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お風呂の蓋のお掃除のコツやカビを簡単にとる方法を紹介

お風呂の蓋のお掃除のコツやカビを簡単にとる方法を紹介
お風呂|2022.12.06

お風呂の蓋に付いたカビなどの汚れは、気付くと落としにくくなっていることも多いのではないでしょうか。
 
少しこすっただけでは落ちにくいこともあり、どうやってお掃除すればいいのか悩む方もいるでしょう。
 
漂白剤を使用する方法もありますが、他にも効果的な方法があるのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
 
本記事ではお風呂の蓋のお掃除方法やカビの発生を防ぐ方法などをご紹介します。

お風呂の蓋の汚れの原因はカビや皮脂汚れや石鹸カスなど

お風呂の蓋の汚れ
浴槽のお掃除はこまめにしていても、お風呂の蓋を毎回掃除するのは面倒に感じる方もいるでしょう。
 
しかし、少し放っておくとすぐに汚れが付着してしまうものです。
蓋につく汚れには次のようなものがあります。

  • 皮脂汚れ(よく手が触れる場所に皮脂がつく)
  • シャンプーや石鹸のカス(入浴時に使用した際に流し切れていないもの)
  • カビ(水分や皮脂などを養分にして発生したもの)
  • ホコリ(換気扇から舞ったもの、換気で外から入ってきたもの)

これらの汚れはお風呂の蓋に限らず、床や壁などにも当てはまりますが、特に蓋は汚れが付きやすくなっています。

お風呂の蓋にカビが発生する原因


お風呂の蓋は湯気やシャワーなどで濡れることが多いです。乾かしている最中も蓋同士が重なっている部分に水が溜まっていたり、濡れた床や壁に接している部分が乾きづらかったりして、湿った状態が長く続きます。
 
多湿の状況はカビが発生しやすいうえに、お風呂の蓋にはホコリや皮脂、石鹸の油分といったカビの栄養分が多く付着しているため、繁殖しやすくなってしまうのです。
 
お風呂の蓋に発生するカビの特徴として挙げられるのが、根を深く張ってしまうという点です。
お風呂の蓋は、シリコンゴムを使用しているケースが多くあります。
 
ゴムは柔らかい素材のため、カビが根を深く張ってしまいます。
しかし、頑固にみえるお風呂の蓋のカビも、ちょっとしたコツを押さえてお手入れをすれば、予防することもできるので、以下でその方法についてご紹介します。

お風呂の蓋のタイプ別!オススメのお掃除方法

お風呂の蓋のオススメのお掃除方法は、蓋のタイプによって異なります。

シャッターや折りたたみタイプの蓋は凸凹部分がポイント

シャッタータイプや折りたたみタイプの蓋は、凸凹の溝の部分に汚れやカビがつきやすいため、重点的にお掃除しましょう。
 
1.中性洗剤をつけたスポンジで蓋全体をこする
 
2.凸凹の溝部分は、細かい溝がお掃除しやすいブラシやスポンジを使い、さらに細かい部分には歯ブラシを使う
 
3.しっかりと洗い流して、よく水気を拭き取って乾燥させる

板状の組み合わせタイプは洗った後に日陰に干して乾燥させる

大きな板状になっている組み合わせタイプの蓋は、比較的お手入れが簡単ですから、お掃除する時間がない方などにオススメです。
 
1.汚れが気になるときは、クリームクレンザーをスポンジにつけて全体をこすり洗いする
 
2.水気をとったお風呂の蓋は、天気のいい日に外へ出してしっかり乾燥させる
 
ただし、蓋が直射日光に当たると変色や変形することもあるため、日陰に立てて乾燥させましょう。

お風呂の蓋のカビ取りに効果的な2つのお掃除方法

お風呂の蓋に付いた頑固なカビを効果的に取り除くには、以下の2つの掃除方法がオススメです。

  • 塩素系漂白剤またはカビ取り用洗剤を使う
  • 重曹を使ってこすり洗いをする

1. 塩素系漂白剤またはカビ取り用洗剤を使う

【使うもの】

  • 塩素系漂白剤またはカビ取り用洗剤
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋
  • キッチンペーパーやラップ
  • スポンジ
  • お風呂用ブラシ(シャッタータイプなど)
  • マスク・水泳用ゴーグル など

カビ取り用の洗剤は次亜塩素酸塩など塩素系の薬剤がカビの細胞と色素を分解します。
 
塩素系漂白剤やカビ取り用洗剤が衣類につくと色落ちしてしまうため、汚れてもいい服か色落ちが目立たない服に着替えましょう。
 
また、換気扇を回したり窓を開けるなど換気をしっかり行ってください。
漂白剤やカビ取り剤を使用する際は一緒に酸性(クエン酸)の洗剤を使うと塩素ガスが発生して大変危険ですので絶対に混ぜないでください。
 
