簡単掃除方法を紹介します。

お風呂掃除の適切な頻度は?

お風呂掃除

お風呂の状態をキレイに保つため、どのくらいの頻度でお掃除すればよいのでしょうか。お風呂掃除の適切な頻度について解説します。

1. お風呂掃除の頻度は毎日行うのが理想的

お風呂掃除はなるべく毎日行うのが理想的です。ひとことでお風呂掃除といっても、浴槽(湯船)はもちろん、床や壁、ドアや鏡など、汚れる箇所は様々です。それゆえに毎日お風呂掃除をするのは大変だと感じる方もいるかもしれません。しかし、お風呂にこびりつく皮脂やシャンプー、石鹸カスなどの汚れは、お風呂を使用するたびに溜まってしまいます。
 
そんなお風呂汚れを放置していると、黒カビなどが発生して、個人でできる範囲のお掃除では除去できなくなることもあります。ですので、お風呂掃除はできるだけ毎日行って、日々蓄積していく汚れをキレイに落とすことが大切です。
 
とはいえ、お風呂全体を毎日ピカピカにするのは大変です。お風呂掃除が面倒な方は、お風呂の中でも特に汚れやすい部分を毎日キレイにし、他の部分は週1~2回や月1~2回など頻度を分けて効率的にお掃除する習慣を付けると、大きな負担になりません。
 
毎日行うお風呂掃除では、特に汚れやすい部分として、主に以下の箇所をキレイにしましょう。

  • 毎日使用する浴槽や、石鹸やシャンプーがかかりやすい蛇口まわり
  • 汚れが溜まりやすい鏡の縁の部分
  • カビやピンク色のぬめりが発生している部分

仕上げにお風呂全体を温かいシャワーでさっと流すと、壁や床に飛び散った汚れをキレイに落とせます。ただし、水滴が残ったままだと水アカの原因となるため、あらかじめ水切りワイパーなどで壁や床の水滴を取ってから、換気扇または浴室暖房乾燥機でお風呂全体をきちんと乾燥させましょう。

2. 週1~2回の頻度でしっかり丁寧な掃除を

ご家族が多く、お風呂を使用する人数が多い場合は、それだけ汚れが溜まるスピードも早くなります。週1~2回、以下のポイントに注意しながらお掃除することで、頑固なカビや汚れ、ぬめりなどの予防につながります。

  • 浴槽の外側も含め、浴室用の洗剤を使ってキレイに汚れを取る
  • スポンジを使って、壁や床、ドアの内側などを丁寧にこすり洗いする
  • 洗面器、イス、棚など、お風呂内の小物類も忘れずにぬめりを取る
  • 排水口の目皿に溜まった髪の毛や石鹸カスを捨てる
  • フロアワイパーを使って、天井をさっと乾拭きする

3.月1~2回は普段お掃除しない箇所を重点的にキレイに

月1~2回の頻度で、普段お掃除しない箇所もキレイにしましょう。その際、重点的にお掃除したいのが、お風呂の天井、排水口の2カ所です。

天井のお掃除ポイント
  • フロアワイパーに乾いたタオルを付け、天井の湿気を除去する。
  • タオルに浴室用の洗剤を含ませ、天井を優しくこすり洗いする。
  • 乾いたタオルで天井全体をもう一度乾拭きする。
排水口のお掃除ポイント
  • 排水口のパーツ(蓋、目皿、排水トラップ)を取り外し、髪の毛や石鹸カスを取る。
  • お風呂全体を換気可能な状態にして、市販の塩素系漂白剤をかける。
  • 5~10分後、シャワーで塩素系漂白剤を洗い流し、ブラシを使ってこすり洗いする。

 

高温多湿な気候が続く季節は、お風呂場でカビが繁殖しやすくなります。梅雨から夏にかけての時期は、月1~2回よりもお掃除の頻度を上げて、天井、排水口の2カ所を重点的にお掃除しましょう。
 
また、バス乾燥・暖房・換気システムと換気扇も、以下のポイントを参考にして定期的にお掃除しましょう。

バス乾燥・暖房・換気システムのお掃除ポイント
  • 運転を停止する。
  • 台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に布を浸し、グリル表面のホコリをキレイに拭き取る。
  • グリル表面に洗剤が残らないように乾いた布で乾拭きをする。
  • フィルターを外し、ホコリを掃除機で吸い取る。
換気扇のお掃除ポイント
  • 換気扇の分電盤ブレーカーを切り、グリルを取り外す。
  • グリルの汚れを、台所用中性洗剤を浸した布でふき取り、洗剤が残らないように乾いた布でよくふき取る。

 

