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シャワーヘッドのお掃除方法を紹介!重曹やクエン酸でキレイを保とう

シャワーヘッドのお掃除方法を紹介!重曹やクエン酸でキレイを保とう
お風呂|2022.12.23

体を洗うときや、浴室を洗うときに必ず使うシャワー。
シャワーからお湯がまっすぐ出てこない、水圧が弱くなったように感じる場合、シャワーヘッドが汚れているのかもしれません。
 
キレイなお湯で洗っているつもりでも、シャワーヘッドが汚れていると、結果として汚れたお湯で体を洗うことになります。そう考えるとあまり気持ちがいいものではないですよね。
 
そこで本記事ではシャワーヘッドの汚れの原因や汚れを放置するリスク、お掃除方法や汚れの予防方法などをご紹介します。
 
毎日使うシャワーだからこそ、シャワーヘッドを定期的にお掃除して、清潔な状態にしておきましょう。

シャワーヘッドの汚れの原因

首をかしげるポーズ
シャワーヘッドが汚れてしまうのは、いくつかの原因があります。
お掃除方法を知る前に、どのような原因で汚れてしまうのか把握しておきましょう。

1. 水アカ

水アカ

シャワーヘッドに白くて硬い汚れが付着していたら、それは水に含まれるカルキが原因の水アカです。
 
普段使っている水には、マグネシウム・カルシウムなどのミネラルが含まれています。
シャワーを使った後にシャワーヘッドに残った水滴が蒸発すると、ミネラルだけが残って固まってしまい、こびり付いてしまうのです。
 
ミネラルなので不衛生な汚れではないですが、一度こびり付くとなかなか取れません。
また、シャワーヘッドの穴を塞いでしまうことがあるため、水やお湯が変な方向に飛んだり、出なくなったりしてしまいます。

