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お風呂の鏡の水アカを落とす方法や原因、予防方法を紹介

お風呂の鏡の水アカを落とす方法や原因、予防方法を紹介
お風呂|2022.10.03

お風呂をお掃除する際、浴室鏡についた白い水アカは落ちにくい汚れの1つです。
 
鏡の水アカには水道水が原因のウロコ状の水アカと、石鹸カスと水道水が結合してできる白い粉末状の水アカの2種類があり、それぞれ使用する洗剤が異なります。
 
本記事では、お風呂の浴室鏡についた水アカを落とす方法や水アカがつく原因、予防方法などをご紹介します。

鏡に水アカがつく原因

お風呂場や洗面台の鏡にいつの間にか付着し、スポンジでこすってもなかなか取れない白い汚れの正体は水アカです。では、水アカはなぜついてしまうのでしょうか。その原因は水道水にあります。

頑固な水アカは水道水のミネラル成分が原因

水アカ
落ちにくい白いウロコのような水アカは、鏡にかかった水道水が原因です。
 
水道水には、カルシウムやマグネシウム、ケイ素などのミネラル成分が含まれており、これらが酸素や二酸化炭素に触れることで水アカとなって鏡にこびりついてしまいます。
 
鏡につく水アカには、白い粉末のようなものもあります。これは、シャンプーやボディソープ、石鹸などが鏡に付着した際、落としきれなかった石鹸カスが水道水のミネラル成分に反応してできたものです。

鏡に水をかけることで水アカはどんどん頑固に

お風呂などの水回りに設置した鏡には、どうしても水や石鹸類がかかりやすく、白い水アカが発生しやすい環境です。
 
付着した水滴は、水分のみが乾くことで含まれていたカルシウムなどの成分のみが残り、これが水アカとなります。
 
浴室を使用したあとはすぐ乾くように、換気扇を稼働させておいたり、水滴をタオル等で拭くようにしましょう。
そのほか、後述する方法でお掃除することも可能です。

鏡の水アカを落とす方法

鏡についた頑固な水アカを落とすには、水アカの成分を把握し、その汚れに合った洗剤を使いましょう。ウロコ状の水アカと白い粉末状の水アカでは、汚れに対するアプローチも異なります。 

ウロコ状の水アカはクエン酸が効果的

ウロコ状の水アカはアルカリ性のため、浴槽用の中性洗剤ではなく、酸性の洗剤を使用しましょう。
 
クエン酸を使ったお掃除方法は次のとおりです。
 
【用意するもの】

  • クエン酸小さじ1/2
  • 水100ml
  • スプレーボトル
  • ラップ
  • キッチンペーパー(あれば)
  • 乾いたタオルまたは雑巾

1. まずはクエン酸スプレーを作りましょう。空のスプレーボトルに水100mlを注ぎ、クエン酸小さじ1/2を入れてよく振って混ぜます。(汚れの度合に合わせて濃さを調整)
 
2. クエン酸スプレーを鏡についたウロコ状の水アカに吹きかけます。汚れがひどい箇所は重点的にスプレーしましょう。
 
3. クエン酸を吹きかけた箇所をラップで覆い、30分程度パックします。キッチンペーパーを貼り付けてからラップで覆うと更に効果的です。
 
4. 剥がしたラップにクエン酸の粉をつけ、クシャクシャに丸めてボール状にします。
 
5. ボール状にしたラップで鏡の水アカがついた箇所をこすって汚れを落としていきます。クルクルと円を描くように擦るのがポイントです。
 
6. 汚れが落ちたら仕上げに水を流し、乾いたタオルか雑巾で水分を拭き取ります。
 
クエン酸の代わりにお酢(穀物酢)を代用することも可能です。その場合は酢と水を1:1で割りましょう。

くもり止め加工されている鏡には酸性洗剤を使用しない

浴室の鏡には、特殊なコーティングやフィルムによって、あらかじめ防曇加工(くもり止め加工)されている場合があります。
 
このような加工が施されている鏡に酸性の洗剤を使用すると、コーティングやフィルムの効果が落ちてしまうため、注意が必要です。取扱説明書を確認の上適切なお手入れをしましょう。

頑固なウロコ状の水アカは歯磨き粉やクレンザーを併用

長い期間放置されて頑固にこびりついたウロコ状の水アカは、クエン酸や酸性の洗剤では落ちにくくなっている場合もあります。
 
擦ってもなかなか落ちない場合は、研磨材を含んだ歯磨き粉やクレンザーで擦ると良いでしょう。鏡を傷つけないよう、力加減に気をつけながら擦っていきます。

白い粉末状の水アカは重曹で落とせる

白い粉末状の水アカの正体は石鹸アカです。アルカリ性の汚れであるウロコ状の水アカとは異なり酸性の汚れのため、クエン酸水を使ったお掃除方法では効果が薄いでしょう。
白い粉末状の水アカを落とす場合は、弱アルカリ性の重曹がオススメです。
 
【用意するもの】

  • 重曹小さじ1
  • 水100ml
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー
  • 乾いたタオルまたは雑巾2枚

