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レンジフードと換気扇の違いとは?種類やメリット・デメリット選び方を解説

レンジフードと換気扇の違いとは?種類やメリット・デメリット選び方を解説
キッチン|2022.04.15

キッチンにはレンジフードや換気扇が設置されていますが、具体的な違いをご存じですか。住宅の購入時やキッチンのリフォームを検討される際など、気になる方もいるのではないでしょうか。
 
本記事ではレンジフードと換気扇の違いや、それぞれのメリット・デメリットなどについてご紹介します。これから住宅を購入する予定の方やキッチンのリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

レンジフードと換気扇の主な違い


レンジフードと換気扇はどちらもキッチンを換気する設備ですが、換気の仕組みなどに違いがあります。まずは、それぞれの違いについて解説します。

レンジフードはシロッコファンタイプが主流


レンジフードはシロッコファンタイプと呼ばれるものが主流となっています。シロッコファンタイプには、レンジフード内部に縦型で筒状の羽根がついています。そして、この羽根はダクト(通風管)を通じて空気を屋外へ送り出す役割を持っているのです。
 
シロッコファンは、レンジフードの中に納まっているため、すっきりとした見た目が特徴で、稼働の音も静かという特徴があります。シロッコファンタイプはスタイリッシュな外観が人気で最近の住宅の主流になっています。

換気扇はプロペラファンタイプが主流

プロペラファン
換気扇はプロペラファンタイプと呼ばれるものが主流です。プロペラファンタイプは、その名の通り飛行機のプロペラのような形状をした羽根を持つものです。シロッコファンのように通風管の取りつけがなく、羽根を回すことで直接屋外に空気を送り出します。
 
プロペラファンタイプは、古い住宅に取りつけられているイメージを持っている方も多いようです。しかし、最近ではリモコンで操作できたり、温度調節機能が付いていたりするものなどもあります。
 
またプロペラファンタイプの換気扇は、主に戸建て住宅に取りつけられていることが多いです。マンションやアパートなどの集合住宅にはあまり使用されていません。

レンジフードの形状には種類がある

家庭用のレンジフードには、深型・浅型・整流板がついたスリムタイプの3種類の形状があります。
 
深型は最も一般的なレンジフードの形状となっています。蒸気やニオイを効率良く集めており、またあらゆるデザインのキッチンに合わせやすいのがメリットです。一方でフィルターの目に油汚れやホコリがたまりやすく、お掃除が面倒というデメリットもあります。
 
整流板がついたスリムタイプは見た目がスタイリッシュであることからシステムキッチンに最適なデザインです。継ぎ目がないフラットなボディで、汚れが付着しにくく、フィルターがないものもあります。そのため拭き掃除などのお手入れがしやすいのも特徴です。また、自動洗浄機能などより便利な機能を搭載しているタイプもあります。
 
浅型は他の形と比べて縦の大きさが小さく、薄くコンパクトな形が特徴です。そのため、キッチンの天井が低かったり狭かったりする場合でも設置可能です。しかし深型のレンジフードと同じくフィルターがついているため、定期的にお掃除をする必要があります。また、ファンがガスコンロと並行に取りつけられているため、真上を向いてお掃除しなければいけません。

レンジフードのメリットとデメリット

メリット、デメリット
レンジフードはシロッコファンタイプが主流です。ここでは、シロッコファンタイプのレンジフードのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

レンジフードを利用するメリットは、設置場所の選択肢が豊富なことです。屋外に直接空気を送り出す換気扇とは異なり、通風管を経由することから屋外に面していない壁面にも設置することが可能です。また、天井に埋め込む形でも問題ありません。
 
排気効率の良さもレンジフードならではのメリットです。換気扇のように天候の影響を受けることもなく、年中変わらず空気の取り込みができるため電気代も節約できるのです。
 
また、スタイリッシュなデザインもレンジフードの魅力です。換気能力が高いものを選ぼうとするとできるだけ大きなレンジフードを選ぶケースが多いですが、最近は換気能力が高くても小型でスリムなレンジフードが登場しています。キッチンの設置場所が狭くても問題なく取りつけられるのもメリットです。

