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暑くて寝苦しい夜に!「おやすみサポート」を使ったエアコン活用テクニック

暑くて寝苦しい夜に!「おやすみサポート」を使ったエアコン活用テクニック
エアコン|2022.08.30

一般的には、暑くて寝苦しい夜、快眠の条件はエアコンの設定温度を28℃以下に設定し、一晩中つけたままにした方が良いと言われています。
 
とはいえ、エアコンをつけっぱなしにすると、冷え、乾燥、電気代が気になる方も多いかもしれません。
 
そのようなときに活用したいのが三菱電機家電統合アプリMyMUの「おやすみサポート」機能です。※1
 

1「おやすみサポート」機能対象エアコン
無線LANモジュール(内蔵)当社製エアコン、無線LANアダプター(別売)「MAC-900IF」または「MAC-895IF」を取り付けた当社製ルームエアコン。当社製ハウジングエアコンには対応しておりません。

 

寝る前に切タイマーをセットするだけで、タイマーが切れた後は、設定された室温に達するたびに自動で冷房運転のON/OFFをくり返し、お好みの室温を保つことによって快適な眠りをサポートします。
おやすみサポートイメージ

本記事ではエアコンを使った快眠方法と、MyMUアプリ「おやすみサポート」の機能や特徴をご紹介します。

エアコン活用時の快眠につながる4つのテクニック


暑くて寝苦しい夜はエアコンを活用し、寝やすい環境を整えましょう。
その上でポイントとなるのが寝室の温度設定です。

また、寝るときの衣類や寝具にもこだわると、よりよい睡眠環境を整えられます。

1. エアコンは一晩中つけておく

暑くて寝苦しい夜はエアコンの切タイマーを使わず、一晩中つけておきましょう。
 
途中で切れると温度上昇で目が覚めてしまうので、つけっぱなしがオススメです。
熱中症は日中だけでなく、寝ている最中や気が付かないうちに発症するケースも少なくありません。
 
熱帯夜では、睡眠の質を高めるだけでなく、熱中症予防のためにも、室温が28℃以下になるように一晩中エアコンをつけておくのがオススメです。
 
しかし、一晩中エアコンをつけるとなると、寝冷えや電気代などが気になる方も多いでしょう。実際には、エアコンをつけっぱなしではなくタイマーを設定する方も多いはずです。
 
当社の比較実験では下記に示すように、つけっぱなしより、つけなおしのほうが積算消費電力量(電気代)が若干低いという結果も出ています。

設定温度(°C) 積算消費電力量(Wh)※2 停止時室温上昇(°C)
入り切り 24 1,301 2.5
26 1,041 2
28 588 1.5
つけっぱなし 24 1,582 -
26 1,213 -
28 697 -

2:"8時間"での概算消費電力量。MSZ-GE2520。
当社環境試験室(8畳)外気温30℃・外気湿度75%・風速「自動」・設定温度24℃、26℃、28℃において入り切り(2時間つける→1時間切る→2時間つける→1時間切る→2時間つける)とつけっぱなしにした場合の概算消費電力量(Wh)。
実際にはお住まいの地域、お部屋の環境、ご使用条件等により変わります。

 
そんなときに活用したいのが三菱電機家電統合アプリ MyMUの「おやすみサポート」機能です。
 

事前に「おやすみサポート」機能を有効にする時間帯、冷房運転を開始する室温、エアコンの冷房運転時間と温度を設定しておけば、就寝前に切タイマーをセットするだけでOK。

おやすみサポートイメージ

エアコンの冷房モードで、リモコンなどで設定されている温度とは別に、お好みの温度を設定できるので便利です。
 
「おやすみサポート」を使えば、タイマーでエアコンが切れた後の部屋の温度上昇をモニターし、設定された室温になればエアコンの冷房運転を自動で再開、設定時間経過後に停止する操作をおやすみサポート有効時間内でくり返します。
 
