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キッチンシンク(流し)の掃除方法は?汚れの種類やキレイに保つポイント・大掃除の方法も

キッチンシンク(流し)の掃除方法は?汚れの種類やキレイに保つポイント・大掃除の方法も
キッチン|2024.12.23
キッチンシンクは毎日使用する場所であり、衛生面の観点からも清潔に保つ必要があります。ステンレスや人工大理石など素材もさまざまで、素材によってはお掃除の際に傷む可能性があるため注意が必要です。今回は、キッチンシンクの掃除方法を詳しく解説します。毎日キレイな状態を保つ方法、大掃除の方法やシンクの素材別の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
 

【日々の掃除に!】日常的なキッチンシンク(流し)の掃除方法


キッチンシンクを清潔に保つためには、日々のお掃除が重要です。汚れは時間が経つほど落ちにくくなるため、可能な限り早く取り除きましょう。日々のお手入れを習慣化することで、汚れの蓄積を防げます。
 
簡単な拭き掃除に加えて、定期的にキッチンシンクを中性洗剤で洗浄する方法もオススメです。最後に水気をしっかりと拭き取ることで、水アカやサビの発生を予防でき、キレイな状態をより長持ちさせられます。
 
ここでは、毎日のキッチン掃除に必要なものと手順を紹介します。
 
毎日の掃除に必要なもの

  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • ウェットシート
  • ブラシ(細かい部分用)
  • 排水口のネット

 
手順

  1. キッチンシンクをお掃除:洗剤を使い、スポンジでキッチンシンク内を洗浄
  2. コンロ周りを拭く:油汚れが残っていないか確認してウェットシートで拭き掃除、コンロの天板周辺の溝の汚れをブラシでお掃除
  3. 床をお掃除:調理時などに飛び散った油や調味料などの汚れを清掃
  4. 排水口:排水口にかぶせているネットの交換を行う

 
お掃除をする際は、キッチンシンクの素材に適した道具を選ぶことも大切です。例えば、ステンレス製の鏡面仕上げやホーロー素材のキッチンシンクは、硬いタワシやブラシで強くこすると表面に細かい傷がつく可能性があります。表面の傷は見た目を損ねるだけではなく、細かい傷に汚れが溜まる原因にもなるため注意が必要です。そのため、柔らかいスポンジを使用し、素材を傷つけずに汚れを落としましょう。
 

【念入りな大掃除に!】キッチンシンクの掃除方法

掃除の前に知っておきたい!キッチンシンクの汚れの種類

 

汚れの種類 汚れの特徴
水アカ 水に含まれるミネラル成分(炭酸カルシウムや炭酸マグネシウム)が水分の蒸発後に残って白く固まったもの。水道水が乾いた跡に残りやすい。
油汚れ 調理時に飛び散った油や食材から出た脂分がキッチンシンクに付着したもの。時間が経つと落としにくくなる。
石鹸カス 石鹸や洗剤に含まれる成分が水中のミネラル成分と反応してできた水に溶けない白い汚れ(金属石鹸)。浴室を中心に水回りで発生しやすい。
サビ キッチンシンクや周辺の金属部分が酸化することで発生する汚れ。キッチンでは赤茶色の汚れであることが多い。水分や塩分が多い環境で特に起こりやすい。
ぬめり・カビ 湿気の多い環境で繁殖する細菌やバクテリア、カビが主な原因。菌やバクテリアの繁殖はぬめりやピンクの汚れとして、カビは黒の斑点として現れることが多い。

 

【汚れ別】キッチンシンクの掃除方法・手順

キッチンシンクや蛇口は日常的に使うため、汚れがたまりやすい場所です。汚れが残ってしまい、簡単に落とせなくなった場合は、ある程度の時間を使って定期的にお掃除をすることが大切です。また、水滴は水アカを中心にさまざまな汚れの原因となるため、お掃除後はしっかり拭き取るようにしましょう。
 
キッチンシンクを清潔に保つためには、汚れ別の掃除方法を理解しておくことが重要です。ここでは、汚れ別の掃除方法を紹介します。自宅のキッチンシンクの汚れの種類に合わせて、掃除方法を選びましょう。また、各種洗剤や漂白剤、メラミンスポンジなどを使用する際は、必ず商品の説明書をよく読み、お掃除場所の素材に合わせて正しく使いましょう。
 

