エアコンが効かないのはなぜ?冷えない・暖まらないときの原因と対処法を解説!

「エアコンを運転しているのに部屋がなかなか冷えない」「暖房をつけても思うように暖まらない」と感じたことはありませんか。このような場合、いくつかの原因が考えられます。
本記事では、エアコンの効きが悪くなる主な原因や対処方法、効率よく使うためのポイントについて解説します。効きが悪い状態で無理な運転を続けると、エアコンが故障する原因になるおそれがあります。快適な室内環境を保つためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンが効かない原因とは?フィルターにホコリや汚れが蓄積している室外機周りの環境に問題があるエアコンの能力が部屋の広さに合っていないエアコンの設定が正しくないエアコンの寿命や劣化で能力が低下している冷媒ガスが漏れているエアコンが効かないときの対処法【冷房・暖房】エアコン本体の掃除やメンテナンス室外機周りの掃除やメンテナンスサーキュレーターの併用部屋の断熱性を向上冷房が効かないときの対処法暖房が効かないときの対処法エアコンの効きを維持する方法小まめなフィルター掃除定期的なエアコン業者のクリーニングオフシーズン時のエアコンカバーの使用1~2年に1回のオーバーホール清掃まとめ:エアコンは小まめにお手入れして快適に過ごしましょう三菱電機のプロによるエアコンクリーニングがおすすめ!エアコンが効かない原因とは?

なぜエアコンをつけても、冷房や暖房が効かないことがあるのでしょうか。まずは代表的な原因を6つご紹介します。
フィルターにホコリや汚れが蓄積している
エアコンが効かなくなる原因の一つは、フィルターに溜まったホコリや汚れです。
エアコンは、室内の空気を吸い込み、内部で冷やしたり暖めたりして再び室内に戻す仕組みになっています。このときフィルターは、空気中のホコリや汚れをキャッチする役割を担っています。
フィルターが目詰まりした状態になると、エアコン内部に流れる空気やエアコン本体から出る空気の減少により、冷たい空気や暖かい空気を効率よく送り出すことができません。その結果、エアコンを運転していても効きが悪いと感じることがあります。
室外機周りの環境に問題がある
室外機周りの環境に問題があることが原因で、エアコンの効きが悪くなるケースも少なくありません。
エアコンは、「冷媒(れいばい)」と呼ばれる熱を運ぶガスを使って、部屋の中と外で「熱を移動させる」ことで室温を調整しています。冷房時は室内の熱を外へ排出し、暖房時は外気の熱を取り込んで室内を暖めます。
しかし、室外機の周囲に物が置かれていると、空気の流れが妨げられ、排出した空気を再び吸い込んでしまうことがあります。その結果、冷房時には十分に冷えず、暖房時には暖まりにくくなってしまうのです。
また室外機に直射日光が当たり高温になると室外機が熱を逃がしにくくなるため、冷房運転時の効きが悪くなることがあります。日除けを設置することで改善を図ることができますが、吹出し口をふさぐような置く方だと逆効果になることもあるので注意が必要です。適切な日除けについてはメーカーにお問い合わせください。
エアコンの能力が部屋の広さに合っていない
部屋の広さに対してエアコンの能力が不足している場合も、効きが悪いと感じる原因となります。
エアコンにはそれぞれ適用畳数の目安が設定されており、カタログなどには「畳数の目安:8〜12畳」などと表記されていることが一般的です。この数値は使用環境によって基準が異なり、最小値は一戸建て木造平屋南向きの部屋を想定した目安、最大値は鉄筋集合住宅中間層南向きの部屋を想定した目安とされています。
そのため、同じ広さの部屋であっても、建物の構造や部屋の条件によって適したエアコンの性能は変わります。例えば、大きな窓がある部屋や天井が高い空間は、適用畳数と実際の広さが同じでも冷暖房のパワーが追いつかず、効きが悪いと感じてしまうことがあるでしょう。
エアコンの設定が正しくない
意外と見落としがちなのが、エアコンのリモコン設定の誤りです。
例えば、冷房を使用しているつもりでも、実際には送風運転になっていると、室内は思うように涼しくなりません。また、運転モードが適切でも、風量が弱過ぎたり設定温度が適切でなかったりすると、十分な効果が得られないことがあります。
その他にも、タイマー設定が有効になっていたり、人がいないときに自動で節電運転へ切り替わる機能が作動していたりするケースもあります。
エアコンの効きが悪いと感じたときは、まず設定内容を確認してみましょう。
エアコンの寿命や劣化で能力が低下している
エアコンの寿命や経年劣化によって、本来の性能が発揮できず、効きが悪くなることがあります。
エアコン内部の部品は、長年の使用によって少しずつ劣化していきます。例えば、内部にあるコンプレッサーが劣化したり故障したりすると、温度を適切に調整できません。その結果、設定通りに運転していても、室内が冷えにくくなったり、暖まりにくくなったりすることがあるのです。