このように、タイマーでエアコンが切れた後の冷房運転のON/OFFを自動化できるため、エアコンをつけなおす手間が省け、暑さで目が覚めてしまう悩みから解放されます。
 
また、「おやすみサポート」には学習機能が備わっており、学習が完了するとユーザー一人ひとりに最適な室温で自動冷房運転を開始することができます。
 
学習後はその室温になれば自動で冷房運転のON/OFFをくり返してくれます。

2. パジャマは長袖・長ズボンを着る

パジャマを着ることで、就寝中のエアコンによる体の冷えを防止します。
 
また、暑いからといって薄着で寝るよりも、長袖・長ズボンの方が寝汗を吸収するため、寝具が蒸れず快適に眠ることが可能です。
 
パジャマを選ぶときは、綿、麻、シルクなどの天然素材で作られた製品がオススメです。
これらの素材は、吸湿性が高く蒸れにくいため、汗をかく夏の夜に最適です。
 
反対に、ポリエステルなどの化学繊維は汗をほとんど吸収しないので、就寝中に蒸れて寝苦しく感じるかもしれません。

3. 接触冷感寝具とエアコンを併用する

接触冷感寝具とは、生地表面の熱伝導率が高く、触れるとひんやりと感じる寝具です。
暑がりの方は、エアコンだけでなく接触冷感寝具を併用するのもオススメです。
 
寝る前にエアコンで寝具を冷やしておくと、より冷たさを実感できます。
また、寝具が冷たく感じられる分、就寝中のエアコンの温度を下げすぎずに済む点もメリットです。

 
合わせて、速乾性の高さや、肌ざわりも確認し最適なものを選んでください。

4. エアコンの温度は2段階で設定する

エアコンの温度設定は就寝前と就寝中で変化をつけると、より快眠に適した環境作りが可能です。
 
日中に室温が上昇すると、天井や床などに熱が溜まります。
夜は寝ている間に溜まった熱が放出されるため、一気に室内が暑くなってしまいます。
 
寝る1時間前は涼しく感じる程度にエアコンの温度を下げて、室内のこもった熱をしっかり冷やしましょう。
 
部屋を冷やす際は、クローゼットなど温度と湿度がこもっている場所の扉も開けておくのがポイントです。
 
寝るときは少し設定温度を上げて、寝ているときの冷えを防止します。
事前にしっかり室内を冷やすことで、就寝中に穏やかに室温が上がるため、暑くて目が覚めるという心配もありません。
 
しかし、忙しい日常でエアコンの温度設定を自分で管理するのは面倒な方も多いでしょう。そんなときにもMyMUアプリの「おやすみサポート」機能が活躍します。
 
「おやすみサポート」では、目覚めてしまう温度にならないよう上限の温度設定をしておくことで、その温度まで室温が上昇したら、エアコンを自動で起動させて冷やす機能が備わっています。
 
「おやすみサポート」では就寝前の本体の設定温度とは別に、就寝中の温度を別途設定できるので、2段階の温度設定による運用が可能です。

エアコンのつけっぱなしは不安もある?

暑くて寝苦しい夜はエアコンをつけっぱなしで寝た方がよいものの、中には喉や肌の乾燥などが気になる方もいるでしょう。
 
また、エアコンをつけて寝た翌日に体がだるくなるのは、一般的に冷えが原因と言われています。
 
寝苦しくてもエアコンのつけっぱなしが気になる方にもMyMUアプリの「おやすみサポート」機能はオススメです。

お好みの温度を自動で学習

「おやすみサポート」機能で冷房運転を開始する室温の設定は、自動とお好みの室温の2つがあり、自動に設定すると、ユーザーが暑くてエアコンをつけなおしをした室温を学習することにより、ユーザー一人ひとりに最適なつけなおしをする室温に設定してくれます。
 
室温が何℃になればつけなおしをしたら良いのか分からない方にもオススメの設定です。
 
自動の場合、ユーザーによる複数回のつけなおしを行い、ユーザー一人ひとりに最適な冷房運転を開始する室温を学習する必要があり、学習完了後は学習した室温になれば自動で冷房運転を開始します(学習中は自動で冷房運転を開始しません)。
 
お好みの室温の場合、ユーザーが自ら好みの室温を設定し運転するため、すぐに「おやすみサポート」機能がご利用いただけます。
 
なお、学習はお好みの室温に設定した場合でも継続されているため、あとから自動に設定を変更することも可能です。
 
これらの機能により、暑さも寒さも気にせず、お好みの睡眠温度を維持できます。
「おやすみサポート」機能による冷房運転時間は30分〜3時間の範囲で、10分単位で設定できます。

「入 / 切タイマー」との違い

「おやすみサポート」機能と似た機能に入 / 切タイマーがあります。
両者の違いは、設定した温度で運転を再開するかどうかです。
 
入 / 切タイマーは、所定の時間が経過した際に、冷房をつけたり消したりする機能です。
 
たとえば、切タイマーを就寝後3時間にセットします。
3時間後に切れるのは良いものの、その後室温が30℃を超えてもエアコンは運転しません。
 
暑くて途中で目が覚めるだけでなく、再度エアコンをつけなおす必要があります。
 
一方、「おやすみサポート」機能なら、冷房運転を開始する室温を27℃に設定しておけば部屋の温度が27℃以上になれば自動で冷房運転を開始します。

MyMUアプリの「おやすみサポート」機能を使った快眠方法

MyMUアプリの「おやすみサポート」機能を使う際は、冷房運転を開始する室温を26~27℃(電気代が気になる方は28℃ + 通気性が高い敷パッドなどの活用)にし、運転時間は長めに設定するのがオススメです。

