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お風呂のドアレール・パッキン・通気口の掃除方法を徹底解説

お風呂のドアレール・パッキン・通気口の掃除方法を徹底解説
お風呂|2025.07.08

お風呂場は汚れや湿気が溜まりやすい場所なので、キレイな状態をキープしたい場合は細かいところまで定期的にお掃除することが大切です。特にお風呂のドアレールやパッキン、通気口は普段見落としがちな場所なので、汚れが溜まっている可能性が高いです。汚れを放置していると、お掃除に手間と時間がかかったり、健康に影響を及ぼしたりすることもあるため注意しましょう。
 
本記事では、お風呂のドアに付きやすい汚れの種類や特徴、ドアレールやパッキン、通風口のお掃除に必要なもの、具体的なお掃除方法と汚れを防ぐポイントについて解説します。

お風呂(浴室)のドアに付きやすい汚れの種類と特徴

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お風呂(浴室)のドアにはさまざまな汚れが付着します。ここでは、お風呂のドアに付きやすい主な汚れの種類とそれぞれの特徴を説明します。

水アカ

水アカとは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が乾いて固まったもののことです。ミネラルは水に溶けている間は無色透明ですが、水分が蒸発してミネラル分のみが堆積すると、白っぽい汚れが付着するようになります。そこに皮脂汚れや石鹸カスなどが混ざると徐々に茶色っぽい汚れになり、ますます頑固な汚れとなるので注意が必要です。

浴室側のドアはシャワーなどの水が飛び散りやすいため、水アカが付着しやすい場所です。他にも、通気口の内側、サッシやレールなどにもよく水アカが見られます。

ホコリ

お風呂に限らず、ホコリはどこにでも存在する汚れの一種です。ホコリ自体は小さく、ふわふわと軽い性質を持っていますが、水に濡れると固まって頑固な汚れになるので早めにお掃除するのが望ましいです。

ホコリはドアレールの溝やすみ、通気口の隙間などに付着する傾向にあります。

石鹸カス

石鹸カスとは、石鹸やボディソープ、シャンプーなどの成分がベースになった汚れのことです。水道水に含まれるミネラル分と石鹸成分が混ざり合うと、金属石鹸と呼ばれる物質が生まれます。

石鹸カスを放置すると白や薄茶色の汚れに変化することもあります。また、石鹸カスは、お風呂場の床や壁、浴槽のへり、浴室側のドアなど広範囲に付着しやすいです。

皮脂汚れ

皮脂汚れとは、人の皮脂成分を主体とした汚れのことです。石鹸やボディソープで顔や体を洗うと、汚れと一緒に皮脂も流れ落ちるため、浴室の壁や床に皮脂汚れが付着しやすくなります。

また、皮脂は物に触れるだけでも付着するので、ドアを開け閉めする際に取っ手やガラス面が汚れる原因にもなります。

カビ

カビ菌は高温多湿の環境を好む上、皮脂汚れなどをエサにするため、お風呂場は格好の繁殖場所となります。お風呂場に生えるカビには赤カビと黒カビの2種類があり、前者は別名ピンクぬめりとも呼ばれているものです。
 
ピンクぬめりはロドトルラと呼ばれる酵母菌の一種や、メチロバクテリウムという種類の雑菌が繁殖して生まれるもので、その名のとおり、ぬめぬめとしたピンク色の汚れが発生します。人体への影響はほとんどないといわれていますが、後述する黒カビよりも繁殖力が高く、放っておくとドア全体にピンク色の汚れが付着する原因となります。また、ピンクぬめりは黒カビのエサにもなるため、放置しておくと黒カビを増殖される恐れがあります。
 
一方の黒カビは、黒い点のように見えるカビのことです。一度発生するとその場に深い根を張るため、キレイに落とすには手間と時間がかかります。黒カビが生えていると見た目が悪くなるのはもちろん、体内に入り込むとアレルギー症状を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
 
カビは高温多湿な場所に発生しやすく、放っておくとどんどん繁殖するため、通気口などを介して洗面所側のドアにも黒カビが見られることがあります。

お風呂のドアレール・パッキン・通気口の掃除のために準備するもの

お風呂のドアレールやパッキン、通気口をお掃除するために必要なものは以下のとおりです。

  • ブラシ
  • スポンジ
  • 使い古しの歯ブラシ
  • 綿棒
  • 掃除機
  • 浴室用の中性洗剤
  • カーボンヘラ
  • タオルや雑巾
  • ウエットティッシュ
  • キッチンペーパー