【お掃除の手順】
 
1.蓋はよく乾かした状態にしておく
 
2.手袋とマスク(必要ならばゴーグルも)を装着する
 
3.カビが目立つ部分を中心に漂白剤またはカビ取り剤をかける
※液だれを防ぐために、キッチンペーパーなどに染み込ませて密着させたり、ラップをかけるとより効果的
 
4.所定の時間放置する
 
5.しっかり高温シャワーで洗い流し、カビが落ちているか確認する。落ちていない場合は3〜4を繰り返す
 
6.カビが落ちたら、蓋全体に中性洗剤をかけてスポンジかブラシでこすり洗いをする
 
7.中性洗剤を完全にすすいだら、水気を切って乾燥させる
 
蓋のゴム部分に強力なカビ取り剤をかけると、ゴムがちぎれたり傷んだりする恐れがありますので、注意が必要です。

2. 重曹を使ってこすり洗い

漂白剤を使用しない場合は、重曹を使う方法がオススメです。
重曹はアルカリ性でカビや油汚れなどは酸性なので効果的に汚れを落とすことができます。
 
【使うもの】

  • 重曹(お掃除用)
  • スポンジ

 
【お掃除の手順】
 
1.お風呂の蓋全体に重曹を振りかける
 
2.汚れの目立つ部分をスポンジでこする
 
3.シャワーで洗い流す
 
重曹には研磨作用があるのでスポンジでこするだけで、ある程度の汚れを落とすことができますが、根を張ったカビ汚れは落とし切れない可能性もあります。

重曹でつけ置き洗い

重曹のこすり洗いで落ちない汚れは、つけ置き洗いを試してみましょう。
 
【使うもの】

  • 重曹(お掃除用)
  • 浴槽とお湯
  • クエン酸
  • お掃除用ブラシ

【お掃除の手順】
 
1.蓋は水気をとってしっかり乾燥させておく
 
2.浴槽に50℃くらいのお湯を溜める
 
3.お風呂の蓋にシャワーをかけて軽く洗い流してから浴槽に沈める
 
4.重曹を浴槽に入れて溶かしたら5〜7時間放置する。蓋の形状やサイズによって全体が沈まない場合は、時々ひっくり返す
 
5.浴槽から蓋を取り出して水洗いする。気になる汚れはブラシでこすり洗いする
 
6.クエン酸を振りかけて、軽くこすり洗いする
 
7.洗い流したら、水気をとってしっかり乾燥させる

どうしても落ちない汚れはプロに依頼するのも1つの方法

相当頑固なカビの場合は、ここまでご紹介したお掃除方法を試してもカビが落ちないこともあるでしょう。
 
その場合は、プロのクリーニングサービスに頼むのも1つの方法です。
業務用の洗剤などを適切に使用し、しつこいカビや汚れをキレイにしてくれます。

お風呂の蓋の汚れやカビを防ぐために押さえておきたい3つのポイント

ポイント
皮脂汚れや石鹸カス、カビといったものは、お風呂場を使用しているとどうしても付着してしまう汚れです。
 
汚れやカビが発生する原因が分かっていれば、それらを防ぐ効果的な方法もみえてきます。
ここからはお風呂の蓋の汚れやカビを防ぐためのポイントをご紹介します。

1.40℃以上のシャワーで汚れをしっかり洗い流す

カビが好むのは25〜28℃くらいの湿った場所ですが、40℃を超えると繁殖できなくなります。
 
そのため、40℃以上の熱いシャワーで蓋に付いた皮脂や石鹸カスなどの汚れを洗い流すとカビ予防に有効です。
 
また皮脂汚れや石鹸カスは、カビが繁殖するためのエサになります。
 
こうした汚れが床や壁、そしてお風呂の蓋に残ってしまわないように、お風呂を使い終わった後はお風呂全体をシャワーで流しましょう
 
洗った後は、タオルや水滴を落とすワイパーなどで水分をしっかり取り去ってください。
換気扇を常に稼働させておき、浴室の湿度が高い状態にしないことも大切です。

2.入浴後はしっかり乾燥させる

入浴後はしっかり蓋を乾燥させてください。
お風呂の蓋にはさまざまな形状があるため、それぞれに適した方法で乾燥させるのがポイントです。
 
例えば、シャッタータイプの蓋はS字になるように広げるのがオススメです。
この他にも、立てかけるタイプ(組み合わせタイプ・折りたたみタイプ)の蓋は、向きを変えて床に接する面をローテーションさせましょう。
 
乾きにくい部分を作らないのがカビ予防のコツです。
加えて、浴室のドアは開けておきましょう。
また、天気のいい日は外にお風呂の蓋を出して陰干しするのもオススメです。

3.浴室暖房乾燥機で浴室を乾燥させる

最近では、浴室暖房乾燥機を設置している浴室も多くみかけるようになりました。
 
浴室暖房乾燥機がある場合は、入浴後の換気では換気機能よりも乾燥運転機能を使用すると、より早く乾燥できるのでオススメです。
 
乾燥運転機能を使えばカビだけではなく、ぬめりの発生も抑えられます。そのため、結果的にお風呂掃除の手間も減らせるのです。

まとめ:お風呂の蓋に付いた汚れやカビのお掃除には重曹やカビ取り剤が効果的

お風呂の蓋にカビが発生してしまう原因として以下があります。

  • 多湿な環境
  • 入浴時に付着した皮脂や石鹸の油分

 
黒いシミのようにこびり付いたカビを落とすなら、重曹でこすり洗いやつけおき洗いがオススメです。
 
また、塩素系漂白剤や市販のカビ取り剤も効果的ですが、ゴム部分にかかるとゴムがちぎれたり、逆にカビが発生しやすい状態になる可能性もあるため注意が必要です。
 
お風呂の蓋に汚れやカビがつくのを防ぐには、入浴後は熱めのシャワーで飛び散った石鹸カスや皮脂をしっかり洗い流し、浴室のドアを開けて浴室内をよく乾燥させましょう。
浴室暖房乾燥機がある場合は、換気よりも乾燥運転した方がより効果的です。
 
使用頻度が高いお風呂は、どうしても汚れやすく湿度も高くなりやすい場所です。お風呂の蓋はこまめにお掃除して、しつこいカビが発生しないようにしましょう。

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