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窓サッシ掃除の決定版!基本の手順から頑固な汚れの落とし方、失敗時の対処法も解説

窓サッシ掃除の決定版!基本の手順から頑固な汚れの落とし方、失敗時の対処法も解説
掃除・洗濯|2025.10.15

窓サッシは、ついついお掃除を忘れがちな箇所の1つです。窓ガラスはこまめにお掃除していても、窓サッシのお掃除を怠っている方も意外と多いのではないでしょうか。
 
しかし、窓サッシには窓ガラスに付いた結露などの水滴が溜まりやすい上、外気に触れるため、さまざまな汚れが蓄積しやすいです。
 
そこで本記事では、窓サッシのお掃除方法を徹底解説します。日常的なお手入れの仕方から、頑固な汚れを落とす方法、汚れの予防方法まで解説しますので、ぜひ快適な住まいづくりにお役立てください。

窓サッシに溜まる汚れの種類と原因

窓サッシには、さまざまな種類の汚れが溜まりやすいです。まずは、窓サッシに溜まる汚れの種類と原因から見ていきましょう。

ホコリ・砂・花粉・粉じん

窓サッシに溜まる代表的な汚れとして、ホコリ・砂・花粉・粉じんなどが挙げられます。
 
風によって運ばれる土ボコリや砂、花粉、粉じんなどのように外から入ってくる汚れに加え、室内で発生するホコリや髪の毛、ゴミなども溜まります。窓サッシは構造上、こうした汚れが入り込みやすく、しかも取り除きにくいため、放置するとどんどん蓄積していきます。特に幹線道路や児童公園に面している窓は、こういった汚れが溜まりやすいです。

結露が引き起こすカビと黒ずみ

窓サッシには、カビと黒ずみも蓄積します。
 
結露に加え、窓に降りかかった雨が水滴となって窓サッシに入り込むと、蓄積した汚れでカビが繁殖し、黒ずみが目立つようになります。カビが発生すると見た目にも不衛生な印象を受けるため、定期的にお掃除をして、カビの発生を防ぐことが大切です。

その他(油汚れ、皮脂汚れ、水アカなど)

窓サッシには、前述した汚れ以外にも、油汚れや皮脂汚れ、水アカなどさまざまな汚れが蓄積します。
 
特にキッチンから近い窓のサッシは、調理油の成分が付着し、油汚れがこびり付きやすくなります。また、窓の開け閉めの際に付着する手の皮脂や、結露・雨水が乾いた後に残るミネラル分によって発生する水アカなど、複数の汚れが組み合わさることで、より落としにくい頑固な汚れが蓄積される傾向にあります。

窓サッシの基本的な掃除方法と手順

窓サッシの基本的な掃除方法
 
では効率的に窓サッシをお掃除するには、どのような方法で行えばよいのでしょうか。
 
ここからは、日常のお掃除に取り入れたい窓サッシの基本的なお掃除方法と手順をご紹介します。

必要な道具と洗剤を準備する

まず必要な道具と洗剤を準備しましょう。日常のお掃除には、以下のアイテムが活躍します。

  • 掃除機(ノズル付き)
  • サッシ用の細いお掃除ブラシ・歯ブラシ
  • 柔らかいスポンジ
  • 500mlのペットボトルに入れた水
  • 雑巾

また、徹底したお掃除をする際は、上記に加えて、以下のアイテムをそろえておくのがオススメです。
 
【道具】

  • ヘラ・割り箸
  • 爪楊枝
  • ボロ布
  • キッチンペーパー
  • ラップ

【洗剤】

  • 中性洗剤
  • 重曹
  • クエン酸
  • 塩素系漂白剤(カビ取り剤)
  • 消毒用エタノール

 

使用する道具や洗剤は落としたい汚れの種類によって使い分ける必要はありますが、これらがそろっていれば、大抵の汚れには対応できます。

ブラシ・掃除機で汚れを取り除く

では、さっそくお掃除に取り掛かりましょう。
 
まずサッシ用の細いお掃除ブラシや歯ブラシを使って、サッシの中に入り込んだ汚れをかき出します。固くなってかき出せない汚れは、ブラシの先端を使って叩いてみてください。その後、掃除機を使ってサッシに溜まった汚れを吸い取りましょう。
 
ただし、大量の砂を吸い込むと故障の原因になる可能性があります。必ずブラシなどでかき出した後にご使用ください。

雑巾や柔らかいスポンジでこすり洗いする

次に雑巾や柔らかいスポンジを使って、サッシ全体をこすり洗いします。
 
雑巾やスポンジに水を含ませ、しっかり絞ってから、汚れを落としましょう。スポンジを使う場合は、レール幅に合わせてハサミで切り込みを入れると効率よく汚れを落とせます。最後にサッシに水を流し、乾いた雑巾で拭き上げてお掃除完了です。
 
サッシをお掃除する際は、窓ガラスのお掃除も一緒にするのがオススメです。以下のページより、5分でできる窓ガラスのお掃除方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
 