 
ブラシは通風口の隙間やドアレールの溝なども磨ける細身のタイプがオススメです。
 
スポンジはドアレールや通風口の広い面の汚れを拭き取るときに使用します。レールのすみなど、掃除用ブラシではなかなか届かない細かいところをお掃除したい場合は、使い古しの歯ブラシや綿棒を使うと便利です。
 
掃除機は主に通気口のホコリを取り除くために使用します。ヘッドを細口のノズルに取り替えれば、狭い通気口のホコリも効率よく吸い込めます。
 
頑固な汚れには、基本的に浴槽用の中性洗剤を使いましょう。水アカや石鹸カスなど、硬くこびり付いた汚れはブラシでは落とせないため、カーボン製のヘラを使用してかき取ります。
 
タオルや雑巾は頑固な汚れをこすり洗いする際や、仕上げの乾拭きに使用します。ドアレールをお掃除する際に細長く丸めたタオルを洗面所側にセットしておけば、洗面所への水の流出も防げるでしょう。
 
ウエットティッシュはドアレールに付着している髪の毛やホコリなどを取り除くときに使用します。これらのゴミはこすり洗いする必要がなく、さっと除去できるため、ゴミ箱にそのまま捨てられるウエットティッシュを使った方が便利です。
 
キッチンペーパーは、頑固な汚れに対して中性洗剤でパックするときに使用します。中性洗剤のみを塗布するよりも、中性洗剤を染みこませたキッチンペーパーでパックして少し放置しておくと汚れが浮きやすくなり、頑固な汚れ落としに効果的です。
 
それでも落ちない水アカ等がある場合には、浴室用の酸性洗剤でパックをするとさらに効果的です。

ドアレールの掃除方法

お風呂場のドアレールのお掃除方法を、5つのステップで説明します。お掃除の際は、手荒れや怪我を防ぐためにゴム手袋を使用するのがオススメです。

1. タオルをセットし、レールのゴミを取り除く

浴室ドアレールの洗面所側に細長く丸めたタオルを設置します。レールに沿うように平行に置くのがポイントです。タオルをセットしたら、レールの上の髪の毛やホコリをウエットティッシュで取り除きます。

2. 中性洗剤をレール塗布する

頑固な汚れが付着している場合は、中性洗剤を塗布して汚れを浮かせます。中性洗剤をドアレールに塗布し、10分程度放置しておきましょう。洗剤をまんべんなく行き渡らせたいときは、中性洗剤を浸したキッチンペーパーをレールに敷く方法もあります。

3. カーボンヘラで汚れを削り落とす

10分経過したら、カーボンヘラを使って汚れを削り落とします。固まっていた汚れが柔らかくなっているはずなので、さほど力を入れなくても落とせるでしょう。

4. ブラシで汚れを落とす

固まった汚れを落としたら、掃除用ブラシでレールの上をこすり洗いします。細かい場所は使い古しの歯ブラシや綿棒を使用すると簡単に汚れを取り除けます。

5. 水で汚れを洗い流す

弱めのシャワーを使うか、またはペットボトルに入れた水をレール部分に流し、汚れを洗浄します。せき止め用のタオルがあるので少々の水なら洗面所側に流れても吸い取ってくれますがが、シャワーを使う場合は水浸しにならないよう注意しましょう。レールの汚れを洗い流したら、雑巾やタオルで乾拭きして仕上げます。

パッキンの掃除方法

浴室のドア枠のパッキンをお掃除する方法を5つのステップで説明します。

1. ウエットティッシュで汚れを拭き取る

パッキン部分に髪の毛やゴミなどが付着している場合は、あらかじめウエットティッシュで拭き取っておきます。

2. 中性洗剤で汚れを浮かせる

浴室用中性洗剤を含ませたキッチンペーパーをパッキン部分に貼り付けていきます。そのまま10分程度放置し、汚れを浮かせましょう。

3. スポンジでこすり洗いする

キッチンペーパーを取り除き、スポンジを使ってこすり洗いします。あまり強い力を入れるとパッキンが傷む原因になるので、適度な力で洗うよう心掛けましょう。中性洗剤で汚れを浮かせているので、さほど力を入れる必要はありませんが、こびり付いている汚れがある場合は、スポンジの不織布部分(硬い方)を使うと研磨効果で汚れを落としやすくなります。

4. シャワーで洗い流す

シャワーを使って洗剤と汚れを洗い流します。すすぎが不十分だと雑菌が繁殖する原因となるので、念入りに洗い流しましょう。洗面所側のドアパッキンにはシャワーが使えないので、水を含ませて固く絞った雑巾で水拭きします。

