実は根強い人気!紙パック式掃除機について徹底解説
紙パック式かサイクロン式か、どちらの掃除機を選べばよいかは性能だけでなく、使う方が何を重要視するかによっても異なります。
本記事では、紙パック式掃除機に向いている方の特徴や紙パック式掃除機のメリット、紙パックの交換時期などをご紹介します。
目次
紙パック式掃除機が向いているのはこんな人!紙パック式掃除機のメリット紙パックはいつ交換する?紙パックを交換しないとどうなる?各社共通の紙パックを使っても良いの?三菱電機の紙パックは特別仕様!三菱電機の紙パックの選び方まとめ:紙パック式掃除機はゴミ捨てもお手入れもラクしたい方にオススメ!紙パック式掃除機が向いているのはこんな人!
紙パック式掃除機が向いている方を一言で表すなら「キレイ好きだけど、掃除機のお手入れは面倒」な方です。
以下に紹介する内容に共感できるなら、掃除機は紙パック式を検討してみてもよいでしょう。
お掃除した後のゴミは見るのも触るのもイヤ!
紙パック式掃除機の魅力は、なんといっても簡単にゴミを捨てられるところです。
紙パックがあるおかげで、集まったゴミを直接見ることも、触ることもなく、簡単に処理できます。
サイクロン式掃除機はダストカップにゴミが溜まる性質から、どうしても髪の毛やホコリなど、お掃除した後のゴミが見えてしまいます。
虫を掃除機で吸ってしまった場合、その死骸が目につくことも。
掃除した後のゴミは見たくない、触りたくない。
そんな方に紙パック式掃除機は向いています。
紙パック代がかかっても掃除機のお手入れは楽したい
紙パック式掃除機は、紙パックにゴミが入るので、サイクロン式掃除機と違い紙パック分のランニングコストはかかるものの、その分、掃除機のお手入れ自体を減らしたい方にオススメです。
紙パック式掃除機のメリット
紙パック式掃除機とサイクロン式掃除機の大きな違いは、ゴミの集じん方式です。
この違いから、掃除機の性能、お手入れのしやすさに差が生まれます。
ここでは、紙パックがあるからこそ生まれる、紙パック式掃除機のメリットをご紹介します。
紙パックごとゴミを捨てられる
紙パック式掃除機なら、ゴミが溜まったら紙パックを取り外して、そのままゴミ箱に捨てられます。紙パックにゴミが入っているので、捨てるときにホコリが舞いにくく、直接触らなくてよい点もメリットです。
定期的な本体やフィルターのお手入れをしなくてよい
紙パック式掃除機は紙パックが使い捨てフィルターの役割も果たすため、サイクロン式掃除機に比べフィルター類が少なく、本体の掃除は少ない回数で済みます。
紙パック式掃除機でも、空気清浄用フィルターが付属している機種がありますが、汚れや吸引力が気になったときにお手入れするだけで問題ありません。
ゴミ捨て回数が少なくて済む
日頃のゴミを吸う量や使用頻度によって異なるものの、一般的に紙パック式掃除機はサイクロン式掃除機に比べ集塵容量が大きいため、ゴミ捨て回数が少なくて済みます。
また、サイクロン式掃除機の場合、ゴミの種類によってはフィルターが目詰まりしやすくなることがあるため、吸引力を持続させるためにもお掃除ごとのゴミ捨てが推奨されており、紙パック式掃除機に比べると、ごみ捨てや水洗いの回数が増えることが多いです。
紙パックを交換するだけで吸引力が復活
紙パック式掃除機はゴミが溜まると吸引力が低下するものの、紙パックを交換すれば簡単に復活します。
サイクロン式掃除機はお手入れによって吸引力が長続きするものの、吸引力を維持・復活させるためにはフィルターの掃除など、メンテナンスが不可欠です。
紙パックはいつ交換する?