就寝中の設定温度は26~28℃に設定

「おやすみサポート」の冷房運転を開始する室温は、26〜28℃を目安に設定しましょう。

運転時間は長めに設定する

「おやすみサポート」の運転時間は30分から3時間の範囲で10分単位の設定ができるものの、できれば長めに設定しましょう。
 
設定時間が短すぎると、設定温度まで下がる前に運転を停止する可能性があるためです。
 
寝室の広さにより異なるものの、1時間程度など余裕をもった設定にして、様子を見ながら運転時間を調整してください。

さらに快眠度をアップさせる豆知識

寝る前の一工夫でさらに心地よい眠りを目指しましょう。
快眠度をアップさせる豆知識をご紹介します。

1. 寝る前にシャワーやお風呂で温まる

寝る2時間ほど前に40℃前後のぬるめのお風呂に入りましょう。
 
お風呂に入ることでリラックスできるだけでなく、深部体温が一時的に上がって寝るタイミングで下がるため、体が入眠状態に移行しやすくなります。
 
もし、暑くて入浴できないときは、シャワーだけでも浴びて日中かいた汗を洗い流しましょう。
 
なお、熱すぎたり冷たすぎるお風呂やシャワーは刺激となり、眠気が覚めてしまうため適していません。

2. 寝る前はコップ1杯程度の水分を補給する

寝る1時間前に、コップ1杯分の水分を補給しましょう。
 
人は寝ている間に350〜500ml程度の汗をかいており、夏の時期はその量はさらに増えます。
 
そのため、寝る前に水分補給をし、喉や体の乾きを防止しておきましょう。
なお、水分補給には常温の水が適しています。
 
お茶やコーヒーなどカフェインの含まれる飲料は覚醒作用があり、糖分の多いジュースは肥満や虫歯の原因になるため、控えるようにしましょう。

3. 寝室は換気をする

キッチンと異なり、寝室にはニオイが充満することもなく、換気の重要性はあまり意識されていません。
 
しかし、換気をしないとCO2濃度が上昇し、睡眠の質に影響が出ることもあります。
短時間でもよいので窓とドアを開けるなどして、空気の流れを作り、室内を換気しましょう。
 
もし、窓を開けるのが難しい場合は、換気扇を回すだけでも問題ありません。

4. 扇風機は直接風があたらないようにする

扇風機を併用する際は、送風が直接体にあたらない位置に置きましょう。
 
送風が体にあたると体温が低下し、寝冷えの原因となるためです。
同様の理由から、エアコンの送風も寝ているときにあたらない向きに調節します。
 
一般的に、冷たい空気は床付近に溜まり、温かい空気は天井に上るため、扇風機は寝室内の空気を循環させるために使います。

5. 湿度は40~60%に設定する

気持ちよく眠るためには温度だけでなく、湿度にも気を付けてみましょう。
 
快眠に最適な湿度は40〜60%とされています。
これより低いと喉や肌の乾燥が気になり、高いとムシムシとして寝苦しくなってしまいます。
 
寝室の湿度を除湿機や加湿器を使って適湿に保つとより質の高い睡眠につながるでしょう。

まとめ:夏の夜は「おやすみサポート」機能を活用してぐっすり眠ろう!

暑さが気になる夜は、タイマーを設定せず、寝ている間もエアコンをつけ続けることが快眠につながります。
 
しかし、エアコンのつけっぱなしは、夜間の体の冷えなどが気になる方もいます。
 
そこで、夜にエアコンをタイマーで切った後、設定温度に達すると自動で運転を開始する、MyMUアプリの「おやすみサポート」機能の活用がオススメです。
 
MyMUアプリの「おやすみサポート」機能を活用すれば、お好みの室温を保ち、夜中に暑さや寒さで目を覚ますことなく、眠ることができます。
 
本記事で紹介した快眠テクニックや豆知識も参考に、寝苦しい夜を快適に過ごしましょう。
 
・MyMUアプリ紹介サイト
MyMUアプリのご紹介|三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)
 
・「おやすみサポート」機能紹介サイト
おやすみサポート機能|MyMUアプリのご紹介|三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)
 
・三菱ルームエアコン紹介サイト
三菱ルームエアコン 霧ヶ峰 | 三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)

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