5分でできる!窓ガラスがキレイになる掃除方法を解説

窓サッシの頑固な汚れの掃除方法

窓サッシに付いた汚れは、時間とともにこびり付き、頑固な汚れになってしまいます。日常のお掃除では取り切れない頑固な汚れのお掃除方法を、汚れの種類別に見ていきましょう。

頑固なカビ・黒ずみ

窓サッシの頑固なカビ・黒ずみには、素材を傷めにくい消毒用エタノールを使った掃除が効果的です。カビ取りに塩素系漂白剤を使いがちですが、アルミや樹脂製のサッシは変色や劣化につながる恐れがあるため、使用は避けましょう。
 
1.ホコリや汚れを取り除く
まず、掃除機やブラシを使い、サッシに溜まったホコリやゴミを取り除きます 。
 
2.中性洗剤でこすり洗いする
水で薄めた中性洗剤をブラシや布に付け、黒ずみが気になる箇所をこすり洗いします。その後、固く絞った雑巾で洗剤と汚れをしっかり拭き取ってください。
 
3.消毒用エタノールでパックする
サッシが乾いたら、消毒用エタノールをキッチンペーパーに染み込ませ、カビの発生箇所に10分ほど貼り付けます。エタノールの殺菌作用でカビの根本にアプローチします。
 
4.拭き上げて完了
時間が経ったらキッチンペーパーを剥がし、乾いた雑巾で拭き上げます。仕上げにサッシ全体に消毒用エタノールをスプレーし、水分が残らないよう乾いた布で丁寧に拭き取るとカビの再発防止に効果的です。

油汚れ・排気ガス汚れ

油汚れ・排気ガス汚れには、中性洗剤や重曹を使うのがオススメです。
 
中性洗剤を使う場合は、直接汚れが気になる部分にスプレーし、ブラシでこすります。台所用中性洗剤を水で薄めて使っても構いません。
 
重曹を使う場合は、お湯100mlに重曹小さじ1を溶かし、スプレーボトルに入れて汚れに吹きかけて、ブラシでこすりましょう。汚れが頑固な場合は、重曹水に浸したキッチンペーパーを密着させ、少し待ってからこすると、落ちやすくなります。
 
かなり頑固な油汚れや排気ガス汚れには、車用クリーナーを使うのも効果的です。

水アカ

白く目立つ水アカには、クエン酸水を使うのが効果的です。
 
クエン酸水は、水100mlに小さじ1/2のクエン酸を混ぜたものです。スプレー容器に入れて水アカ部分にスプレーし、ぬらして固く絞った雑巾で拭きます。最後に乾いた雑巾でしっかりと水気を取ります。水アカの再発を防ぐためにも、しっかりと乾拭きしましょう。乾拭きにマイクロファイバークロスを使うと、さらにキレイに仕上げられます。

窓サッシの素材別の掃除方法

窓サッシの素材別の掃除方法
 
窓サッシに使用されている素材によっても、お掃除の方法が変わってきます。ここからは、代表的な素材別のお掃除方法について見ていきましょう。

アルミ製サッシの掃除方法

アルミ製サッシをお掃除する際は、中性洗剤を使用しましょう。それほど汚れがひどくない場合は、水拭きでも構いません。アルミは、酸やアルカリに弱い性質があります。劣化や腐食を避けるために、以下の洗剤の使用は避けましょう。

  • アルカリ性洗剤
  • 酸性洗剤
  • 酸素系漂白剤
  • 塩素系漂白剤
  • 有機溶剤

 

また、アルミは柔らかい金属なので、強くこすると傷が付きやすいです。拭き掃除をする際は、柔らかい布やスポンジを使用し、メラミンスポンジやタワシの使用は避けてください。土ボコリや砂などが残っている状態で拭くと傷の原因になるため、しっかり汚れを取り除いてお掃除することも大切です。

樹脂製サッシの掃除方法

近年は新築の住宅を中心に、断熱性が高い樹脂製サッシが使われている窓も増えています。
 
樹脂製サッシをお掃除する際も、中性洗剤を使用しましょう。アルカリ性・酸性の洗剤や漂白剤、有機溶剤を使用すると、劣化につながります。また、傷つきやすい性質があるので、柔らかい布を使用し、ゴシゴシこすらないようにしてください。
 
頑固な汚れには、弱酸性の水アカ専用クリーナーを使うのも効果的です。

木製サッシの掃除方法

木製サッシは、水を使ったお掃除を避けるのが基本です。汚れがそれほどひどくなければ、乾拭きで対応しましょう。木目に沿って拭くと、木目に汚れが入り込むのを防げます。
 
汚れが目立つ際は、水でぬらして固く絞った雑巾を使って拭きましょう。中性洗剤を薄めて使用しても構いませんが、頻繁には行わないようにしてください。強力な洗剤や漂白剤の使用はNGです。

窓サッシの掃除の時短テクニック

やらなければいけないと分かっていても、窓サッシのお掃除を面倒に感じてしまう方は多いはずです。「できるだけ時短でお掃除したい」という方にオススメなのが、100円ショップでも購入できるペットボトルに取り付け可能なブラシです。
 