紙パックの交換時期は、掃除機の使用状況により異なるため、ここでは日数以外の交換目安と紙パックの交換方法をご紹介します。
紙パックは定期的な交換がオススメ
掃除機の紙パックは、掃除機の使用頻度にもよりますが、月1回程度、吸込み力が弱くなっていないか、排気のニオイが気にならないかを確認しましょう。
吸込み力や排気のニオイに問題がなければ継続して使用できます。ただし、掃除機のニオイが気になったり、吸引力が低下したりしたときは、少し早めに交換しましょう。
紙パック交換サインのある機種は、サインがついたら交換時期
ランプの点灯など、紙パック交換サインのある掃除機ではサインが出たら交換しましょう。
ただし、交換サインが点灯していない場合でも、吸引力が弱いと感じたり、排気のニオイが気になったりしたら、交換するようにしましょう。
交換サインのない機種は掃除機本体の音や吸引力から判断
交換サインのない掃除機は、掃除機本体の音がいつもと異なったり、吸引力が弱くなったりしたら交換の目安です。
なお、紙パックを交換しても症状が解決しない場合は、フィルタ・ホース・パイプ・回転ブラシなどを外して、ゴミの詰まりの確認やこれらの部品のお掃除をしてみましょう。
紙パックの交換方法
掃除機の紙パックを交換する時は、スイッチを切り、コンセントは電源から抜いておきましょう。
また、必ずメーカーの純正紙パックを使用してください。具体的な方法は以下のとおりです。(※ 三菱電機の紙パック掃除機の場合)
1. 紙パック収納部分のふたを開ける
2. フックを引いて台紙を外す(一部の機種はフックがありません)
3. 紙パックを引き出しそのまま捨てる
4. 新しい紙パックを台紙の矢印に沿って掃除機のレールに差し込む
5. 台紙をフックで固定する(一部の機種は不要)
6. 掃除機のふたを閉める
なお、一度使用した紙パックは再利用できません。
紙パックを再利用すると、細かい塵やホコリが除去出来ず、本来の性能が発揮できないことがあります。
また、紙パック内のゴミを除去する際に、紙パックが破損するおそれがあります。
紙パックを交換しないとどうなる?
紙パックはついつい長期間使いがちですが、紙パックを交換しないと、以下の問題が発生してしまいます。
- 吸引力が悪くなる
- 運転音が大きくなる
- 排気のニオイが気になる
- 掃除機が故障につながる可能性がある
紙パックにゴミを溜めておくと、これらの原因となるため定期的に交換しましょう。
ゴミが溜まりすぎると吸引力が悪くなり本体の運転音が大きくなる
紙パック式掃除機は、ゴミが溜まると吸引力が低下します。
吸引力が低下すればモーターが過剰に回転するため、本体の運転音も大きくなる傾向にあります。
また、紙パック自体がフィルターの役割を担っているため、ゴミが溜まったままだと嫌なニオイを室内に拡散する原因にもなってしまいます。
静かに快適にお掃除するためにも、紙パックはこまめに交換しましょう。
モーターに負荷が掛かる
先述のとおり、紙パック式掃除機では、紙パックがフィルターの役割を担っているため、ゴミがいっぱいのままだと、排気しにくくなり、モーターに負荷がかかります。
掃除機を長く愛用するためにも、紙パックの定期的な交換が必要です。
掃除機が途中で止まったり、動かなくなったりしたときは点検や修理、買い替えをオススメします。
各社共通の紙パックを使っても良いの?
掃除機の紙パックには大きく分けて以下の2種類があります。
- メーカーの販売する純正紙パック
- 各社共通タイプの紙パック
純正紙パックよりも各社共通タイプの紙パックの方が安価なものの、使用しないようにしましょう。
その理由を以下に解説します。
掃除機の故障時にメーカー保証が効かなくなる
1つ目の理由は、各社共通タイプの紙パックを使って掃除機が故障した場合、メーカー保証がされないためです。
実際、掃除機の取扱説明書には、紙パックは純正品を使用するよう指示されています。
また、純正品以外を使用すると、発煙・発火のおそれがあり、さらに、掃除機の性能や品質も保証されません。
以上の理由から、コスト削減のために各社共通紙パックを使った結果、かえって出費を増やしてしまう可能性も否めません。
製品によっては紙パックが破れやすく吸引力にも影響が
各社共通タイプの紙パックは、全掃除機メーカー側で試験されているわけではないため、性能や品質の保証ができません。
製品によっては掃除機の性能に対応できず、掃除機本来の機能が発揮されない場合があります。
また、万が一紙パックが破れてしまえば、掃除機本体の清掃が必要なだけでなく、最悪の場合、故障してしまうおそれもあります。
メーカーが販売する純正紙パックは、対応する掃除機の性能に合わせて作られており、耐久性も問題ありません。
紙パックを捨てるだけでゴミが片付くというメリットを犠牲にしかねないため、やはり、多少コストがかかっても純正紙パックの利用がオススメです。
三菱電機の紙パックは特別仕様!