お風呂が汚れる原因

お風呂が汚れる原因

お風呂汚れの原因は、ぬめり、カビ(黒カビ)、石鹸カス、水アカ、皮脂汚れの5つです。

1. ぬめり

ピンク色のぬめりは、お風呂の嫌な汚れの一つです。このぬめりの主な正体は、ロドトルラという名前の酵母菌です。単なる汚れではなく微生物のため、放置していると繁殖し、お風呂全体に広がってしまうことがあります。ぬめりは湿度の高い場所に発生しやすいため、お風呂を使い終わったらきちんと乾燥させましょう。

2. カビ(黒カビ)

黒カビはカビの中でも、特にお風呂で発生しやすいです。カビは根を張るため、表面部分を除去しても時間が経つと再発生してしまいます。
 
カビは根絶が難しいため、そもそも発生させないことが大切です。ドアのパッキンや鏡の縁の部分など、カビが発生しやすい場所に注意しましょう。

3. 石鹸カス

石鹸カスは、文字どおり石鹸やシャンプーなどの成分が残って固まった、白い汚れのことです。主にお風呂の壁や床、排水口の内部などによく見られます。石鹸カスを放置していると固くなり、市販の洗剤では除去しづらくなるため、小まめに石鹸カスを取り除きましょう。

4. 水アカ

水アカは、水道水に含まれるミネラル成分が残った汚れです。蛇口や鏡に水アカができると、白く曇ってしまい、見た目もよくありません。水アカはお風呂の壁や床の水滴を放置していると発生します。お風呂から出る前に水切りし、換気扇または浴室暖房乾燥機でお風呂全体をきちんと乾燥させ、きちんと水滴を取り除きましょう。

5. 皮脂汚れ

皮脂汚れは、人間の体から出る皮脂が原因の汚れです。お風呂の浴槽だけでなく、シャワーで体を流したときなどに飛び散って、壁や床にも皮脂汚れが付着します。お風呂を使用する人数が多いほど皮脂汚れも増えるため、皮脂汚れは小まめに除去しましょう。

お風呂が汚れないための予防法

お風呂汚れを防ぐためには、普段の利用方法も重要です。お風呂を汚さず、キレイに保つためのコツは3つあります。

  • お風呂から出る前に水切りする習慣を付ける
  • お風呂から出たらすぐに換気する
  • 浮かせる収納を取り入れる

1. お風呂から出る前に水切りする習慣を付ける

お風呂から出る前に水切りする習慣を付けましょう。お風呂内に水滴が残ったままだと、水アカやぬめり、黒カビ、鏡の曇りなどの原因になります。水滴を除去する場合は、市販のクロスか、水切りワイパーを使いましょう。

2. お風呂から出たらすぐに換気する

お風呂から出たら、すぐに換気扇を回して、お風呂全体を換気しましょう。入浴後のお風呂は、高温多湿な状態になっています。そのまま放置するとカビや雑菌が繁殖する原因となるため、入浴後は換気し、お風呂内の湿度を下げることが大切です。お風呂に浴室暖房乾燥機が付いている方は、換気に加えてお風呂内を乾燥させられるため、より効果的にカビを予防できます。

3. 浮かせる収納を取り入れる

浮かせる収納を取り入れると、お風呂をキレイに保つことができます。お風呂内の収納は、ぬめりやカビが発生しやすいポイントの一つです。
 
浮かせる収納は、壁にフックや吸盤付きのホルダーで吊り下げたりするタイプの収納方法です。収納の底がお風呂の床と面していないため、汚れが溜まりにくくなります。お風呂に手すりがある場合はフックタイプ、手すりがない場合は吸盤タイプがオススメです。

家庭でできる簡単掃除方法

バスタブ

お風呂は毎日お掃除が必要ですが、お掃除する場所が多いため全ての箇所をキレイにするのは大変です。そこで、一般家庭でもできる簡単で効果的なお掃除方法を3つ紹介します。

  • 皮脂汚れが落ちない場合は重曹水を使用する
  • イスや洗面器は重曹水でつけ置きする
  • 鏡や蛇口の水アカは中性洗剤でキレイにする

1. 皮脂汚れが落ちない場合は重曹をペースト状にして使用する

皮脂汚れなどのしつこい汚れが落ちない場合は重曹をペースト状にして使用するのがオススメです。重曹をペースト状にするためには、重曹と少量の水を混ぜるだけで良いため、お家で簡単に作れます。汚れがひどい部分に重曹ペーストを塗り、しばらく放置してからスポンジでこすり洗いしてください。