水を入れたペットボトルにこのブラシを取り付ければ、適度に水を流しながら、窓サッシに溜まった汚れをこすり洗いできます。ブラシの形状も細いので、窓サッシの溝に最適です。お風呂などのドアレールのお掃除にも活用できるため、1つ購入しておくと重宝します。

窓サッシの掃除頻度

窓サッシのお掃除頻度は、通常月1回程度です。
 
ただし、花粉が多い春は2週間に1度、結露が多く発生する冬は1〜2週間に一度の頻度で行うのがオススメです。結露が発生し始める秋や梅雨の時期は、基本を月1回とし、結露が発生したらその都度、水気を拭き取ることで、水アカやカビの発生を防げます。
 
窓サッシの汚れ具合は、窓がある場所によっても異なります。ときどき窓サッシの状態をチェックして、気になった際にこまめにお掃除しておけば、汚れのこびり付きを防ぎやすいです。

窓サッシに汚れを溜めない予防策

窓サッシに汚れを溜めない予防策
 
窓サッシに汚れを溜めないためには、結露対策を徹底することが大切です。
 
結露が発生して、水滴がサッシに入り込んでしまうと、カビの原因になる他、溜まった汚れが固まってこびり付いてしまう原因にもなります。結露を防ぐためには、定期的に換気し、除湿機を使って室内の湿度をコントロールしましょう。併せて、サーキュレーターで窓に風を当てると、さらに効果的です。
 
また、台所用洗剤に含まれる界面活性剤には、結露の発生を防ぐ効果が期待できます。窓拭きをする際は、台所用洗剤を薄めて使用すると、結露が発生しにくくなります。
 
それでも結露が発生した場合は、結露取りワイパーなどを使って、小まめに水気を取るようにしてください。

窓サッシ掃除のよくある失敗と対処方法

最後に、窓サッシ掃除のよくある失敗と対処方法を解説します。

掃除後に白い跡が残る原因と対策

アルミ製サッシの場合、お掃除をした後に白い跡が残ってしまうことがあります。
 
これは、アルミの腐食を防ぐために表面に施された酸化膜が水分に反応して、化学反応を起こし、水和酸化物と呼ばれる白い粉になることが原因です。
 
また、排気ガスに含まれる物質が化学反応を起こすことで、白い跡となってしまうこともあります。これらは「白サビ」と呼ばれ、時間が経てば経つほど落ちにくくなってしまうため、早めの対処が欠かせません。
 
白サビが発生したときは、サビ取りクリーナーを使うのが効果的です。白サビが気になる箇所に塗布し、少し時間を置いてスポンジで磨くと、キレイに落とせます。放置する時間は、使用する製品の取扱説明書に従ってください。
 
白サビがこびり付いて落ちにくい場合は、サンドペーパーを使うのも1つの方法です。目の細かいサンドペーパーを使って、優しく磨きます。力を入れてこするとサッシが傷ついてしまうので注意してください。

レールの動きが悪くなる原因と解決法

窓の開け閉めがスムーズにいかない場合、窓サッシのレールにゴミやホコリが溜まっている可能性が高いです。窓の下部にゴミが入り込んでいることがあるので、まずはレール部分に異物が詰まっていないか確認しましょう。ゴミを取っても動きが悪い場合は、窓サッシにシリコンスプレーを吹きかけることで、改善することがあります。
 
それでも解消しない場合は、窓の下に付いている「戸車」という部品に原因があるかもしれません。戸車が劣化・破損すると、レールの動きが悪くなります。傾きが原因であれば、戸車の高さを調整することで改善できるかもしれません。戸車自体が壊れている場合は交換が必要なため、専門業者に相談してみましょう。

掃除しても汚れが落ちない場合の対処法

しっかりお掃除をしているのに窓サッシの汚れが落ちない場合、汚れが長時間こびり付いて頑固な状態になっているのかもしれません。また、汚れの種類に合った適切なお掃除方法ができていない可能性もあります。そのようなときは、専門業者へ依頼するのも一つの手です。
 
また「なかなかお掃除する時間を取れない」といった場合は、家事代行サービスを利用してみるのもオススメです。
 
三菱電機では、家事代行サービスを実施しています。家事代行サービスは、ご自宅にあるものを使ってお掃除を代行するサービスです。窓サッシのお掃除にお悩みなら、ぜひ三菱電機のサービスをご検討ください。

まとめ:窓サッシの掃除に手が回らない方は家事代行サービスにご依頼を!

窓サッシのお掃除はついつい後回しにしてしまいがちですが、汚れが蓄積しやすく、気付いたときには、頑固な汚れになっていることもあります。ご紹介したお掃除方法を参考にして、定期的にお掃除を行い、窓サッシを清潔な状態にしましょう。
 
三菱電機では、ご家庭にある道具や洗剤をお借りしてお掃除を行う家事代行サービスをご提供しています。お掃除する場所はご指定していただけるため、忙しくて窓サッシのお掃除まで手が回らない方にもオススメです。Webからいつでもご予約いただけるので、ぜひこの機会にご検討ください。

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くらトク編集担当

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