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突っ張り棒の活用術について

突っ張り棒の活用術について
片付け|2023.06.16

突っ張り棒を使えば壁に傷をつけることなく、デッドスペースを収納スペースに変えられます。
 
本記事では、突っ張り棒とは何か、メリットや収納できるもの、具体的な突っ張り棒の活用術をご紹介します。

突っ張り棒収納の活用術がすごい!

伸縮性のある棒を壁に押し付けて固定する突っ張り棒。カーテンレールとして使ったり、小さなものを吊るして収納したりといった使い方が一般的ですが、実は活用術が豊富にあります。
 
なお、突っ張り棒といってもさまざまな種類があり、アイデア次第でデッドスペースの活用や、見せる収納にも役立ちます。

突っ張り棒とは

突っ張り棒とは、その名のとおり、壁に押し当てて支える伸縮性のある棒のことです。価格帯・サイズ、ともにさまざまな種類があるものの、以下のように取り付け方法により使う場所を分けるとよいでしょう。
 
バネ式:バネの反発力を利用して取り付けるタイプです。100円ショップで購入できる物も多く、安価で取り付けが簡単です。しかし、強度が弱いため、軽い物の収納に適しています。
 
ジャッキ式:固定ねじでパイプの長さを固定し、ジャッキの伸縮で圧着させるタイプの突っ張り棒です。耐荷重が大きいため、洋服収納や洗濯物干しなど、重量のあるものの収納も可能です。
 
以上のように取り付け方法が異なるため、収納するものの重量に合わせて選びましょう。また、サイズは短いもので15cm程度、長ければ4mほど伸ばせるものもあります。
 
また、棒としてだけでなく、ワイヤーネットと組み合わせて棚にするなどの使い方も可能です。

突っ張り棒収納のメリット

安価ですぐに設置でき、壁を傷つけないので賃貸物件でも使いやすいなど、突っ張り棒収納には多くのメリットがあります。
 
突っ張り棒収納では、掛けたり吊るしたりする以外に、カーテンと一緒に設置し中身を隠す、コレクションを飾り、見せる収納にするなど、収納方法も多様です。部屋の雰囲気や用途に合わせて収納スタイルを自在に変えられる点もメリットです。

突っ張り棒で収納できるものは?

突っ張り棒を使えば、小さいものだけでなく、大きなものも収納できます。
 

食器類、調味料、靴、傘、トイレットペーパー、洋服などの収納が代表的ですが、アイデア次第で、家の中の多くのものが収納できます。
 
また、収納の際は、突っ張り棒単独で使うだけでなく、フックやかごなどのアイテムを組み合わせるのもポイントです。

突っ張り棒の収納アイデア


突っ張り棒の収納は家中の至るところで活躍します。ここでは、突っ張り棒の活用術を場所別にご紹介します。

玄関

玄関では靴の収納はもちろん、傘やエコバッグなど、普段使う小物類もキレイに片付きます。

  • 靴箱のデッドスペースに突っ張り棚を設置し、靴や靴の手入れ道具、折り畳み傘を収納する。
  • 玄関頭上のデッドスペースに突っ張り棚を設置すれば、ブーツや長靴、ヒールなど、靴箱に入りづらい靴も収納できる。
  • 靴箱と壁の間など、空間があれば突っ張り棒を設置し、傘かけにする。

とくに、玄関収納では靴箱のデッドスペース活用に効果的です。

トイレ

手狭な空間にトイレットペーパーや洗剤、掃除道具を収納したいトイレでは、突っ張り棒を使って棚を作ると、簡単に収納スペースを増やせます。

  • 便器の手洗い器上のデッドスペースは、突っ張り棚を取り付け収納スペースにする。
  • トイレタンクと壁の間に短い突っ張り棒をつければ、掃除道具やダストボックスなどを浮かせる収納ができてお掃除も簡単。

なお、トイレットペーパーは個数が多いと重みも出るため、耐荷重が大きい突っ張り棒を使うのがオススメです。

洗面所・バスルーム

洗面所では、洗面台下のデッドスペースの活用に有効です。また、洗濯機上に空間がある場合、ラックを取り付けるよりも突っ張り棒で棚を作るほうがコストを押さえられます。

  • 洗面台下収納の上部の空間は突っ張り棚をつけて、小物類を収納できるようにする。
  • 洗濯機上の空間に突っ張り棚を設置する。
  • 風呂桶やボディタオルは突っ張り棒にかけて収納する。

浮かせる収納を取り入れれば、水回りのぬめり防止にも役立ちます。また、ちょっとしたすきまに突っ張り棒を設置しハンガーをかけて収納すれば、取り出しやすくなります。

キッチン

キッチンでは、調理器具収納だけでなく、冷蔵庫の中に突っ張り棒を使うことで、細かな調味料の管理もしやすくなります。

  • ゴチャゴチャしやすい冷蔵庫は、短い突っ張り棒を立てて使って仕切りを作る。
  • 冷蔵庫内のチューブの調味料は、短い突っ張り棒にフッククリップをつけて、吊るして収納する。
  • シンク下収納も、デッドスペースには突っ張り棚を使って収納部分を増設する。

また、メッシュパネルと突っ張り棒を結束バンドで留めれば、即席の収納スペースも作れるため、コンロ横の壁なども有効活用できます。お気に入りのマグカップなどは、突っ張り棒にフックをかけ、フック部分に取っ手をかければ、見せる収納も可能です。

クローゼット・押し入れ

押し入れに耐荷重の大きい突っ張り棒を取り付ければ、クローゼットのように使うこともできます。

  • 押し入れの中に突っ張り棒を取り付ければ、ハンガーパイプのように収納できる。
  • クローゼットと収納ボックスのすきまに短い突っ張り棒をつけて小物を収納する。

とくに、押し入れの場合、突っ張り棒を使えば、ハンガーラックを置くよりもスペースを有効活用できるのでオススメです。また、ネクタイや帽子などの小物類は、突っ張り棒に掛けることで探しやすくなります。

収納ボックス

収納ボックスもそのまま使うのではなく、突っ張り棒を活用すると、収納方法が広がります。

  • 収納ボックス内部に突っ張り棒をつけて子ども用のクローゼットに。
  • 収納部分にカーテンを取り付けて目隠しに。
  • 突っ張り棒を縦に設置し、収納の仕切りとして使う。

また、テープ類は、突っ張り棒に通して収納するとすぐに使えて便利です。

まとめ

壁に傷をつけることなく、押し付けるだけで簡単に設置できる突っ張り棒は、デッドスペースを有効活用できる強い味方です。
 
なお、突っ張り棒といってもさまざまな強度やサイズがあります。耐荷重や長さが足りないと、設置後に外れてしまうため、設置場所に合っているか事前に確認することが大切です。
 
アイデア次第で、家の中の多くの物を収納できるため、ぜひ有効に活用してみましょう。

くらトク編集担当

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