水アカの掃除

必要なもの

  • 酸性の洗剤やクエン酸と水(または酢)
  • 柔らかい布やスポンジ

 
手順

  1. スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1杯を目安に入れ、よく溶かす(洗剤や酢の場合は水と1:1で薄めて使用)
  2. 汚れ部分にスプレーして10~15分ほど放置
  3. 柔らかい布やスポンジで軽くこすり、水でしっかりすすぐ

 

油汚れの掃除

必要なもの

  • 中性洗剤
  • ぬるま湯
  • スポンジ

 
手順

  1. 中性洗剤をスポンジに含ませ、ぬるま湯で泡立てる
  2. 油汚れ部分を優しくこすり洗いする
  3. 水で十分にすすいで水気を拭き取る

 

石鹸カスの掃除

必要なもの

  • 酸性の洗剤やクエン酸と水(または酢)
  • 中性洗剤や弱アルカリ性洗剤、重曹
  • スポンジ

 
手順

  1. スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1杯を目安に入れ、よく溶かす(洗剤や酢の場合は水と1:1で薄めて使用)
  2. 汚れ部分にスプレーし、数分間放置
  3. スポンジでこすり、流水で十分にすすぐ
  4. 汚れが残る場合は、中性洗剤か弱アルカリ性洗剤、重曹水などをスプレーし、スポンジでこすった後、流水で十分にすすぐ

 

サビの掃除

必要なもの

  • サビ取り用洗剤や酢
  • 重曹やクレンザー
  • 布やスポンジ

 
手順

  1. サビ部分にサビ取り用洗剤や酢をしみこませたキッチンペーパーを貼る
  2. 数分放置後、キッチンペーパーをはがし、スポンジでこする
  3. 十分に水で洗い流す。
  4. 落ち切らなければ、重曹やクレンザーを付けて研磨するように布やスポンジでこする(物理的に研磨するため、傷がつきやすい場所には避けましょう)
  5. 再度十分に水で洗い流し、乾いた布で拭き取る

 

ぬめりの掃除

必要なもの

  • 中性洗剤
  • ブラシやスポンジ

 
手順

  1. 中性洗剤をスポンジに付け、ぬめり部分をこすり洗いする
  2. ブラシを使って細かい部分をお掃除する
  3. 十分にすすぎ、水気を拭き取る

 

カビの掃除

必要なもの

  • 塩素系漂白剤(またはカビ取り専用剤)
  • ゴム手袋
  • スポンジやブラシ

 
手順

  1. 窓を開けたり、換気扇を回したりと、換気が良い状態を作る
  2. 漂白剤を汚れ部分に直接塗布し、10~15分放置する
  3. ブラシでこすり洗いする
  4. 水で十分にすすぎ、よく乾かす

 
また、三角コーナーをはじめキッチン周りの物に汚れがこびりついている場合、塩素系漂白剤を使用する方法も有効です。塩素系漂白剤を薄めて布に染みこませ、汚れを拭き取りましょう。
 
【塩素系漂白剤使用時の注意事項】
塩素系漂白剤はカビ汚れを中心にさまざまな汚れを落とす効果が期待できますが、効果が大きい分、人体や素材にも影響があるおそれがあるため、使用時には特に注意が必要です。商品の説明書に従って、正しい用途・方法で使いましょう。
 
使用する際は必ず手袋を着用し、商品の説明書に従って適切な濃度で薄めてください。また、塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。絶対に同時に使用せず、使用中はもちろん、使用後しばらくは十分な換気を必ず行いましょう。洗剤だけでなく、クエン酸やお酢も酸性のため、十分に注意が必要です。水アカや石鹸カスの掃除でクエン酸やお酢、酸性洗剤を使った後、塩素系漂白剤をすぐに使うことも避けてください。逆も同様です。
 
また、天然石や金属製の物など、素材によっては使用できないものもあります。使用前に商品の説明書をよく読み、心配な場合は目立たないところで試使用するようにしましょう。
 