5. 乾拭きして仕上げる

最後に、乾いた雑巾でパッキンの水気を拭き取ります。濡れたまま放置すると水アカやカビ菌が増殖する原因となるのでしっかりと拭きあげましょう。

通気口の掃除方法

お風呂場のドアの通気口(ガラリ)のお掃除方法を、3つのステップで説明します。

1. 通気口のゴミ・ホコリを取り除く

掃除機を使って通気口に溜まったゴミやホコリを取り除きます。細口のノズルを使用すれば、狭い部分に溜まった汚れも簡単に吸い込めます。乾いた汚れなら掃除機だけでほとんど除去できるでしょう。

2. ブラシでこすり洗いする

掃除機で除去しきれなかった汚れは、ブラシでこすり洗いします。浴室側の方はシャワーで適宜水を掛けながらブラシでこすると、水分を含んだゴミ・ホコリを効率よく落とせます。洗面所側はシャワーを使えないので、ブラシ自体を濡らすか、あるいはスプレー容器に水を入れて噴霧しながらお掃除しましょう。

なかなか落ちない頑固な汚れがある場合は、ブラシに浴室用の中性洗剤を含ませてお掃除します。通気口のすみなど細かい部分は、使い古しの歯ブラシか綿棒を使うのがオススメです。

3. 汚れを洗い流し、乾拭きする

ブラシで汚れを落としたら、浴室側はシャワーで洗い流し、洗面所側は固く絞った雑巾を使って水拭きします。仕上げに乾いた雑巾で乾拭きし、水気を拭き取ります。

ドアレール・パッキン・通気口を汚れにくくするポイント

お風呂場のドアレールやパッキン、通気口のお手入れを楽にしたいなら、日頃から汚れにくくする工夫を取り入れることが大切です。ここではお風呂場のドアの汚れを防ぐコツやポイントを5つご紹介します。

1. ドアのサッシにマスキングテープを貼る

ドアのサッシにマスキングテープを貼っている様子

お風呂のドアのサッシ部分にマスキングテープを貼っておくと、ホコリなどの汚れが直に付着するのを防ぐことができます。テープの表面が汚れてきたら、古いテープを剥がして新しいものに交換するだけなので、手軽にメンテナンスできます。

なお、マスキングテープを貼るのはサッシ部分だけに留めておきましょう。ドアレールや下枠カバーにある穴を塞いでしまうと排水がうまくいかず、周囲が水浸しになる原因になるので要注意です。

2. ホコリ取りフィルターを使用する

ホームセンターなどでは、浴室専用のホコリ取りフィルターが販売されています。フィルターはシールタイプのものが多く、通気口のサイズに合わせて貼り付けておけば、通気口の溝にホコリやゴミが付着するのを予防できます。

フィルターは消耗品であるため、汚れてきたら新しいものに交換しましょう。古いものを使い続けていると通気性が悪くなり、浴室内に湿気がこもってカビが繁殖しやすくなるため注意が必要です。

3. 入浴後にお湯と冷水を掛ける

入浴を済ませた後、ドア全体にお湯を掛けておけば、石鹸カスやカビの元になる石鹸成分や皮脂などを洗い流せます。その後、冷水を掛けて周囲の温度を下げておけば、カビ菌の繁殖を防ぐことが可能です。

4. 使用後に水気を拭き取る

水気が残っていると雑菌やカビ菌が繁殖しやすくなるので、入浴後はドアに付着した水気をさっと拭き取っておきましょう。使用後に換気扇を回したり、浴室の乾燥機能を使ったりするのも有効です。

5. 小まめに掃除する

お風呂場のドアの汚れは、長く放置すればするほど頑固な汚れやカビが生じやすくなります。週に1回を目安にお風呂場のドアをお掃除することで、頑固な汚れが付きにくくなり、大がかりなお手入れを行う頻度も少なくできるでしょう。

まとめ:お風呂のドアレール・パッキン・通気口は定期的な掃除を

 
お風呂場は汚れや湿気が溜まりやすい場所です。そのため、お手入れを怠るとドアレールやパッキン、通気口などに汚れが溜まったりカビが発生したりする原因となります。特にカビは健康に影響を及ぼす要因にもなるので、お風呂場のドアは定期的にお掃除し、キレイな状態を保つようにしましょう。
 
日頃のお手入れは週に1回を目安に行うのが理想です。しかし、多忙でなかなかお掃除に手が回らない場合や、ご自身では落としきれない頑固な汚れがある場合は、ハウスクリーニングサービスを利用するのもオススメです。
 
三菱電機では、プロの技術で浴室全体をキレイにするハウスクリーニングサービスを実施しています。オプションでエプロン内部のお掃除や鏡のウロコ取り、浴室乾燥機フィルター清掃なども承っていますので、ドアを含むお風呂場全体をキレイにお掃除したい方は、ぜひハウスクリーニングサービスの利用をご検討ください。

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くらトク編集担当

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