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洗ったはずの洗濯物が臭いのはなぜ?原因とニオイを取るための対策を解説

洗ったはずの洗濯物が臭いのはなぜ?原因とニオイを取るための対策を解説
掃除・洗濯|2024.03.26

洗濯物が臭いのは、雑菌の繁殖が原因だと考えられています。洗った後の衣類にニオイを感じたら、早めに対策を取り入れましょう。本記事では洗濯物の臭いを消すための方法について解説します。適切な対処法を活用して、なかなか取れない洗濯物のニオイを抑えていきましょう。
 

洗ったばかりの洗濯物が臭い理由は?


 
洗濯した衣類が臭い主な原因は、雑菌です。衣類に付着した雑菌が繁殖して、不快なニオイを発していると考えられます。
「洗濯がうまくできていない」「生乾きの状態が続いた」など、衣類に雑菌が繁殖する原因はさまざまです。そのため、それぞれの原因に合わせた対策を取り入れる必要があります。しっかりと対策を行って、不快なニオイが起きないようにしていきましょう。
 

衣類に雑菌が残ってしまう原因は?

衣類の汚れを落としきれていない
濡れた衣類を放置している
衣類を完全に乾かせていない
洗濯機が汚れている
 

洗濯物のニオイが気になり、雑菌の繁殖を防ぎたいと思っても、何が原因かわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは洗濯後の衣類に雑菌が残る原因について解説します。
 

衣類の汚れを落としきれていない

繊維の奥にしみ込んだ汗や皮脂などの成分を落としきれないと、雑菌が繁殖する恐れがあります。頻繁に洗濯をしていても、皮脂や垢、角質に含まれる油分やタンパク質は水に溶けにくく、洗濯では全て落とせない場合もあります。
とくに、長く愛用している服は汚れが蓄積して臭いを発しやすくなる可能性があります。また、落としきれなかった汗や皮脂の成分は黄ばみの原因にもなるでしょう。
 

濡れた衣類を放置している

洗濯が終わった衣類をすぐに干さず、長時間洗濯機内に放置すると雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌は湿度の高い場所を好む傾向があるため、濡れた衣類を放置するのは避けましょう。
また、体を拭いたバスタオルなどをすぐに洗わない場合も、湿気によって雑菌が増える可能性が高いです。衣類は、できるだけ湿った状態を避ける必要があります。
 

衣類を完全に乾かせていない

生乾きの状態で洗濯物を取り込むと、雑菌が増加し不快なニオイを発するようになります。とくに、部屋干しでは洗濯物がなかなか乾かない場合も多いため気を付けましょう。
一見すると乾いたように見えても、袖口や襟など細かな部分が乾いていないことも少なくありません。乾ききっていない状態で衣類を畳んだり、タンスにしまったりしないようにしてください。
 

洗濯機が汚れている

繰り返し洗って衣類の汚れをとったり、生乾きにならないように気を付けたりしてもニオイが改善されない場合は、洗濯機が汚れている可能性もあるでしょう。洗濯機は、定期的にお掃除を行なわないと内部にカビが生えやすくなります。洗濯の際に付着したカビも不快なニオイの原因になるため、洗濯機の汚れにも注意しましょう。
 

洗濯物が臭くならないための9つの対策


弱アルカリ性の洗剤を使う
洗剤・柔軟剤は入れ過ぎない
40~50℃のお湯で洗濯する
酸素系漂白剤で浸け置き洗いする
衣類はなるべく乾いた状態に保つ
干す前に衣類に消臭スプレーをかける
風を当てて乾かす
高温乾燥機を使う
洗濯機を除菌する
 

洗濯物の臭いを防ぐために、適切な対策を取り入れましょう。ここでは9つの臭い対策を紹介します。

 

弱アルカリ性の洗剤を使う

衣類に付着した汗や皮脂は落ちにくく、洗浄力の弱い洗剤だと対処できない場合があります。人の汗や皮脂による汚れには弱アルカリ性の洗剤を使うのがおすすめです。ただし、衣類の色や生地によっては弱アルカリ性の洗剤が合わず、繊維を傷める原因になる場合があります。

 

洗剤・柔軟剤は入れ過ぎない

洗剤や柔軟剤を入れるときは、適量を守りましょう。頑固な汚れがあったり、ニオイが気になったりすると洗剤を多く入れてしまう方もいるかもしれません。しかし、適量以上の洗剤や柔軟剤を入れると、洗濯の際にきちんとすすぎきれず、逆効果になる場合もあります。
 
衣類に残った洗剤や柔軟剤の成分が餌となり、雑菌が繁殖していくため気を付けてください。洗剤や柔軟剤を使う際は、事前にどの程度の量を入れるべきか確認しておきましょう。

 

40~50℃のお湯で洗濯する

水で洗濯した際の臭いが気になる場合は、お湯を使うのも1つの方法です。40~50℃は、洗剤の酵素が活性化しやすい温度帯だといわれています。お風呂の残り湯を入れたり、温めたお湯を洗濯槽の水に加えたりして水温を上げてみましょう。
 
ただし、時間が経過したお風呂の残り湯には雑菌が繁殖しているため、洗濯に使う場合は入浴後すぐの残り湯を使うのがポイントです。また、残り湯を使う際は「洗い」までにとどめ、「すすぎ」には使わないようにしてください。

 

酸素系漂白剤で浸け置き洗いする

除菌効果を期待できる酸素系漂白剤は、ニオイの原因となる雑菌を取り除くのに役立ちます。ニオイを防ぐだけでなく、すでにニオイがついてしまった衣類を除菌したい場合にもおすすめです。
 