【キッチンシンクの素材別】掃除の際の注意事項

キッチンシンクをお掃除する際は、素材ごとに適切な方法でお手入れすることが大切です。素材によって特性が異なるため、それぞれの注意点を理解しておきましょう。
 
ステンレス製のキッチンシンクは塩素に弱い性質があります。塩素系漂白剤を使用した場合は、お掃除直後に必ず水で十分に洗い流すことが重要です。塩素が残ったままの状態になっていると、キッチンシンクにサビや変色を引き起こす可能性があるため、丁寧にすすぎましょう。
 
また、先述の通り、塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。独特の刺激臭によって鼻や口、喉などに痛みを感じるほか、高濃度の有毒ガスを多量に吸うと中毒が起きる恐れもあり大変危険です。クエン酸やお酢も酸性のため、塩素系漂白剤とは絶対に一緒に使わないようにしましょう。
 
ホーロー素材のキッチンシンクは見た目の美しさが特徴ですが、傷がつきやすいため注意が必要です。お掃除する際は柔らかいスポンジを使い、優しくこすります。台所用中性洗剤をスポンジに付けて汚れを落とし、水で洗剤を十分に洗い流した後、最後に乾いた布で拭き取ると、清潔な状態を維持できます。
 
人工大理石のキッチンシンクは、ほかの素材と比較し熱に弱いという特性があります。高温のお湯を使うと変色や劣化を招くおそれがあるため、ぬるま湯程度の温度でお掃除をしましょう。また、化学的なダメージを避けるために、使用する洗剤も中性洗剤を選ぶと安心です。
 
キッチンシンクの素材ごとの特性を理解して適切にお手入れすると、傷や変色を防ぎ、美しい状態を長く保てます。
 

キッチンシンクを日々キレイに保つためのポイント

 
毎日キッチンシンクのお掃除をするのは手間がかかり、忙しい方にとって負担になるのではないでしょうか。キッチンシンクを日々キレイに保つためには、素材や汚れに合わせた洗剤や掃除道具を使用するとお掃除にかかる時間を短縮できます。
ここでは、キッチンシンクをキレイに保つためのポイントを詳しく解説します。
 

シンクの素材や汚れに合った洗剤・掃除道具を使う

キッチンシンクを清潔に保つためには、汚れの種類やキッチンシンクの素材に応じた洗剤や掃除道具を使うことが大切です。汚れには水アカ、油汚れ、石鹸カスなどさまざまな種類があり、それぞれに効果的な洗剤があります。
 
例えば、酸性のクエン酸は水アカや石鹼カスの除去に適していますが、ぬめりや皮脂、油汚れにはアルカリ性の洗剤の方が効果的とされています。付着したばかりの汚れであれば、そこまで気にする必要はありませんが、しつこい汚れを掃除する際には、洗剤の種類にも気を付けると汚れが落としやすくなるかもしれません。
 
また、先述のとおりキッチンシンクの素材によっても適した掃除道具が変わります。ステンレス製やホーロー製のキッチンシンクは、硬いブラシや金属製のタワシを使用すると表面に傷がつくことがあります。
 
一方、人工大理石のキッチンシンクは熱や衝撃に弱いため、お掃除時には注意が必要です。柔らかいスポンジや中性洗剤を使い、優しくお手入れをしましょう。
 

乾拭きなど小まめな掃除を欠かさない

キッチンシンクをキレイに保つためには、日々のお手入れを欠かさず行うことが重要です。お掃除の基本は、スポンジを使ってキッチンシンク全体を軽く洗い、水ですすぐだけです。簡単なお掃除を習慣化することで汚れの蓄積を防ぎ、キッチンシンクの清潔さを保てます。汚れは放置する期間が長くなるほど頑固で落としにくくなる傾向にあるため、早めに対処をしましょう。
 
また、お掃除後に水分を放置しておくと、新たな汚れが発生する原因となります。水アカやサビ、ぬめりなどを防ぐには、キッチンシンク全体や目立つ場所の乾拭きを習慣化するのがオススメです。使用後に乾拭きをすることで、余分な水分や水滴を取り除き、キッチンシンクがキレイな状態を維持できます。
 