一般的に、家庭用エアコンの標準使用期間は10年程度です。ただし、これはあくまで目安で、使用頻度や日頃のお手入れの状況によって、実際の寿命は変動します。
冷媒ガスが漏れている
冷媒ガスの漏れも、エアコンの効きが悪くなる主な原因の一つです。
冷媒ガスとは、エアコン内部で空気の熱を運ぶ役割を持つガスのことです。このガスが正常に循環することで、空気を冷やしたり暖めたりすることができます。
通常、冷媒ガスが自然に減ることはありませんが、何らかの原因で配管にヒビが入ったり、接続部分がゆるんだりすると、そこから漏れてしまうことがあります。冷媒ガスが不足すると、熱の移動がうまく行われなくなるので、エアコンを運転していても十分な効果が得られなくなってしまうのです。
エアコンが効かないときの対処法【冷房・暖房】

エアコンが冷房も暖房も効かないとき、ご自身でできる対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。4つの対処法をご紹介します。
エアコン本体の掃除やメンテナンス
エアコンが効かないときは、室内機のお掃除やメンテナンスを行いましょう。
前述の通り、フィルターにホコリや汚れが蓄積していると、エアコンの効きが悪くなってしまいます。お部屋の環境や使用頻度、ご使用の製品にもよりますが、自動お掃除機能が付いていないタイプであれば2週間に1回程度は、フィルターのお掃除を行うとよいでしょう。
フィルターをキレイにするだけでも、エアコンの効きがよくなることがあります。
室外機周りの掃除やメンテナンス
室外機周りのお掃除や環境の見直しも、エアコンの効きが悪いときに効果的な対処方法です。
室外機の周囲に物が置かれていたり、吹出し口がふさがれていたりすると、排気がうまく行われず、温度調整が十分にできなくなることがあります。こうした状態で使用を続けると、室外機に負担がかかり、故障の原因になるおそれもあるので注意が必要です。
メーカーによって推奨条件は異なりますが、三菱電機では室外機の周囲に以下のスペースを確保することを推奨しています。
- 室外機の前:20cm以上
- 室外機の左右:向かって左側は10cm以上、向かって右側は35cm以上
- 室外機の後ろ:10cm以上
- 室外機の上:原則として開放
なお、室外機は屋外での使用を前提に設計されているため、本体自体のお掃除は基本的に必要ありません。エアコンの効きに関係なく室外機の汚れが気になる場合は、メーカーのサイト等を確認の上お手入れをしましょう。
サーキュレーターの併用
冷たい風や暖かい風は出ているものの、効きが悪いと感じる場合は、エアコンとサーキュレーターを併用するのも効果的です。
サーキュレーターは、室内の空気を循環させるために使用します。一般的に冷たい空気は床付近に、暖かい空気は天井付近に溜まりやすいとされています。サーキュレーターを使うと空気の偏りを解消できるので、部屋全体の温度が均一になりやすいです。
サーキュレーターを併用する場合は、設置場所も意識したいポイントです。冷房時は、エアコンの近くの床に置き、エアコンに背を向ける形でやや上向きに風を送ると、空気が循環しやすくなります。一方暖房時は、エアコンの対角線上に配置し、向かい合う位置から上方向へ風を送ることで、暖気が部屋全体に行き渡りやすくなります。
部屋の断熱性を向上
エアコンの効きが悪いと感じる場合は、部屋の断熱性を見直すことも検討しましょう。
断熱性が低いと、窓や壁、屋根などから外気の影響を受けやすくなります。夏は外の熱が室内に入り込みやすいので、エアコンをフル稼働させてもなかなか涼しくなりません。反対に冬は、せっかく暖めた空気が外へ逃げてしまうため、室内の温度が下がりやすくなります。
断熱性の向上には、断熱リフォームが効果的ですが、大掛かりな工事が難しい場合は、断熱効果のあるカーテンを取り入れるだけでも窓からの熱の出入りを抑えることができ、エアコンの効きを高めやすくなります。
冷房が効かないときの対処法
冷房が効きにくいときは、室外機への直射日光を防ぎましょう。
前述の通り、室外機に直射日光が当たり高温になると、室内機が取り込んだ空気を効率よく冷やすことができません。室外機が日差しの強い場所に設置されている場合は、本体から少し離れた位置にすだれなどの日除けを設置し、直射日光を遮りましょう。
ただし、室外機の周囲を覆ってしまうと、スムーズな排気を妨げてしまうので注意が必要です。風の通り道を確保した上で、適切に日除けを設置することがポイントです。
暖房が効かないときの対処法
暖房の効きが悪いときは、風向きを下向きに設定しましょう。
前述の通り、暖かい空気は上に溜まりやすい性質があるため、風向きが上向きのままだと、天井付近ばかりが暖まり、足元が冷えてしまいます。送風の向きを下向きに調整することで、室内全体に暖気が行き渡りやすくなります。