まずは40~50℃のお湯に酸素系漂白剤を加え、20~30分ほど衣類を浸け置きします。浸け置き後は、酸素系漂白剤入りのお湯と一緒に衣類を洗濯機に入れ、通常通りに洗えば完了です。ただし、デリケートな衣類に漂白剤を使うと繊維が傷む恐れがあります。通常の衣類でも、色落ちのリスクがあるため、漂白剤の量や浸漬時間については商品の注意書きをよく確認してください。

 

衣類はなるべく乾いた状態に保つ

着用した衣類が汚れた場合は、できるだけ早く洗濯しましょう。水気を拭いたタオルなど、濡れたり湿ったりしたものはとくに雑菌が増えやすいといわれているため、すぐに洗うのがおすすめです。
 
すぐに洗濯できない時は、一旦よく乾かしてから通気性のよいカゴに入れて保管してください。洗濯機の中は高温多湿になりやすく、汚れた衣類を保管するのには向いていません。洗濯をした後は、衣類を洗濯機に放置せず早めに干しましょう。日々の心がけによって、洗濯物のニオイを抑えられます。

 

干す前に衣類に消臭スプレーをかける

洗濯物を干す前に消臭スプレーをかけると、消臭成分がニオイの発生を防いでくれます。ただし、消臭成分はあくまでニオイを消す成分なので、衣類についた雑菌は取り除けません。ニオイの原因を根本的に対処するためには、消臭に加えて雑菌効果も備えたスプレーを使うのがおすすめです。
 
なお、消臭剤の成分によっては衣類にシミが残る場合があります。消臭スプレーを使う前に注意書きをよく読み、目立たない部分に一度かけてみて、問題なければ使用しましょう。

 

風を当てて乾かす

ニオイの原因となる雑菌は、湿った場所で繁殖しやすいため、洗濯物はなるべく早く乾かしましょう。衣類を早く乾かすには、風が当たる場所を選ぶのがポイントです。外干しの場合は、風通しのよい日陰で干せば素早く湿気が飛び、菌の繁殖を防げます。
 
部屋干しの場合は、扇風機やサーキュレーターなどで風を当てましょう。除湿しながら風を当てる衣類乾燥除湿機を活用すると、より早く乾燥できます。洗濯物は下の方に水が溜まりやすいので、下から上に向けて風が当たるようにしてください。また、ハンガーをかける際は適度な間隔をあけ、全体に風を通すようにすると均一に乾きやすいです。

 

高温乾燥機を使う

高温乾燥機も、雑菌の繁殖を防ぐのに役立ちます。衣類を素早く乾かせるのに加え、高温で殺菌できる点が大きなメリットです。とくに湿度が高くなる雨の日は、部屋干しにしてもなかなか乾かないため、高温乾燥機が重宝されるでしょう。
 
ただし、衣類の素材によっては高温乾燥機でダメージを受ける可能性があります。事前に洗濯表示をチェックし、乾燥機を使っても問題ないかの確認が大切です。乾燥機を使えない場合は、扇風機やサーキュレーター、衣類乾燥除湿機を活用する方法がおすすめです。

 

洗濯機を除菌する

洗濯機に溜まった汚れが衣類に移り、雑菌が繁殖する原因となっている場合もあります。洗濯機内のカビや菌が増えるのを防ぐため、洗濯後は必ず蓋を開いて乾燥させましょう。蓋を閉めたままだと湿気が溜まり、カビや菌が増殖しやすくなります。
 
また、洗濯槽の裏もしっかりお掃除しましょう。洗濯槽クリーナーを使い、月に1度ほどの頻度でお掃除を行うとカビが増えるのを抑えられます。洗濯槽の汚れは目に見えず、お手入れを忘れやすいので、定期的なお掃除を習慣化するようにしてみてください。
 

いますぐ衣類のイヤなニオイを取る方法


 
洗濯後しばらくしてから衣類のニオイに気づくこともあるのではないでしょうか。ここではすぐに衣類の臭いを取る方法を紹介します。
 

消臭スプレーをかける

衣類のニオイを素早く取りたい場合は、消臭スプレーが重宝されます。ニオイの原因である雑菌を取り除くために、除菌効果の高い消臭スプレーを使うのがおすすめです。
 
消臭スプレーをかける際は、繊維の奥まで届くようにたっぷりスプレーしましょう。表面にスプレーをかけただけでは、本来の消臭効果を実感できない場合があります。制服やスーツなど普段洗濯ができない厚手の衣類は、とくにしっかりスプレーするのがポイントです。スプレーした後は、軽く衣類を揉んで成分を均一に浸透させます。きちんと乾かし、臭いの粒子を除去すれば完了です。
 

蒸気を利用する

ニオイを発している部分に蒸気を当てると、除菌や脱臭の効果があるといわれています。そのため、衣類用スチーマーやアイロンのスチーム機能を使うのもおすすめです。ニオイ成分は水に溶けやすい場合が多いため、スチームを当てることで、水分が臭いの粒子を吸着し、一緒に繊維の外に追い出してくれます。
 
また、浴室の蒸気を利用するのも1つの方法です。入浴後に浴槽のお湯を抜かず、蓋を開けたままの状態にして、蒸気が溜まった浴室にハンガーで衣類を干しておけば、蒸気が臭いを吸い取ってくれます。なお、蒸気を利用した際は風通しのよいところでしっかり乾かしてください。
 

家事・掃除のお悩みはプロに頼って解決しよう

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洗濯物のニオイ対策を行って、衣類をきれいに保とう

洗濯後の衣類のニオイは、雑菌の繁殖によるものです。衣類の汚れを落としきれていなかったり、生乾きの状態になっていたり、雑菌が増えるのにはいろいろな原因があります。不快なニオイを抑えるには、原因に合わせた対処法を取り入れることが大切です。今回紹介した対処法を参考に、衣類の気になる臭いを取り除いていきましょう。
 
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