このページの本文へ

ここから本文

プロ直伝!生活のお困りごと解決

クローゼットのカビ対策は?原因やカビの除去方法も解説!

クローゼットのカビ対策は?原因やカビの除去方法も解説!
掃除・洗濯|2024.03.26

クローゼットのカビ対策は、通気性を高めて湿気がたまらないようにすることが大切です。しかし、どのような方法でカビ対策を行えば良いかわからない場合もあるでしょう。本記事では、カビの発生原因や除去方法などについて紹介します。クローゼットのカビ対策を行い、大切な服を守るために役立ててください。

クローゼットのカビの原因


通気性が悪い
湿気がこもり、湿度が高い
ホコリが多い
衣類に汗や汚れが付着している
 
クローゼットの中でカビが発生しやすいのには、何らかの原因があります。カビが発生する原因について詳しく解説します。
 

通気性が悪い

カビには、空気が滞留する場所に発生しやすい性質があります。クローゼット内の服が多すぎたり、詰め込まれすぎたりしていると換気をしても空気が入れ替わらないため、通気性が悪くなるでしょう。
 
また、常にクローゼットの扉を閉めっぱなしにしている場合も通気性が落ちる恐れがあります。通気性が悪くなればなるほどカビが増えやすくなるので、注意が必要です。
 

湿気がこもり、湿度が高い

カビは、湿度70%以上、室温20〜40℃、の環境で繁殖しやすいです。日当たりの悪い北側の部屋や浴室に近い部屋のクローゼットは、湿度が高くなる傾向があるため気を付けましょう。
クリーニングから戻ってきた洋服にかかっているビニール袋を取らないままでいると、湿気がこもってカビが発生する可能性が高まります。自宅に着いたらビニール袋を取り、保管するのがおすすめです。
 

ホコリが多い

カビの栄養源は、ホコリです。そのため、ホコリの蓄積を放置しているとカビがどんどん増えていく恐れがあります。
フローリングや戸棚の上、衣類など、ホコリがたまりやすい場所をチェックしてこまめにお掃除する必要があります。とくに、目視で確認するのが難しい場所や狭い場所はホコリがたまりやすいので注意しましょう。
 

衣類に汗や汚れが付着している

汗や汚れもカビが増える原因といえます。例えば、衣類に汗が付着していると汗の水分でクローゼット内の湿度が上がり、カビが繁殖しやすくなるでしょう。衣類自体にもカビが生えやすくなるため注意が必要です。
また、皮脂や食べカスなどの汚れもカビの栄養源です。衣類だけでなく、汗や汚れが染み込んだ布団をクローゼットにしまうのもカビの原因になるため注意が必要です。
 

クローゼットのカビの予防法

通気性をよくする
湿度が高くならないようにする
こまめに掃除をする
汚れたままの衣類を収納しない
 
クローゼット内を清潔に保つには、カビの予防策を取り入れましょう。ここからは、クローゼットのカビ予防法を紹介します。
 

通気性をよくする

前述の通り、衣類を詰め込みすぎるとクローゼット内の通気性が悪くなります。洋服を整理し、収納数を減らして通気性を改善するのがおすすめです。
どうしても捨てられない洋服がある場合は、他に収納スペースを作って保管するとよいでしょう。また、クローゼット内にすのこを置いて通気性を高めるのも効果的な方法です。
 

湿度が高くならないようにする

湿度の高い状態が続くと、クローゼット内がカビの温床になります。こまめに換気を行い、湿度が高くならないようにしてください。換気は、湿度の低い晴れの日に行うかエアコンの除湿機能を稼働させた状態で行うのがおすすめです。
 
また、除湿機やクローゼット専用の除湿剤・乾燥剤を使うのもよいでしょう。身近に除湿剤などがない場合は重曹でも代用できます。しばらく使っていない衣類は天日干しにして水分がたまらないようにするのもポイントです。
 

こまめに掃除をする

カビの栄養源となるホコリを防ぐには、こまめなクローゼットのお掃除が重要です。掃除機やハンディモップなどを使い、ホコリをしっかり取り除きましょう。
お掃除をする時間がない時は、扇風機でクローゼット内に風を当てるだけでもホコリの蓄積を防げます。扇風機をかけた後はホコリが舞いやすくなるため、必ず換気を行ってください。
 

汚れたままの衣類を収納しない

皮脂汚れや汗は、ホコリと同様にカビの発生原因となります。クローゼットに洋服を収納する際は、必ず事前の洗濯を習慣づけましょう。
洗濯後、乾燥が不十分な衣類をクローゼットに入れると湿度が上がる原因になるため、しっかり干すことも大切です。アウターなど季節物の衣類はクリーニングに出し、清潔な状態で保管するようにしてください。
 