紙パック式掃除機の紙パックは、機能部品(※1)に該当するため、利用する紙パックの種類を変えれば掃除機に欲しい性能の追加も可能です。
ここでは、三菱電機の紙パック式掃除機に対応する、特別仕様の紙パックをご紹介します。
(※1)基本性能に大きく関係する部品のこと。
備長炭配合 炭紙パック
紙パック本体に備長炭を配合し、掃除機に溜まったゴミから出る嫌なニオイをしっかり脱臭。
さらに、天然ポリフェノールの力で、ダニの死骸やフン、花粉などのアレル物質も抑制(※2)し、クリーンな空気を排出します。3層構造なので塵も効率よく捕集します。対応掃除機にぴったりのサイズで、ゴミが漏れる心配もありません。
ペットがいるなど、特にニオイの気になるご家庭にオススメの紙パックです。
(※2) アレル物質(ダニの死がい・フンや花粉)を天然ポリフェノールで抑制。アレル物質抑制効果は、一定の試験状況下のものであり、製品の性能を保証するものではありません。
アレルパンチ(※2)抗菌消臭クリーン紙パック
天然ポリフェノールを配合し、ダニの死がいやフン、花粉など、アレル物質の抑制(※2)効果のある紙パックです。
抗菌・消臭機能もあるため、クリーンな排気が続きます。対応掃除機にぴったりサイズで紙パック自体も丈夫です。ハウスダストや花粉などに敏感な方、掃除機の排気のニオイが気になる方にオススメの紙パックです。
なお、三菱電機では上記のような特別仕様の紙パックの他、ノーマルタイプの純正紙パックも取り揃えています。状況に応じて紙パックを選ぶことが可能です。
三菱電機の紙パックの選び方
三菱電機の紙パックを選ぶ際は、最初に利用する掃除機に対応しているかを確認しましょう。次に、掃除する場所や季節に合わせて紙パックを選ぶとよいでしょう。
対応する掃除機か確認する
掃除機の紙パックを選ぶときには、掃除機の取扱説明書やホームページを見て、対応する紙パックの種類を確認しましょう。
三菱電機の紙パック掃除機の場合、本体の紙パック装着部にも適用する紙パックが記載されておりますので、蓋を開けて確認してみてください。
「MP-9」、「MP-7」など、機能に応じて複数種類から選べる場合もあります。
型の合わない紙パックを購入すると、お手持ちの掃除機で使えなかったり、故障の原因になったりするため、間違いのないよう注意しましょう。
紙パックの機能で選ぶ
対応する紙パックが分かったら、欲しい機能のある紙パックを選びましょう。
例えば、普段はノーマルタイプを使い、花粉の気になる季節はアレル物質対応の紙パックを使うなど、使い分けてもよいでしょう。
欲しい機能のある紙パックを使うことで、より快適なお掃除ができます。
まとめ:紙パック式掃除機はゴミ捨てもお手入れもラクしたい方にオススメ!
紙パック式掃除機は、ゴミ捨てが簡単で衛生面に優れる点がメリットです。
紙パックがフィルターの役割を果たすため、サイクロン式掃除機のように頻繁なお手入れの必要もありません。また、紙パック自体にさまざまな性能を付与できることから、アレル物質の抑制など、目的に合わせて選ぶことも可能です。
ただし、お手入れが簡単とはいえ、紙パックにゴミが溜まったまま使うと、吸引力の低下や故障の原因になってしまいます。
1カ月に1度は紙パックの状態を確認し、適宜交換しましょう。
また、各社共通タイプの紙パックを使うと、故障の原因になりかねないため、純正紙パック(純正品)を推奨します。
以上の点を踏まえ、掃除機を選ぶ際はライフスタイルや何を重要視するかに合わせて検討するのがオススメです。
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この記事を書いた人
くらトク編集担当