デメリット

一方レンジフードを利用するにはデメリットもあります。まず一般的に換気扇に比べるとサイズが大きいため、設置するスペースの確保を考えなければなりません。前述したように狭いキッチンに対応できるレンジフードもありますが、キッチンの形状によっては取りつけると圧迫感が感じられるケースも少なくありません。
 
また、レンジフードは換気扇に比べて購入費用が高額です。スタイリッシュで換気効率が高いですが、価格を重視したい場合はデメリットになるでしょう。
 
また、レンジフードは、換気扇に比べて使用している部品が多いため、商品によってはお掃除やメンテナンスの手間がかかってしまうという問題もあります。ただし、近年では清掃しやすいレンジフードも数多く販売されているため、清掃しやすい商品を選んでなるべく手間を省くこともおすすめです。

換気扇のメリットとデメリット

換気扇は、プロペラファンタイプが主流です。ここでは、プロペラファンタイプの換気扇についてメリットとデメリットを紹介します。

メリット

換気扇を使うメリットとしてまず挙げられるのは、取りつけが簡単ということです。壁にプロペラファンを設置するだけで完了となるため、業者に依頼しても費用を安く抑えられます。
 
また、部品の少なさとシンプルな形状により、お掃除が簡単なこともメリットの一つです。フィルターを外すだけでプロペラファンのお手入れができます。シロッコファンと異なり、羽根は3〜5枚程度しかないためすぐに拭き掃除ができます。
 
コンパクトな形状もメリットです。シロッコファンのようなフード(コンロの上部全体を覆うためのカバー)がないことから、設置するにあたって広いスペースを必要としません。設置のための条件が整ってさえいれば、どんなに狭いキッチンでも取りつけられます。

デメリット

換気扇はダクトを通さず直接屋外へと排気するため、換気扇を設置する場合はキッチンと屋外が接している必要があります。一戸建ての場合はまず問題ありませんが、集合住宅の場合は条件を満たしていないケースも少なくありません。
 
また、屋外と接した場所に設置することから、排気能力がどうしても屋外環境に左右されることもデメリットの一つです。雨や風が強い日は換気能力が低くなります。ファンの隙間から外部の音がよく聞こえたり、虫などが侵入したりする可能性もあります。

レンジフードと換気扇どっちを選ぶべき?

メリットとデメリットの両方を併せ持つレンジフードと換気扇ですが、どちらを選ぶといいのでしょうか。ここではレンジフードと換気扇のそれぞれについて、選び方のポイントを解説します。

レンジフードがおすすめのケース

マンションやアパートなどの集合住宅には換気扇よりもレンジフードがおすすめです。換気扇の場合、屋外と接している場所に設置する必要があります。集合住宅のキッチンは、条件を満たしていないことが多いため、集合住宅に住んでいる場合は、レンジフードを選びましょう。
 
またカウンターキッチンなどのように、調理スペースが壁に面していない場合、最も排気を行いたいコンロ周辺部に換気扇のファンが取りつけられないため、レンジフードの設置をおすすめします。
 
デザイン性や機能性を重視したい場合にも、レンジフードがおすすめです。レンジフードは、羽根の部分が見えないスタイリッシュな形状をしているため、見栄えがいいからです。また、調理場を覆うような形で設置されるため、換気扇よりも効率良く空気を取り込みます。
 
さらに、レンジフードは稼働音が静かです。換気扇のファンの音が気になってしまう方はレンジフードの利用をおすすめします。

換気扇がおすすめのケース

換気扇は、一戸建て住宅におすすめです。換気扇は屋外と接する壁に設置しなければなりませんが、一戸建てはその条件を満たしています。また、多くの場合調理スペースが屋外と接する壁に面しているため、コンロまわりの換気をしっかり行えます。
 