カビが生えてしまったときの対処法


クローゼットの衣類を取り出して掃除する
床や壁のカビを取り除く
衣類や布団類のカビを除去、乾燥させる
 
普段気を付けていても、ちょっとした油断でカビが発生してしまう場合もあるでしょう。クローゼットにカビが生えたときの対処法を紹介します。
 

クローゼットの衣類を取り出してホコリなどを掃除する

最初に、ホコリや汚れをお掃除しましょう。後の工程で使う漂白剤なども、ホコリの上から使うより、カビに直接塗布した方が効果を実感しやすいです。
また、蓄積されたホコリや汚れによる新たなカビの発生を予防するためにもお掃除は欠かせません。ホコリや汚れが付着するのを防ぐため、事前に全ての衣類を外に出してからお掃除を行うようにしてください。
 

床や壁のカビを取り除く

カビが発生している場所に消毒用アルコールや塩素系漂白剤を塗布し、5~15分ほど放置します。衣装ケースやパイプなどの硬い部分には、消毒用アルコールを使ってカビを拭き取りましょう。
壁紙や床など、カビが深く根を張っていそうな部分には、色落ちする恐れもありますが塩素系漂白剤を使うことで綺麗にカビを落とせます。塩素系漂白剤は使ってしばらく放置したら、水拭きと乾拭きをしてカビを綺麗に取り除きます。作業をする際は、必ずマスクとゴム手袋を着用し、しっかり換気を行うようにしてください。
 

衣類や布団類のカビを除去、乾燥させる

衣類に発生したカビも、クローゼット内のお掃除と同様に消毒用アルコールや塩素系漂白剤で除去できます。まずは、衣類の洗濯表示をチェックし、洗濯や漂白剤の使用が可能か確認しましょう。
消毒用アルコールや漂白剤を使う際は、ゴム手袋などを着けてカビの生えている部分をつまむようにして、局所的に使用するのがポイントです。カビの除去が終わったら洗濯機で洗い、天日干しをします。衣類乾燥除湿機や布団乾燥機等でしっかり湿気を取り、カビの発生を防ぐのもおすすめです。
 

クローゼットのカビ予防・対策に使われるアイテム

すのこ
除湿剤

 
クローゼットのカビを防ぐためには、便利アイテムを使うのもおすすめです。最後に、クローゼットのカビ予防・対策に活用できるアイテムを紹介します。
 

すのこ

クローゼット内にすのこを置くと、空気の通り道を確保しやすくなります。すのこを置く際は間隔を空けず、隙間なく敷き詰めるのが通気性を高めるコツです。
また、床だけにすのこを置いていると奥の空気が滞りやすくなります。布団などの柔らかいものを直接収納する場合は、クローゼット奥の壁側にもすのこを縦置きにして、さらに通気性を高めるようにするとよいでしょう。
 

除湿剤

湿気対策には、市販されているクローゼット用の除湿剤を活用するのがおすすめです。湿気がたまりやすい場所には、吸湿力の高い塩化カルシウムを配合した除湿剤が適しています。できるだけコストを抑えたい場合は、天日干しをすれば繰り返し使えるシリカゲルB型タイプがよいでしょう。
また、スタンダードな置き型や狭いクローゼット向けの吊るし型など、除湿剤の形状もさまざまです。クローゼットのサイズなどを考慮に入れ、目的に合った除湿剤を利用してください。
 

湿気対策としては、除湿剤とともに炭を併用するケースも少なくありません。炭には調湿効果があり、湿度が高い時には湿気を吸い込み、湿度が低い時には溜めた湿気を吐き出してくれます。
湿気予防に加えて消臭効果も期待でき、クローゼットのカビやニオイ対策として常備しておくと便利です。炭を配合した除湿剤もあるため、用途に合わせて取り入れてみましょう
 

カビ対策をして清潔なクローゼットを保とう

カビを発生させないためには、定期的にクローゼットの換気やお掃除を行うことが大切です。また、すのこや除湿剤、炭などを使ってクローゼット内の湿度が高くならないようにするのもよいでしょう。もしクローゼットにカビが生えた場合は、消毒用アルコールや漂白剤を使って早めの対処をおすすめします。
 

生活のお困りごとを解決するくらトクの各種サービス

クローゼットのカビ対策をはじめ、家のクリーニングでは「どうすればよいのだろう?」と迷うこともあるのではないでしょうか。「くらトク」では、暮らしに役立つ知識が豊富にまとめられており、生活のお困りごとを解決するヒントを紹介しています。エアコン内部やレンジフード(換気扇)など、自分ではお掃除が難しい場所のハウスクリーニングも承っておりますので、ぜひお気軽にご活用ください。
 

 

くらトク編集担当

この記事を書いた人

くらトク編集担当

この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter

この記事へのコメント

関連記事