1. 始めに重曹水を作ります。スプレーボトルに水100mlを注ぎ、重曹小さじ1を入れてよく振ります。
 
2. 鏡についた白い粉末状の水アカに重曹水を吹きかけます。
 
3. 重曹水を浸透させるために、スプレーした箇所をキッチンペーパーで覆います。
 

4. 30分ほど放置した後、貼り付けたキッチンペーパーで汚れを拭き取ります。
 
5. 用意したタオルの1枚を水に濡らして固く絞り、鏡を拭きます。
 
6. 最後に乾いたタオルで鏡を拭きます。
 
軽い汚れであれば、重曹水で十分落とせます。最後の水拭きと乾拭きは、重曹水が鏡に残らないよう、丁寧に拭き取ることがポイントです。

しつこい汚れは重曹ペーストや歯磨きを使って落とす

重曹スプレーでは落ちにくい白い粉末状の水アカは、重曹ペーストや歯磨き粉を使って研磨しましょう。
 
【用意するもの】

  • 重曹または歯磨き粉
  • 水少量
  • 小さい容器
  • ラップ(歯磨き粉を使用する場合はハードスポンジ)
  • キッチンペーパー
  • 乾いたタオルまたは雑巾2枚

1. 用意した小さい容器に重曹を入れ、少量の水を加えてペースト状にします。水はペーストの固さを見ながら、少しずつ加えていくのがポイントです。固さの目安は歯磨き粉よりも少し固い程度です。歯磨き粉を使用する場合、この工程は必要ありません。そのまま使用しましょう。
 
2. ラップをクシャクシャにまとめ、ボール状にしたものに重曹ペーストをつけます。歯磨き粉の場合は、ラップではなくハードスポンジを使います。
 
3. 鏡の水アカで汚れた箇所を丸めたラップまたはハードスポンジで小さい円を描くように擦っていきます。
 
4. 汚れが落ちたら重曹ペーストまたは歯磨き粉をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
 
5. 水で濡らして固く絞ったタオルまたは雑巾で鏡を拭きます。重曹ペーストや歯磨き粉が少しでも残ると水アカ再発の原因になるので、しっかり拭き取りましょう。
 
6. 最後に乾いたタオルまたは雑巾で水分を拭き取ります。

重曹ペーストで丸めたラップを使用する理由は、スポンジでは重曹ペーストの細かい粒子が中に入ってしまい、十分な研磨作用が発揮できないからです。
 
歯磨き粉は重曹よりも研磨作用が高いので、擦るときは鏡を傷つけないように気をつけましょう。
 
なお、重曹は酸性洗剤と同様にくもり止め加工がされている鏡については使用できません。

鏡の水アカのお掃除をする際の注意点

鏡の水アカを落とす際は、次の3つに注意してお掃除しましょう。

  • 必ず手袋をつけてお掃除する
  • お掃除の際は必ず換気する
  • 酸性洗剤と塩素系洗剤を一緒に使用しない

クエン酸や重曹は素手で触ると肌荒れの原因になる場合があります。肌の弱い方は特に注意が必要です。これらを使用してお掃除する際は、必ずゴム手袋や使い捨てのポリエチレンの手袋をつけて行いましょう。
 
また、浴室のような密室で洗剤を使用してお掃除をする場合は、換気扇を回したり、窓を開けたりして換気を行うことも大切です。
 
クエン酸を始めとした酸性の洗剤と塩素系洗剤を一緒に使用すると、有毒ガスが発生して非常に危険です。
 
例えば、クエン酸で鏡のお掃除をしたすぐ後に、塩素系洗剤でカビ取りをした場合、空気中で成分が混ざってしまう可能性があります。
 
どちらかを使用してお掃除した後は、必ずしっかり換気をしたのち、時間を開けてからもう一方の洗剤を使用するように心がけましょう。

鏡の水アカを予防する方法

鏡をキレイな状態に保つには、毎日のお手入れが重要です。次の3つのポイントを実践し、頑固な水アカを予防しましょう。

1. 鏡についた石鹸汚れはしっかり洗い流す

1鏡についた石鹸汚れを洗い流す
石鹸汚れでできる白い粉末状の水アカは研磨作用を利用しないと落としきれないため、何度も繰り返すと鏡を傷つけてしまう可能性があります。
 
お風呂に入った際、鏡に飛び散ったボディソープやシャンプーなどの泡はすぐに洗い流しましょう。少しでも石鹸汚れが残っていると、水道水に反応して面倒な水アカの原因となります。

2. 鏡に水滴を残さない

鏡は浴室や洗面所のような湿気の多い環境が苦手です。水アカを防ぐには、何よりも鏡に水滴がついた状態を放置しないことが重要です。
 
入浴後はスクイージーを使って鏡の水滴を落としたのち、使用後のバスタオルやフェイスタオルの濡れていない面でしっかり乾拭きしましょう。
 
換気扇を回したり、浴室の窓を開けて湿気を逃がしたりすることも大切です。マンションなどで浴室の窓がない場合は、サーキュレーターを回すと良いでしょう。浴室の湿気をそのままにしていると、せっかく乾拭きした鏡に水蒸気が付着してしまいます。

3. 防水・撥水加工アイテムを使う

水アカをお掃除した後は、鏡用の防水スプレーや防水シートなどを利用するのがオススメです。鏡に水滴がつくのを防いでくれるので、毎日のお手入れが楽になります。

まとめ:鏡についた水アカは早めのお掃除が大切

鏡についた水アカは、初期段階であればすぐに落とすことができますが、長期間放置していると、クエン酸や重曹を使っても落としにくくなる場合があります。水アカに気付いたらできるだけ早くお掃除しましょう。
 
ウロコ状の水アカには酸性洗剤、白い粉末状の水アカには弱アルカリ性の重曹が効果的です。頑固な汚れには研磨作用のある洗剤を使用すると良いでしょう。
 
鏡の水アカは日頃のお手入れで防ぐことができます。石鹸カスはすぐに洗い流し、鏡についた水滴をしっかり拭き取りましょう。

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