換気扇は吸引力の面で優れており、油を含んだ煙が換気扇の内部へとしっかりと吸収されるため、調理中や調理後のニオイに悩まされることがありません。
 
上記の設置条件を満たした上で調理スペースが少ない場合も、換気扇の利用がおすすめです。換気扇はコンパクトな形状をしているため、キッチンが狭くても対応できます。
 
また、シロッコファンはデザイン性の良さや多機能であることからどうしても価格が高くなりがちです。費用を抑えたい場合は換気扇を選ぶと費用を抑えられます。

おすすめレンジフード


レンジフードは設置場所に応じたサイズや形状のもので、さらに換気機能が高くメンテナンスが簡単なものを選ぶことが大切です。ここでは、こうした観点を踏まえたおすすめのレンジフードを紹介します。

【スリムタイプ】さまざまなキッチンスタイルに対応

スリムタイプのレンジフードは、あらゆるキッチンスタイルに合うような新しいデザインを取り入れています。整流板を用いて換気を行うことでしっかりと排気できます。また、整流板自体はフラットな形状でお手入れが簡単です。IHクッキングヒーターと無線連動し、効率良く換気できるタイプもあります。
 
三菱電機のスリムタイプのレンジフードファンは、センターフード形のV-90CF2、サイドフード形のV-90SF2-Rの2種があります。V-90CF2はアイランドキッチンに、V-90SF2-Rは対面式のキッチンに適しています。

【深型】煙やニオイを確実に排出

三菱電機の深型のレンジフードファンには、油汚れが落ちやすいクロスキャッチフィルターを採用しています。また、フィルターまわりに撥油塗装を行っており、汚れの拭き取りが簡単です。
 
V-604KQ8は自然給気タイプとなっており、排気を行うのと同時にキッチンに新鮮な空気を取り込みます。バランス良く換気を行えることから、油を含んだ煙やニオイをしっかりと排出できます。

おすすめの換気扇

換気扇は建物の構造や間取りと関係が深いため、どこに設置するのかなど確認して選ぶことが大切です。こうした観点を踏まえたおすすめの換気扇をご紹介します。

スタイリッシュな薄型

ワンタッチフィルタータイプの換気扇は、手を汚すことなく、簡単にフィルター交換を行うことができます。羽根もボタンひとつで取り外しが可能なため、お手入れがしやすいのが魅力です。
 
ワンタッチフィルタータイプのEX-20LF8はおしゃれな薄型デザインで、さまざまなインテリアにマッチし、狭いキッチンにも設置できます。また、モーターの最適化により換気風量をそのままにしても、消費電力が従来比で25%削減可能(※1)です。すでに設置している換気扇から取り替える場合でも手間がかかりません。
 
(※1)当社現行品(EX-20LF8)と従来品(EX-20LF5)の50Hz時比較。

耐熱性に優れた金属型

耐熱性に優れた金属型の換気扇は油煙を効率良く吸うことができ、従来品と比べて消費電力を抑えることができます。
 
ワンタッチフィルタータイプのEX-20LMP8は、吸い込みが良く油のニオイに悩まされません。稼働音が静かで騒音に悩まされないのも大きなメリットです。これまで使用してきた換気扇が古くなり買い替える場合、選択肢の一つとしておすすめします。

まとめ:レンジフードと換気扇の主な違いは、ファンの仕組みやデザイン

レンジフードのファンはシロッコファン、換気扇のファンはプロペラファンで、それぞれ構造や特徴、仕組みが異なります。住宅の間取りなどから判断し、それぞれに適した換気設備を選ぶことが大切です。
 
またレンジレードや換気扇を選ぶポイントとして、換気の機能性はもちろんですが、メンテナンスのしやすさも検討することが重要です。ただし、メンテナンスがラクなものを選んだとしても、普段のお手入れだけではキレイに汚れを落とせないこともあります。
 
自分で落とせない汚れやお掃除の時間がない場合は、プロによるハウスクリーニングの利用がおすすめです。

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くらトク編集担当

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