2. カビ

お風呂は温度・湿度ともに高く、カビが好む栄養がたくさんあり繁殖する条件が揃いやすい場所です。
 
普段から浴室を乾燥させる習慣がないと、表面的にはカビが付いていないシャワーヘッドでも、内部にカビが発生しているかもしれません。

3. 石鹸カス

体や髪の毛を洗うときにシャワーヘッドに石鹸やシャンプーの泡が飛び散って水分が蒸発すると、シャワーヘッドに石鹸カスがこびり付いてしまいます。
 
石鹸カスがこびり付くと、水アカと同じようにシャワーヘッドの穴を塞ぐため、水が変な方向に飛んだり、出なくなったりしてしまうのです。
 
石鹸カスは水アカと比べると柔らかい汚れなので、比較的取り除くのは簡単です。
ただ、お掃除をしないと、どんどん溜まってしまいます。
 
また、石鹸カスはカビの栄養になるので、放置するとカビが発生しやすくなるので注意が必要です。

4. 皮脂

体や髪の毛を洗ったときに、シャワーヘッドに飛び散るのは泡だけではなく、皮脂も一緒に飛び散ってしまいます。
 
タンパク質が含まれている皮脂は、水アカや石鹸カスと同じようにシャワーヘッドに蓄積する汚れです。
 
皮脂は40℃くらいのぬるま湯で溶けやすくなりますが、水では落とせません。
 
また、蓄積するとお湯でも落としづらくなってしまいます。
水アカや石鹸カスと一緒にこびり付くと、落としづらさはさらにアップしてしまうでしょう。

シャワーヘッドの汚れを放置していると起こる3つのこと

シャワーから出るお湯が汚れているように見えないので、シャワーヘッドの汚れを気にしたことがない方は多いかもしれません。
 
ここからはシャワーヘッドの汚れを放置するとどのようなリスクがあるのか知っておきましょう。

1. シャワーのお湯がまっすぐ飛ばない

汚れがシャワーヘッドの穴を塞いでしまうと、本来ならまっすぐ出るはずのお湯が違う方向に出てしまいます。
 
少し目詰まりしているくらいでは大きな影響はありませんが、シャワー時間が長くなって、水道代が余計にかかってしまいます。

2. お湯の出が悪くなる・水圧が弱くなる

汚れにより目詰まりを起こしていることが原因で、シャワーヘッドにお湯が出ない穴が出来ることがあります。
 
全ての穴が目詰まりを起こすことはあまりありませんが、目詰まりを起こしている穴が増えれば増えるほどお湯の出が悪くなります。

3. シャワーから出るお湯が臭くなる

シャワーヘッドの内部に汚れが蓄積したり、カビが生えたりすると、悪臭の原因となってしまいます。
 
ニオイを感じるほど汚れていないとしても、内部が汚れているとせっかく体や髪を洗ってもまた汚れが付いてしまう可能性もあります。

シャワーヘッドのお掃除に必要なもの

見た目はキレイでも思っている以上に汚れている可能性が高いシャワーヘッド。
シャワーヘッドをお掃除するときは、以下の掃除道具を用意しましょう。

  • クエン酸
  • 重曹
  • 洗面器やバケツ
  • キッチンペーパー
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • つまようじ
  • ゴム手袋

クエン酸や重曹は100円ショップでも販売されています。
 
また、一般的なお掃除に使用する中性洗剤を使用しても問題ありません。
 
洗面器やバケツはシャワーヘッドをつけ置きするために使用します。
もしちょうどいい大きさの洗面器やバケツがなければ、シャワーヘッドが入るサイズの段ボールにゴミ袋を二重で被せて代用しましょう。
 
シャワーヘッドを分解してお掃除する際にヘッド部分がネジで固定されているのであれば、ドライバーが必要になることもあります。

シャワーヘッドのお掃除方法

まずは基本のお掃除方法から解説します。
定期的なシャワーヘッドのお掃除はどのような汚れがこびり付いているかでお掃除方法は変わるので、汚れの種類によって使い分けましょう。

水アカ・石鹸カスのお掃除方法

まず洗面器に40℃程度のぬるま湯を1リットル入れます。
そこにクエン酸を大さじ1入れて、しっかり溶かしてください。
 
お酢を代用する場合は、1リットルのぬるま湯に対して200mlのお酢を入れます。
その中にホースから外したシャワーヘッドを入れ、1〜3時間程度放置しましょう。
 
このときシャワーヘッドが完全にお湯に浸かるようにしておくのがポイントです。
 
時間が経ったら、歯ブラシを使ってシャワーヘッドをこすります。
穴にこびり付いた水アカや石鹸カスをしっかり落としてください。
 
なかなか取れない汚れは、つまようじを使って取り除きましょう。
シャワーホースとの接続部など細かい部分も、つまようじを使うと汚れが落ちやすいです。
 
あとは水洗いをしてお掃除は完了です。
シャワーヘッドはホースから外した方が洗いやすいですが、外れないのであればそのままの状態でお掃除をします。

カビや皮脂のお掃除方法

カビや皮脂をお掃除するときは、重曹を使用します。
まず洗面器に40℃程度のぬるま湯を1リットル入れ、そこに重曹を大さじ2〜3杯入れ、しっかり混ぜます。
 
重曹より洗浄力の高いセスキ炭酸ソーダを使うのもおすすめです。その場合、セスキ炭酸ソーダは大さじ1程度でOKです。
そこへホースから外したシャワーヘッドを入れて、1〜3時間程度つけ置きします。
 
つけ置きしている間に、水と重曹を使って重曹ペーストを作りましょう。
重曹と少量の液体石鹸または少量の水を混ぜてペースト状にします。
 
つけ置きが完了したら、シャワーヘッドの穴の部分に重曹ペーストを塗り、キッチンペーパーで包んでしばらく時間を置きましょう。
 
時間が経ったらスポンジや歯ブラシで汚れをしっかり落とします。
シャワーヘッドの穴のお掃除にはつまようじを使ってください。
汚れをこすり落としたら、最後に水洗いでキレイにしてお掃除完了です。
 
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも洗浄力が高いです。
もし重曹でも落ちないカビや皮脂汚れがあるのであれば、セスキ炭酸ソーダを使用してみましょう。
 
カビや皮脂のお掃除の際もシャワーホースからシャワーヘッドを外すことをオススメします。

シャワーヘッドを分解してお掃除する方法

シャワーヘッドを分解して掃除

シャワーヘッドはキレイに見えても内部が汚れている可能性があります。
 
長い間お掃除していなかったシャワーヘッドなら、分解してからお掃除しましょう。
シャワーヘッドは形によって分解方法が異なります。
 
シャワーヘッドが二つに分かれるものやシャワーヘッドの散水穴部分だけが分解できるものがあるので、説明書を読んで分解してください。
ネジがある場合はドライバーが必要です。
 