2. イスや洗面器は重曹水でつけ置きする

重曹水は、イスや洗面器、収納の蓋などのお掃除にも使えます。スポンジなどで洗いにくい小物類は、つけ置きにしてまとめて洗いましょう。
 
重曹水でつけ置きする手順は以下のとおりです。

  • お風呂の残り湯を取っておく
  • お風呂の残り湯に重曹を1カップ入れ、よくかき混ぜる
  • イスや洗面器、収納の蓋などを入れ、一晩放置する
  • 翌朝、つけ置きしたものを取り出し、スポンジでこすり、シャワーで重曹水を洗い流す

3. 鏡や蛇口の水アカは中性洗剤でキレイにする

鏡や蛇口の水アカは、浴室用の中性洗剤を使ってこすり洗いし、小まめに落とすことが大切です。
 
鏡や蛇口で気になるのが、水アカに由来する曇りです。水アカの対処で上から水道水をかけることはオススメできません。一時的に曇りは解消されるものの、水滴が原因となって、さらに水アカが悪化してしまう可能性があります。また鏡や蛇口の表面に水滴が残っていると、水アカの原因となるため、お風呂から上がるときにしっかり水切りする習慣を付けましょう。
 
ただし、放置されて白いウロコのような状態になってしまった水アカは、洗浄力の弱い中性洗剤ではなかなか落とせません。鏡や蛇口に付着した頑固なウロコは、専門業者に依頼することをオススメします。

お風呂掃除をプロに依頼するメリット

お風呂掃除に困ったら、プロのハウスクリーニングを依頼するのがオススメです。普段のお掃除では落ちない汚れやカビも、ハウスクリーニングならキレイに除去できます。また鏡のウロコ取りや、手が届きづらい天井、換気扇のお掃除もハウスクリーニング業者に依頼しましょう。
 
鏡のウロコ取りに関して詳細をご説明しておりますので、気になる方はぜひご確認ください。
 
浴室の鏡に付いたウロコ問題を解決!鏡のウロコ掃除のステップガイド
 
ここからは、お風呂掃除をプロに依頼するメリットを2つ紹介します。

  • 落ちない汚れもプロの技術でキレイにできる
  • 手が届きにくい場所にも対応できる

1. 落ちない汚れもプロの技術でキレイにできる

ハウスクリーニングなら、落ちない汚れもプロの技術でキレイにできます。お風呂汚れを放置していると、市販の洗剤やお掃除グッズでは落ちなくなってしまいます。特にタイルの隙間(目地)、ドアのパッキン部分に発生したカビは、市販のカビ取り剤ではうまく除去できません。
 
ハウスクリーニングを依頼すれば、専用の道具や洗剤でしつこいカビを除去できるだけでなく、カビが生えにくいように防カビコーティングもしてもらえます。キレイな状態を長持ちさせたい方は、お風呂のクリーニングを利用しましょう。

2. 手が届きにくい場所にも対応できる

天井や換気扇は手が届きにくく、お掃除しにくい場所の一つです。天井や換気扇のお手入れが難しい場合は、ハウスクリーニング業者に依頼しましょう。天井や換気扇はもちろん、照明の裏側や、窓の隙間などのお掃除しにくい箇所も、プロのスタッフなら対応できます。天井や換気扇は、放置しておくとカビや雑菌が繁殖しやすい箇所の一つです。定期的にハウスクリーニングを利用して、目に見えない汚れをキレイに落としましょう。

お風呂はできるだけ毎日掃除を!

お風呂はできるだけ毎日お掃除するのが理想的です。日々のお手入れの手間を軽減するため、浴槽や蛇口、鏡の縁の部分など、汚れが溜まりやすい箇所は毎日キレイにお掃除しましょう。それ以外の箇所は、週に1~2回の頻度で丁寧にこすり洗いしてください。天井、排水口の2カ所は、月に1~2回を目安にお掃除することをオススメします。また、バス乾燥・暖房・換気システムと換気扇のお掃除も定期的に行いましょう。
 
もしご自身で掃除しても汚れが落ちない場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼しましょう。ハウスクリーニング業者なら、しつこいカビや水アカ、排水口の奥に溜まった皮脂汚れや石鹸カスなどにも対処してくれるでしょう。天井や換気扇など、手が届きにくい設備にも対応可能です。

三菱電機のプロによる浴室クリーニングがオススメ!

  • カビや水アカ、ヌメリなど汚れが落としにくい浴室のクリーニングをプロにお任せできます。
  • ご自身ではなかなか落とせない、手の届きにくい・掃除がしにくい箇所の汚れを専用の洗剤と道具でキレイにします。
  •   

    ※鏡のウロコ取り、浴室乾燥機フィルター清掃は別料金となります。ご希望の方は、「追加メニュー」から該当メニューをお選びください。

      

    サービス提供エリアに限ります。サービス詳細は下記リンクをご参照ください。

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くらトク編集担当

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