また、暖房運転時は室外機の熱交換器に付着した霜を取り除くために「霜取り運転」が行われます。この運転は暖房効率を維持するために欠かせませんが、運転中は一時的に暖房が停止するので「室内が暖まらない」と感じやすいです。
霜取り運転の頻度は設定温度にも影響されるため、温度を必要以上に高く設定し過ぎないようにしましょう。適切な設定を心がけることで、効率よく暖房を利用できます。
エアコンの効きを維持する方法

最後に、エアコンの効きを維持するためのポイントをご紹介します。
小まめなフィルター掃除
小まめなフィルター掃除は、ご自身でできる対処法の一つです。
最初にお話しした通り、フィルターが詰まっていると、せっかく冷やした空気や暖めた空気が室内に効率よく送り出されません。
エアコンを使用していると、思っている以上に早くフィルターに汚れが溜まるので、意識的にお掃除を行いましょう。前述の通り、フィルター掃除は、自動お掃除機能が付いていないタイプであれば2週間に1回程度の頻度で行うのがオススメです。
基本的にフィルターは水洗いも可能ですが、本体に戻す前にしっかりと乾燥させるようにしてください。
定期的なエアコン業者のクリーニング
エアコンの効きを維持するためには、定期的に専門業者へクリーニングを依頼するのがオススメです。
エアコン内部にホコリが溜まると、空気の流れが悪くなり、効きが低下する原因になることがあります。しかし、内部の部品には取り外しが難しいものが多いです。また、水や洗剤を使ったお掃除は故障の原因となるおそれがあり、また自力で隅々までキレイにするのは簡単ではありません。
さらに、内部にたまった湿気や汚れからカビが発生すると、ニオイや衛生面への影響に加え、効きの低下につながることもあります。専門業者であれば、ご自身では難しい箇所まで、しっかりとお掃除し、汚れやカビにも適切に対処が可能です。
定期的にクリーニングを行うことで、エアコン本来の性能を維持しやすくなります。
オフシーズン時のエアコンカバーの使用
オフシーズンは、エアコンの室内機にエアコンカバーを付けておくのも効果的です。
カバーをかけておくことで、内部にホコリや汚れが入り込むのを防ぎやすくなります。その結果、汚れの蓄積による冷暖房効率の低下を抑えられるだけではなく、お掃除の手間を減らすことが可能です。
カバーによる対策を行うことで、エアコンをより良い状態で維持しやすくなり、結果的に長く使い続けることにもつながるでしょう。
1~2年に1回のオーバーホール清掃
1~2年に1回を目安に、エアコンのオーバーホール清掃を行うことも、エアコンの効きを維持することにつながります。
オーバーホール清掃とは、カバーやルーバーはもちろん、ドレンパンやファンといった内部部品まで分解し、洗浄する方法です。一般的なクリーニングではお掃除が難しい内部の隅々までキレイにできるので、奥深くに蓄積したホコリや汚れも落とせます。
一般的なクリーニングよりも費用や時間はかかりますが、大掃除などのタイミングで、1~2年に1回実施すれば、エアコンの性能を維持しつつ、快適な室内空間を実現できるでしょう。
三菱電機でも、エアコンの分解掃除サービス(オーバーホール)を実施しています。作業時間2~3時間程度で、エアコン内部を徹底的にキレイにします。
オーバーホール清掃をご希望の方は、こちらからご依頼ください。
※オーバーホール清掃は、三菱電機製のエアコンに限ります。くらトクのエアコンクリーニングサービスは、他社の製品でも対応可能です。
まとめ:エアコンは小まめにお手入れして快適に過ごしましょう
エアコンの効きが悪くなる原因はさまざまですが、フィルターや内部に溜まったホコリや汚れが影響しているケースも少なくありません。
フィルターはご自身でお掃除できるので、2週間に1回を目安に状態を確認し、小まめにお手入れを行うことが大切です。フィルター以外の内部についてはセルフメンテナンスが難しく、無理にお掃除を行うと故障のおそれもあります。そのため、内部のお掃除は専門業者へ依頼するのが安心です。
三菱電機の「くらトク」では、エアコンの簡易お掃除サービスを提供しています。メーカーとして培ってきたノウハウを生かし、内部の汚れまでしっかりと対応いたします。国内の全メーカー(※)に対応していますので、エアコンの汚れが気になる方は、お気軽にご相談ください。
※株式会社ゼネラルのノクリアXシリーズはサービスの対象外となります。(「ノクリア」は、株式会社ゼネラルの登録商標です。)その他、製品の型式・状態などによってサービスが提供できない場合がございます。予めご了承ください。
三菱電機のプロによるエアコンクリーニングがおすすめ!
-
- ご自身では掃除できないエアコン内部を分解洗浄します。
- ニオイのもととなるカビやホコリをプロの技術で取り除きます。
- 電気代や効き具合に影響する内部汚れによる冷房効率の低下を改善します。
※サービス提供エリアに限ります。サービス詳細は下記リンクをご参照ください。
#エアコン #掃除 #お手入れ #内部洗浄 #エアコンクリーニング #オーバーホール
-
-
この記事を書いた人
くらトク編集担当