できるだけシンクの周りに物を置かない

キッチンシンク周りを清潔に保つためには、できるだけ物を置かないようにすることが重要です。キッチンシンクの周りに物が多いと、物を避けながらお掃除をしなければなりません。お掃除の手間が増えるだけではなく、物の下や隙間は風通しが悪く乾燥しにくいため、汚れが発生しやすく、しつこい汚れも溜まりやすくなります。また、面倒な分、お掃除の頻度が減ることで汚れが蓄積し、落としにくくなることもあるでしょう。
 
普段使っているキッチンシンク周りのアイテムを見直してみるのも有効です。本当に必要なものだけを残し、余分なものを置かないことで、お掃除の対象箇所が減り掃除時間が短縮できます。結果としてお掃除のハードルが下がり、日常的な拭き掃除がしやすくなるでしょう。
 
キッチンシンク周りで毎日使っているものをチェックし、不要なものを整理します。物を減らすことでスペースが確保され、清掃がスムーズになり、キッチンシンクをより清潔に保つことができます。
 

コーティングをして汚れを防ぐ

キッチンシンクを清潔に保つための方法として、コーティングを施す方法もあります。キッチンシンクにコーティングをすることで、表面に汚れが付きにくくなり、付着しても簡単に取り除けるようになります。コーティング加工は、お掃除の手間を軽減し、清潔な状態を長く維持するために非常に役立ちます。
 
また、水や汚れをしっかりとはじく効果が生まれ、毎日のお掃除がより短時間で行えるようになることもメリットです。特に、水アカや油汚れなどがキッチンシンクの表面に残りにくくなるため、こびりつきや頑固な汚れを予防できます。コーティング効果により、日々のお掃除の手間が軽減され、キッチン掃除も快適になるでしょう。
 

落ちない汚れはプロの業者に掃除を依頼

キッチンの清潔を保つためには、小まめにお掃除をするだけではなく、定期的にプロにクリーニングをしてもらうのもオススメです。プロの手によるお掃除を取り入れることで、キッチンシンクをより安全かつ確実にキレイに保つことができ、キッチンの快適さを長く維持することができます。
 
三菱電機が運営する「くらトク」では、シンクのお掃除を含むハウスクリーニングや家事代行に加え、便利なミールキットや冷凍弁当の割引販売など、忙しい方々をサポートするさまざまなサービスを提供しています。専門のスタッフが、より充実した生活をサポートいたしますので、家事やお掃除に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ「くらトク」をご利用ください。
 
家事代行とハウスクリーニングは、受けられるサービスの内容に違いがあります。家事代行は掃除、洗濯、料理など、日常的な家事を代行するサービスです。ハウスクリーニングは、専門的な清掃方法でキッチンシンクのほか、エアコンやお風呂場など、専門スタッフの手によるクリーニングを行います。家事代行は日々の生活に必要なことを柔軟にサポートし、ハウスクリーニングはこびりついた汚れやサビ、カビの除去など、専門の道具やスキルを用いたお掃除が必要な場合にオススメです。
 

 

毎日のキッチンシンク掃除を習慣にし、キレイな状態を保ちましょう

キッチンシンクの油汚れや水アカは、放置すると固着したり、サビの原因になったりすることもあります。汚れの悪化を防ぐためにも、日々のお掃除を怠らず、汚れが付着した際はすぐに取り除くことが大切です。
 
自分で汚れを落とそうとして強くこすったり、不適切な道具や洗剤を使用したりすると、キッチンシンクに傷がついてしまうことがあります。一度ついた傷は消すことができず、傷の部分に汚れやサビが発生しやすいため注意しましょう。特に頑固なこびりつき汚れがある場合や、傷つきやすい素材のシンク掃除は、無理をせずプロの力を借りるのがオススメです。
 
蓄積した汚れや繊細な素材のシンク掃除は三菱電機のハウスクリーニングサービス、毎日のお掃除や定期的なお掃除の時間を確保できない方はお掃除を代行する三菱電機の家事代行サービスをぜひご検討ください。
 

 
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くらトク編集担当

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