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ふとん乾燥機の活用法や電気代、お手入れの仕方までを紹介

ふとん乾燥機の活用法や電気代、お手入れの仕方までを紹介
その他|2022.11.18

ジメジメした季節に布団の湿気やダニが気になる方は、ふとん乾燥機を使ってみてください。
 
ふとん乾燥機はマットタイプとマットレスタイプの2つの種類に分かれます。
 
本記事では、ふとん乾燥機のさまざまな活用法や天日干しとの違い、電気代、お手入れの仕方をご紹介します。

ふとん乾燥機は布団や靴を乾燥できる家電

ふとん乾燥機は、掛布団と敷布団の間に温風を送り、布団を乾燥させたり、ダニ対策ができる家電です。
 
なお、「ふとん乾燥機」という名称から、布団にしか使えないように思われますが、以下のようにさまざまな機能を備えています。

  • まくらの乾燥
  • ブーツやスニーカーなど靴の乾燥
  • 洗濯物やレジャー小物の乾燥
  • 布団のあたため

ふとん乾燥機の2つの乾燥方式

ふとん乾燥機は乾燥方法により、マットタイプとマットレスタイプ(ホースタイプ)の2つの種類に分かれます。

ここでは、それぞれの特徴と、メリット・デメリットをみていきましょう。

1.マットタイプ

マットタイプは隅々まで均一に布団をあたためられるため、天日干しのような乾燥と快適さを実現できるメリットがある反面、マットを敷きこむため手間がかかるというデメリットがあります。

2.マットレスタイプ(ホースタイプ)

マットレスタイプ(ホースタイプ)は、掛布団と敷布団の間にホースなどを入れ込み温風を送り込むタイプです。
 
設置が簡単なので手軽に布団を乾燥できるメリットがある反面、マットタイプと比べると、熱が隅々まで行き渡らないというデメリットがあります。
 
また、布団のサイズが大きいと、あたたまる部分に偏りができてしまいます。

天日干しとふとん乾燥機の違い

布団を乾燥させる方法はふとん乾燥機以外に、天日干しがあります。
 
しかし、天日干しは天候に左右されやすいだけでなく、実はダニ対策には効果が薄いのをご存じでしょうか。
 
ここでは天日干しと比べたふとん乾燥機のメリットを紹介します。

1. 天候や時間に左右されない

布団の天日干しは、よく晴れて乾燥した日の午前中から午後2時頃までの間に、約2時間行うのが効果的です。
 
しかし、共働き世帯が増えており、上記の時間帯に布団を干すのが難しかったり、梅雨時期は干せない日が多く、天気がよくても花粉やホコリの付着も気になるでしょう。
 
そのような時に、ふとん乾燥機であれば、天候も時間も気にせず利用できます。

2. 紫外線ダメージを気にしなくてよい

天日干しの場合、紫外線により寝具にダメージが生じることがあるため、素材によって干し方を変える必要がありますが、ふとん乾燥機では、一般的な布団用素材であれば使い方を変える必要はありません。
 
ただし、60〜65℃の温風が出るため、素材の耐熱温度を確認した上で利用しましょう。
また、機能性寝具は温度により性能を損なう恐れがあるため、使用前に確認してください。

3. ダニ対策に強い

布団にはダニの餌となる髪の毛や皮脂があったり、湿気がこもるため、ダニが繁殖しやすいです。
そのため布団を清潔に保つことはもちろん、湿気も取り除く必要があります。
ふとん乾燥機には、ダニ対策専用の機能が搭載されているため、効果的にダニ対策が可能です。

ふとん乾燥機を使用する頻度

ふとん乾燥機はわざわざ天日干しをしなくても、布団を乾燥できる便利なアイテムです。
ただ、あまりにも頻繁に使用すると、布団を傷めてしまうのではと心配な方もいるでしょう。ここでは、 ふとん乾燥機を使用する頻度をみていきましょう。

基本は週1度

梅雨の時期など、特に湿度が気になる季節以外は、週に1度程ふとん乾燥機を利用すると、快適な状態を維持できます。
 
また、ダニは乾燥を嫌うため、こまめに通常モードで運転するだけでも、繁殖防止につながります。

湿気が気になるときは週に2~3度

梅雨の時期など、湿気が気になるときは、週に2〜3度程使用し布団をしっかり乾燥させましょう。
 
部屋の湿度が高いと、せっかくふとん乾燥機を使っても布団に湿気が戻ってしまうため、ふとん乾燥機を使うときは、除湿機やエアコンで部屋の湿気を取ってから使います。

ダニ対策はダニ対策モードを使用

ふとん乾燥機にダニ対策モードがあるときは、ダニが気になる季節はダニ対策モードを使用してください。

ふとん乾燥機の電気代は

ふとん乾燥機の消費電力はメーカーや機種、利用するコースにより若干差はあるものの、680W程度となります。
 
1kWh(=1,000Wh)あたりの電気代の目安は31円(税込)とされているため、1Whは0.031円です。
 
ふとん乾燥機1時間あたりの電気代を計算すると21.1円となり、1カ月あたり(30日間)毎日1時間使ったとしても、1カ月あたりの電気代は633円です。
コインランドリーよりも低コストに抑えることができます。
 
出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会

ふとん乾燥機のお手入れ方法

ふとん乾燥機のお手入れ方法は以下のとおりです。

月に1度はフィルターのお掃除

月に1度はフィルターを取り外してホコリなどを掃除機で吸いとりましょう。
汚れがひどい場合は水洗いし、よく乾かした後、ふとん乾燥機に取り付けます。
 
また、本体にホコリが溜まっているときは、掃除機などを使って取り除きます。
なお、フィルターは消耗品のため、破損したら取り替えてください。

半年に1度は乾燥マットのお手入れ

マットタイプの製品では、半年に1度、ぬるま湯に中性洗剤を入れてマットを入れ押し洗いしましょう。
 
その後、よくすすいで、静電気防止のため、柔軟剤を入れて仕上げ洗いをします。
洗い終わったら陰干しして、乾いたら取り込みます。
 
なお、摩耗防止のため、洗濯機で洗ったり、アイロンをかけることは避けてください。

まとめ:布団の湿気やダニが気になるならふとん乾燥機を活用しよう

ふとん乾燥機は布団の湿気を取り除き、温風によりダニ対策もできる電化製品です。
 
また、布団だけでなく、靴や衣類の乾燥、クローゼットの湿気取りにも役立つため、湿気が気になる時期にはふとん乾燥機を活用してみましょう。
 
なお、マットタイプとマットレスタイプでは使い方が異なります。
正しい使い方を理解して、布団をカラッと快適に保ちましょう。

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