分解してお掃除する場合、シャワーヘッドに浄水フィルターやカートリッジが入っている場合は取り外しておきます。
 
分解したらクエン酸か重曹を入れたぬるま湯か、両方を入れたぬるま湯につけ置きしましょう。
あとは時間が経ったら、歯ブラシやスポンジ、つまようじで汚れを落とします。
 
最後に内部を水洗いしたら、シャワーヘッドを組み立てて元に戻しましょう。

シャワーヘッドのしつこい汚れの対処法

シャワーヘッドをお掃除してもなかなか落ちない汚れがあるとき、水アカや石鹸カスならクエン酸パック、カビや皮脂なら塩素系漂白剤やオキシクリーン(※)のような酸素系漂白剤を使用します。
 
塩素系の漂白剤は酸性の洗浄剤と混ぜてしまうと、有毒なガスが出る可能性があり大変危険なため、絶対に混ぜないようにしましょう。

オキシクリーンは米国、チャーチ&ドワイト社の登録商標です。

 
クエン酸パックは水100mlにクエン酸小さじ1を入れたクエン酸水を作り、シャワーヘッドにクエン酸水をスプレーしてラップで完全に包みます。
輪ゴムを巻いてラップを密閉するとより効果が得やすいです。
 
1時間ほど放置して、歯ブラシやつまようじでこびり付いた水アカ・石鹸カスを落としましょう。
最後に水洗いをすればお掃除完了です。
 
頑固なカビや皮脂に塩素系漂白剤を使用する場合は、しっかり換気をした状態で行います。40℃程度のぬるま湯1リットルに塩素系漂白剤を5〜10プッシュ程度溶かし、シャワーヘッドを入れ、5〜10分程度つけ置きしましょう。
 
時間が経ったらゴム手袋をつけてシャワーヘッドを取り出し、歯ブラシやスポンジでこすってしっかり水洗いします。
 
酸素系漂白剤を使うときも、基本的には同じ方法です。
 
40℃程度のぬるま湯1リットルに、小さじ1程度の酸素系漂白剤を入れ、シャワーヘッドをつけて2〜6時間程度放置します。
 
汚れがかなりしつこい場合はつけ置きの時間を延ばします。
時間が経ったらゴム手袋をつけて、歯ブラシやスポンジで汚れを落とし、水洗いしてお掃除完了です。

シャワーヘッドの汚れを予防する3つのコツ

シャワーヘッドに汚れがこびり付いてしまうと、お掃除が大変になってしまいます。
日頃から汚れを予防して、お掃除が簡単にできるようにしましょう。
ここからは汚れを予防するコツを紹介します。

1. 浴室の換気をしっかりする

換気

入浴後の浴室は温度も湿度も高くなっているので、換気をしないとカビが発生しやすくなってしまいます。
 
入浴後は浴室の窓を開けたり、換気扇を回したりして、カビが発生しにくい状態にしておきましょう。

2. シャワーの水を切り高い位置にかける

シャワーを浴びた後は、シャワーヘッドに飛び散った皮脂やシャンプー・ボディーソープなどを洗い、シャワーヘッドを振って水を切り、高い位置にシャワーをかけておきましょう。
 
湿気は下に溜まりやすいので、高い位置にかけておくことでカビが付きにくくなります。

3. 定期的にお掃除する

シャワーは入浴時にほぼ毎回使用するもののため、予防していてもある程度汚れてしまいます。
 
しつこい汚れがこびり付かないように、定期的にシャワーヘッドをお掃除を行いましょう。
 
こびり付いていない汚れなら、少しつけ置きして歯ブラシやスポンジでこするだけでも汚れが落としやすいです。

まとめ:シャワーヘッドをキレイにして快適なバスタイムを

体や髪の毛、浴室をキレイにしようとシャワーを使っているのに、シャワーヘッドが汚れていては衛生的ではありません。
 
また汚れが蓄積すると、お湯がまっすぐ飛ばなくなったり、水圧が下がったりして使いづらい状態になってしまいます。
 

日頃から汚れがこびり付かないように予防し、定期的にシャワーヘッドのお掃除することで、快適なバスタイムが過ごせます。
 
本記事で紹介した内容を参考にしてシャワーヘッドをお掃除してみましょう。

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